2013-12-20
【ALL OFF】絶対に前作を超えるという意気込みで作った

──6月にリリースしたミニアルバム『Follow Your Heart』を改めて振り返って、どのような作品になったと思いますか?
松浦「バンドの大きな転換点になった作品ですね。音楽性の幅が一気に広がっただけでなく、ライヴでの盛り上がりが激変した作品でした。」
──『Follow Your Heart』のツアーファイナルとして9月28日に渋谷WWWで行なわれた初のワンマンライヴは大成功を収めましたね。
松浦「お客さんだけでなく親族や友達も多数駆けつけてくれたんですが、終わった後スタッフも含めてあの場にいた全員がすごく楽しそうな顔をしていて。感動した、という声がすごく多くて。やっとひとつ、みんなが笑顔になれる場所を作れたのかな、と。小さな恩返しがひとつできたのかな、という気持ちです。それと、初のワンマンだったんですがソールドアウトさせて、それまでやったことがなかった1時間半強のライヴを成功させたことで、ライヴというモノの見方が変わりましたね。視野が広がったというか。それまでは狭い範囲での盛り上がりみたいなことに気をとられていたんですけど、どんな世代のどんな人が来ても楽しんでもらえるライヴにするためにはどうしたらいいか、というようなことが見えてきた気がします。それは覚醒にも似た、ものすごく大きな一歩だったと思います。」
──バンドとしての変化などもありましたか?
松浦「このバンドで心がけていることは、とにかく良い作品とライヴを世に送り出し続けること。ギミックなしにとにかくそれこそが本質であり、一番大切なことだと思うんです。前作の『Follow Your Heart』ではその時に作れるベストの作品を作った自負がありますし、実際その反響は特にライヴに顕著に表れましたね。作品の方向性に合わせてアグレッシブなライヴに変化していったんですが、目に見えてお客さんからのレスポンスが良くなったんです。作り上げた作品の完成度も、ライヴでの反響も、バンドの大きな自信になりました。」
──そんな前作『Follow Your Heart』のリリースからわずか半年で、1st EP『Soundtrack For Your Lonely View』をリリースということですが。
松浦「一連のスケジュールは『Follow Your Heart』を作り始める前から決まっていました。年内に2枚出そうと。ただ、そうするからにはぬるい作品は絶対に作りたくなかったので、今回の新作に収録する曲は全て『Follow Your Heart』を作り終えてから書き始めました。そうしないとフェアじゃないと思ったし、成長を反映させることができませんから。正直相当しんどかったです。というのも、先ほど言ったように前作で自分たちのベストを出し尽くしたという自負があったからこそ、その直後にこの短期間でそれを上回る作品を作る、というのは相当なチャレンジなわけです。でも、“ALL OFFの曲には外れがないよね”と絶対に言わせたいし、何より毎回予想を上回るものを作ることで、聴いてくれている人たちを喜ばせたいですから。生み出すのに苦労したのは事実ですけど、出来上がってみればこれまでのキャリアで最強の一枚が出来上がったので、バンドとしては大きな自信につながりました。僕は“過去最高傑作”とか言うのはあまり好きではないのですが、セールストークでもなんでもなく今作は文句なしに“過去最強”。これだけ自信作だと強調できるのはこれまでで初めてのことだと思います。」
──リード曲でもある1曲目の「Say Goodbye」は、力強いバンドサウンドとサビでの歌の広がりが耳に残りやすいですね。
松浦「実はこの曲は最初バラードだったんです(笑)。とある夕暮れ時に、外で遊ぶ子供たちの声を聞きながら何となくピアノを弾いて作曲してたら突如メロディーが降ってきて。ものの5分ぐらいで全てのメロディーを書き上げました。かつてないほど手応えがあったので作曲した時の風景を鮮明に覚えてるんですが、実は一番最初に書いた曲でもあったんで、バラードだけじゃなくいろんなアレンジを試してみようと思っていろいろ試した末に完成したのが現在のかたちですね。作品の幕開けを飾るとともに、自分としては一番初期のALL OFFの匂いも感じさせる重要な一曲になったと思います。あと、歌詞に関しては3段階の解釈ができるようになっていて、それが恋愛の別れなのか、過去の自分との決別なのか、はたまたまったく違う場面の曲なのか。それは聴いてくれる人それぞれの人生に合わせて解釈してほしいと思います。」
──「Party Anthem」は先日の渋谷WWWでも披露していましたが、会場のみんなで歌っている姿が目に浮かぶ、まさにアンセムになりそうな楽曲ですね。
