2020-08-11
音楽クリエイターKEN asano FUJIKAWAの活動20周年を記念したワークスアルバム8/12発売!

作曲家・音楽プロデューサーKEN asano FUJIKAWAの20周年ワークスアルバム『20/45』リリース直前、ご本人からオンラインで同作に対する思いを伺った。
−−2月にお話しをお伺いした際には、まだ個人的なお気持ちの段階と仰っていたワークスアルバムのリリース計画でしたが、半年後には形になりました。今のお気持ちはいかがですか?
KEN asano FUJIKAWA(以下KEN):あの時は思いつきで言ってしまったのですが、周囲のご理解とご協力を得て形にできました。今はただ感謝の気持ちしかないですね。特に今年はいろいろとありましたから、正直なところ途中でリリースを諦めようと思ったこともありましたし…。
−−それは新型コロナウイルスの影響ですか?
KEN:そうですね。特に4月以降は関わっているアーティストの作品もリリースの中止や延期が相次ぎましたから、そんな中で自分はワークスアルバムをリリースして良いのかな…と。でもこのアルバムは一人もしくは極少人数で制作できるので三密を避けて進められるなと。他にリリースを躊躇する理由があるとしたら、中止や延期になったアーティストへの気遣い?後ろめたさ?そんな感情でしたから、それは不毛だなと思ったんですよね。自粛しながら制作できる作品を出さないでどうすんの?って。
−−具体的にはどのように三密を避けて制作をされたのですか?
KEN:作曲作品集ですから、大半は過去にリリースされている楽曲なんですね。既にあるマスターをそのまま使う曲はリマスタリングするだけですから、基本的にマスタリングエンジニアに任せて最終段の調整だけエンジニアと二人で。トラックを差し替えたりミックスを変えたりしている曲もあるんですが、それらについては差し替えトラックは僕一人の自宅作業で、その後はミキシングエンジニアとデータのやり取りだけで進めました。新録曲も同じです。自宅にボーカルブースもありますし最低限のレコーディング環境は整っていますから、アーティストと僕の二人だけでレコーディングをして、そこから先はエンジニアとデータのやり取りで。ジャケット撮影もギターのブツ撮りでしたから、カメラマンのスタジオにギターを運んであとは宜しくお願いしますって感じで。撮影が終わったらデザイナーがギターをピックアップしに行ってくれたりと。こんな話をすると何だか適当に作ったかのように思われるかもしれませんが、エンジニアもデザイナーもカメラマンも幾つもの作品を共にしてきた信頼できる仲間だからこそできたことだと思います。
−−仲間との信頼関係があったからこそ完成した作品。とても素敵ですね。
KEN:皆さん僕の好みだったり拘りたいポイントだったりをよくご存知で、すごく汲んでくださって、コロナ禍で制限がある中での制作だったにも拘らず大満足の仕上がりになりました。
−−信頼関係こそWithコロナの時代においては重要ですね!
KEN:そう思います。それは僕らみたいな仕事じゃなくても言えると思いますよ。信頼関係は相見積では計れません!(笑)
−−では収録曲についてもお聞かせください。何と言っても収録曲数が48曲というボリュームです。
KEN:これでも今まで作ってきた楽曲の半分以下なんですが、どれも可愛い我が子みたいなものですから、あれも入れたいこれも入れたいで結局3枚組48曲という仕様になりました。その中の5曲は『20/45』で初音源化となる作品です。
−−池田彩さんと和楽器バンドの山葵さんによる企画ユニット池田山葵の「運命(さだめ)」も初音源化楽曲の1曲ですね。
KEN:そうですね。コナミさんのGITADORA用に作った曲なんですが、『20/45』に是非収録したくて原盤をお借りしました。快くお貸しくださったコナミさんにも感謝です。
−−2月にお伺いした際に仰っていた新人アーティストを発掘して新曲を歌っていただくという計画も実現されましたか?
KEN: Twitterでアーティスト募集を呼びかけてDMにご応募いただいた動画で歌唱審査を行い、最終審査は三密を避ける意味でSHOWROOOMのイベントで行いました。その結果『20/45』の新人アーティスト枠に決まったのが海老沢茜さんで、DISC2に収録している「ソラノカケラ」という楽曲を提供しました。
−−mamiさんやRe:Jewelさんにも新曲を提供されましたね?
KEN:『20/45』の制作を決めた時から、ただ過去の作品を集めた作品集にするのではなく、新曲も入れて未来に繋がるアルバムにしたいという思いがありました。そこで、これまでに楽曲提供させていただいたことがあって現在も活動しているアーティストに新曲提供の提案をさせていただきまして。とは言え、既存曲からも収録したい作品が沢山あったので、全員に新曲を提供するのは無理があり、そんな中でmamiさんとRe:Jewelさんからは僕の曲を本当に必要としてくれているという高い熱を感じましてこの二組に提供を決めました。DISC1の「トランキライザー」とDISC3の「TiCTA★TALE」がそれです。
−−「ふるさとへ」は思いも寄らない楽曲でした。日本の原風景が思い浮かぶようでした。
KEN:唱歌ですから異色ですよね。この曲は4年前に亡くなった祖父からの依頼で作ったプライベートな作品なので音源化する予定はなかったのですが、思うところがあって今回収録しました。
−−どのような思いがあったのですか?
