2012-10-20
【RIZE】それぞれが地元を愛そうっていう応援歌
約2年半振りにRIZEが放つシングル「LOCAL DEFENSE ORGANIZATION」。大きな悲しみをもたらしたあの日を機に生まれた、攻撃性と繊細さを持ち合わせたサウンドで綴る“地元愛”というメッセージについて、JESSE(Vo&Gu)に直撃。
──今日はJESSEの地元、戸越にお邪魔しています。あれ? 最近はハワイ在住だったんじゃなかったでしたっけ?
「日本の神が俺を日本から出さないんだよね。引き戻される(笑)。まさに“LOCAL DEFENSE ORGANIZATION”だね。そのシングルのインタビューを戸越でできるのは嬉しいな。」
──リリックを聴けば今回の曲がどういう動機で生まれたのかが分かるけど、冒頭で歌われているように、去年の3月11日からの出来事が今回の楽曲のモチーフになっているわけですよね。
「311っていうアメリカのミクスチャーバンドがいるじゃん?あの人たちって3月11日にいつも自分たちの地元でイベントするのね。だから毎年、311がイベントやってる日だなって思ってた日がああいうことになって…。そういうのもあって、今まで俺、震災についての曲が一回も書けなかったんです。その分『heiwa』とか『GHOST』とか『RESPECT』とか、今まで自分たちが作ってきた曲に自分が助けられたとこもあって…」
──だから、今作には「KAMI」と「RESPECT」「GHOST」のライヴバージョンも入ってるんですね。
「そう。みんな災害が起きてからそのことについての曲を書くけど、俺からしてみたら、それじゃ何のリアリティーもないんだ。いろんな人に“チャリティーやらないんですか?”や“チャリティーソングは?”って言われたけど、それは5年後でもできるじゃん? でも、今しかできないことって何だろうってずっと考えてて、とにかく現実を受け入れることだなって思ったわけ。それでまずは石巻の知り合いの一家と生涯お互いにサポートし合っていくことを、俺のボランティアにしようと思ったの。そうやって、被災地の家族と個人でリンクしていくような制度があればいいのにってずっと思ってたんだよね。ONE FOR ONEなら、関係がずっと保てるんじゃないかなって思うから。」
──顔の見えない関係じゃなく個人的なつながりを、と。
「そうそうそう。俺は東北出身じゃないから、東北の人の気持ちはきっと100パーセントは共有できない。でも、もし俺の地元がそうなったらこうするなって思わせてくれた出来事だし、学ぶことがたくさんあるし、二度と同じミステイクはしちゃいけないなと思うし。まあ、自然災害だからミステイクとかじゃないんだけど。けど、もしそれが戸越だったら、海抜の低い土地だし、商店街は確実に浸水するなってことは分かるじゃん? そういうふうに、あらゆる場所の人が地元を愛してほしいなっていう応援歌なんだよね。プラス俺的には、自分たちの『heiwa』って曲のアンサーソングでもある。でもね、“津波”ってワードは外国人にも伝わりやすい言葉だけど、今回ひと言も使ってないんだよね。」
──確かに、冒頭の《311》というひと言がなければ、“人生の歌”として響く一曲かもしれない。
「そう。日にちを変えるだけでいろんな“人生の歌”につながっていく。それに、今までのRIZEの歌詞は全部自分に対してのものだったけど、今回は《never forget to pray all the members》って歌ってるように、初めて自分じゃなく他の人のことを前提にして歌詞が始まってるんだよね。日本にいて、日本の危機を体験して、“さぁ、どうする?”ってなった時にできた曲だから、曲自体はガッツがあるけど、聴くとふわっとさせられるっていうか。曲の真ん中のパートもふわっとしてるけど(笑)。リスナーがなるべく想像できるように歌詞を書きたかったし、どっちかって言うと外国人に伝えたかったから、だから最初のほうの歌詞は英語詞なんだよね。日本が去年受けたダメージを、自ら経験したミュージシャンのセオリーとして表現したかったから。」
──だから、地元を守るために立ち上がる(LOCAL DEFENSE ORGANIZATION)ってことなんですね。
「RIZEでこの曲名にできたのもすごい変化なんだよね。今までRIZEの曲名はほとんどひと言だったから。“LOCAL DEFENSE ORGANIZATION”って、一見RIZEっぽくないタイトルだけど、今のRIZEがこういうところに目を向けられてるってことは、バンドがすごくいい状態だってことを伝えたい。今まではミクスチャーとかジャムスタイルとかカルチャーとか、そういうものにこだわりすぎてたんだけど、ほんとに今はそれもないから。」
──ふわっとした雰囲気がいい感じのインタールードも含め、「LOCAL DEFENSE ORGANIZATION」は曲の構成も面白いですよね。あと、冒頭の《Do it!》っていうひと言だけでアガる。
「《Do it!》はあっくん(金子ノブアキ/Dr)の声。俺が渡したデモに、あっくんがあのひと言とウィ~ンっていう音を入れてきたんだよね。最近は3人でセッションするより、あっくんと俺とでデモのやりとりをすることが多くて。今回はファルセットのコーラスもあっくんなんだけど、俺はロックバンドとして、もっとガッツリ3人でハモれるようになりたいんだよね。」
──じゃもう、知らない間に活動休止になるようなことはない?
「それは一生ない! あっくんにも言ったんだけど、“もし役者としてあっくんが6年ぐらい役に没頭するとしても、その間俺は待ってられるし、それでもRIZEを辞めない絵が見えた”って。そしたらあっくんも、“俺もそうだ”って。お互いに“辞めたい”って言い出さない限りは、もう軽い気持ちで辞めることはありえない。それに来年はアルバムも作る予定だからね。10月23日から始まる今回ツアーのタイトルが“FALLIN’”なのは、秋のツアーだってことでもあるけど、RIZEは2年ぐらい活動をしてなかった、FALLしてた時期があるけど、だったら手とか泥だらけにしてもっとビジョンっていうか…目標だね。」
取材:早川加奈子
(OKMusic)
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
их Хорватии в Словакию
King Gnu / 『THE GREATEST UNKNOWN』
рейтинг хостингов 2016 в россии
Laputa / 『Virgin cry』
Ахуенно я ставлю тысячу звёзд...