松浦「僕らはロック系の曲だけでなく、もともと海外のポップスが大好きで、普段からよく聴いているんですが、始まりは前作に入っている「Just Tonight」みたいな路線でまったく違うテイストの曲を作ろう、というところから始まりました。海外のポップスってやっぱりメロディーの完成度がハンパないんです。聴いててすごく心地良いし、耳に残る。なので、そのメロディーの完成度を抽出した上でバンドサウンドと融合させようと考えたんです。実はこういうアプローチで曲を作ってるバンドってまだあまりいないと思うんですよ。シャウトがガンガン入ってるラウド系エレクトロではなく、あくまで歌が主役のポップスとして成立する“エレクトロ+バンドサウンド”という意味では。なので、人を選ばずに聴いてもらえる曲に仕上がったんじゃないかなと思います。もちろんライヴでは手放しで盛り上がれるよう、誰もが歌えて楽しめるメロディーにしてあります。個人的にも特に気に入っている曲のひとつですね。ちなみにタイトルほど歌詞の内容はチャラくないので、そこもぜひちゃんとチェックしてほしいなと思います(笑)。」
──なるほど。そして、英語と日本語を上手く使い分けるところがALL OFFの魅力ですよね。中でも「Paradise」は日本語で書かれている部分が多いですが。
松浦「実はこの曲はバンド史上初めて、外部との共同制作というかたちをとった曲なんです。THE UNIQUE STARのヴォーカルのebaくん(エバタヒロカズ)が書いた曲なんですが、最初はただのデモだったものを僕が聴かせてもらった時にすごくカッコ良かったのでぜひアレンジさせてほしいってお願いして。それでバンドでアレンジして、作詞して、出来上がったものがこれなんです。デモを聴いた瞬間にこれは日本語でいこうと決めていたので、これも初、全編をほぼ日本語で書きました。外部との共同制作ということで特に異彩を放っていると思うんですが、自分の歌のニュアンスも含めて、すごく手応えのある一曲ですね。」
──他にも力強いメッセージの「Carry On」、切なさを描いた「Ray」などさまざまな楽曲が詰め込まれた一枚ですね。
松浦「作る前に考えていた通り、全曲シングル級の濃い一枚になったな、と。5曲しか入っていないのでハンパなものは作りたくなかったし、絶対に前作を超えるという意気込みで作ったので。それと、今作でやろうとしていた“即効性のあるキラーメロディー”“カラフルで多彩な音質”という部分も実現できたと思います。実は前作で完全には実現できなかったことがそのふたつだったので、今回はその壁を超えられて良かったと思います。サウンドの手触り的にもメロディー的にも、初めて世代や音楽の趣味を超えて幅広い人に訴えかける作品が作れたんじゃないかと思います。」
──そんな今作は“Soundtrack For Your Lonely View”と名付けられたわけですが。
松浦「このタイトルは実は僕がまだ高校生ぐらいの時、自分がいつかバンドを組んでアルバムを出すことになったらこんなタイトルだろう、とひとりで勝手に妄想していたタイトルなんです(笑)。初めはまったくそんなことは忘れていたんですが、全曲を振り返った時、どの曲にも“孤独”という共通のテーマが深層に横たわっていることに気付いて。そしたらふと昔考えたこのタイトルが頭をよぎって、“これだ!”と(笑)。ちょっと長いタイトルですけど響きもカッコ良くて、それでいてどこか憂いを含んでいるところが個人的には気に入ってます。」
──制作において思い入れのある曲は?
松浦「どれも相当苦労して書き上げたのでひとつ上げるのは難しいですが、強いて言うならば一番最初に道を切り開いてくれた「Say Goodbye」と、作品の制作中に死んでしまった愛犬に捧げた「Ray」ですかね。もう会えないけれど、この曲の中でずっと生きていてほしいという願いを込めて作ったので。」
──何か発見できたことはありましたか?
松浦「自分たちが本当のプロだと気付けたことですね。売れてる売れてないはありますけど、さまざまな制約や期待を背負う中で、この短期間で過去最高のモノを作り出せたことによって、僕らは紛れもなくプロの集団です、と胸を張って言えるようになりましたね。それは同時にこの先も自分たちを追い込む意味でも言ってるんですけど。作りたい時に作るのはプロじゃなくて趣味なので。そことの線引きはハッキリさせたと思います。」
──そんな今作、特に聴いてほしいところなどはありますか?
松浦「これはもう全部ですね。全曲、細部に至るまで一切の手抜きはありません。“あれ、もう終わり? もっかい聴こ!”というのを無限ループしてもらえたらこの上ない喜びですね(笑)。」
──リリース後、2月23日の代官山UNITまで、今作を引っ提げてのライヴを控えていますが。
松浦「僕らの規模ではまだワンマンツアーではなく対バン形式のイベントがほとんどですが、他のバンド目当ての方にも刺さるライヴを必ず観せますのでぜひ観に来てください。僕にとってライヴはバトルロワイヤルみたいなものなので。全バンド倒すぐらいの気合でいつもやってるので期待していてください。」
──楽しみにしてます。最後にひと言お願いします!
松浦「本当に心から自信作と言い切れる作品ができたので、あとはひとりでも多くの人に届くことを願うだけです。聴いてもらえなきゃ始まらないので。ぜひ手にとって聴いてみてください、よろしく!」
取材:高良美咲
(OKMusic)
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