KEN:前回のワークスアルバム『15/40』を聴いた祖父から、祖父が幼少期から過ごした桜井村(現在の神奈川県小田原市北部)を歌にしてほしいと言われたことがあったのですが、後回しにしてしまっていたんです。祖父の余命が僅かだとわかった時に、これを作らなかったら後悔するなと思って急いで作りまして、何とか息のある内に完成はしたのですが、意識が混濁している中で聴かせたのでちゃんと届いたかどうか…。生きている者のエゴかもしれませんが、原案として祖父の名をクレジットして『20/45』に収録しました。
−−ロックありポップスあり、パンクにダンスにワールドミュージック、そして唱歌まで、『20/45』には本当に幅広いジャンルの楽曲が収録されていますが、どの曲からもKENさんらしさを感じます。作曲時に意識されていることがあったら教えてください。
KEN:僕の作曲方法は基本的に鼻歌です。鼻歌をボイスレコーダーに録っておいて、その後楽器に向かって仕上げていきます。昔は始めから楽器に向かって作ることもありましたがどうもしっくり来ないんですよね。今は原点回帰で鼻歌ベーシック。つい口ずさんじゃうような曲という点を大切に素直に作っています。だから意識している点としては「無意識」ということになりますかね。
−−最後に『20/45』の聴きどころなど総括をお願いします。
KEN:どの曲にも思い入れがあるので聴きどころと言うと難しいですが、このアルバムを通じて僕が提供した作品を歌っているアーティストに興味を持ってもらえたら一番嬉しいですね。
目まぐるしいサイクルで新譜がリリースされる商業音楽。
私たちリスナーも常に新しい音楽を求めて、数年前の楽曲を古い物として扱ってしまう。
今回のお話を伺った上で『20/45』を改めて聴いてみると、1曲1曲を大切にしている音楽クリエイターや制作スタッフたちの思いが伝わってくるようで、今後ポピュラーミュージックの聴き方が変わりそうだ。
【本文紹介作品概要】
タイトル:20/45
アーティスト:V.A.
仕様:3枚組アルバムCD
発売日:2020年8月12日(水)
発売元:株式会社ユニオンミュージックジャパン
販売元:タワーレコード株式会社
品番:UMCT-0370〜2
定価:4,500円+消費税
収録曲:全48曲(下記リンク『20/45』特設ページ参照)
【イベント情報】
イベント名:UNION STAR’S 2020(Day2・Cブロック)
日時:2020年9月21日(月・祝) / 開場:16:10 / 開演:17:40
会場:新宿ReNY
『20/45』スペシャルメドレー出演者:池田 彩 / 山本 夢 / コウ / Super Break Dawn / Wa:Mi / PaRet / Coco / Miyabi / mami / 海老沢 茜
チケット料金:4,000円(ドリンクチャージ別)
チケット購入受付期間:2020年7月9日(木)〜8月23日(日)23:59
※定員オーバーの場合は抽選(下記リンク『UNION STAR’S 2020』特設ページ参照)
【関連リンク】
株式会社ユニオンミュージックジャパン『20/45』特設ページ(全曲試聴あり)
http://www.union-mj.jp/ksgarage.html
『UNION STAR’S 2020』特設ページ
http://union-et.jp/unionstars2020/
KEN asano FUJIKAWA (@ks_lumber_room) - Twitter
https://twitter.com/ks_lumber_room
K’s GARAGE (@umj_ksgarage) - Twitter
https://twitter.com/umj_ksgarage
【KEN asano FUJIKAWA・プロフィール】
本名、藤川 健(ふじかわ けん)。旧筆名、浅野ケン。
作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。
1975年2月3日生まれ。神奈川県小田原市出身。
幼少の頃よりクラシックギターを始め、高校時代にはソリストとして国内コンクールにて度々入賞。以後、ロックに転向し精力的なバンド活動を行う。1997年よりレコード会社や音楽事務所を転々としながら制作の経験を積む。2000年、音楽ユニットのメンバーとしてインディーズデビュー。2003年メジャーデビュー。ユニット活動休止後、他アーティストへの楽曲提供やプロデュースに注力し、自身の楽曲と共に数々のアーティストやアイドルを世に送り出す。40歳を迎えた2015年2月3日には、自身初のワークスアルバム『15/40』をリリース。現在までの公表実績は100曲を超える。
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
их Хорватии в Словакию
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Laputa / 『Virgin cry』
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