2016-10-18
アイドルからシンガーソングライターへ転身した井上紗希、初主催ライブを開催!
過去にはSO.ON projectやTokyo Cheer ② Partyの4期生メンバーとしてアイドル活動を行ってきた井上紗希。卒業後は、シンガーソングライターへ表現のスタイルをシフト。ソロ活動と平行する形のもと、secondrateのメンバー(Vo&G)としてバンド活動も行っている。
井上紗希は、ライブハウスと同時に路上でも積極的にライブ活動を実施。今年5月に行った初のワンマンライブでは250人を動員。9月に行われた「SXSW日本1次予選」を2位で通過。10月18日には本戦(http://1091m.com/japannite/)へ挑むことも決定している。
このたび、井上紗希が初の主催ライブ「Tokyo Inouemonakamagadekimasita Fes~ゆるっとぐびっとエモく行きまっせ~」を10月15日(土)に池袋RUIDO K3を舞台に開催。井上紗希のライブはもちろん、secondrate/酒井大輝/PARIS ON THE CITYが出演しイベントに華を添えてくれた。
ライブは、井上紗希のアコギのストロークをリードに幕を開けた。冒頭を飾ったのは、井上紗希自身の姿や心模様が等身大で響いた『可愛い人になりたい』。彼女の胸の内に潜む乙女な想いに触れていると、守ってあげたい気持ちになってゆく。なんてチャーミングな歌なんだ。「君の瞳に映る誰よりも可愛い人になりたい」と彼女は歌いかけてきた。もちろん観客たちの眼には、誰よりも可愛い人(井上紗希)が映し出されていた。
続く『one heart』はアコギの弾き語りからスタート。井上紗希の切々とした歌声へ、演奏陣が優しく寄り添ってゆく。哀切な想いを秘めたミッドメロウな楽曲が、サビへ向かうにつれ温かみを増してゆく。何より、みずからの意志が確かな力を得るごとに、彼女の歌声にも強い存在感がみなぎってゆく。何時しか井上紗希と観客たちが、「one heart 支えあって」の歌のように互いの鼓動を一つのハートとして重ね合あわせ、心と心で抱きしめあっていた。
今にも壊れそうな歌声を場内に響かせるように、井上紗希は心を泣き濡らすバラード『なんてね』を届けてきた。壊れそうな感情だからこそ、彼女は全身を震わせながらも吐きださずにいれなかった。涙を隠すのに必要なのは強がり?!。「なんてね」と彼女は強がることで、胸を揺さぶる痛い心を拭い去っていた。井上紗希は愛しい人に対する未練を歌いかけてきた。それこそが、恋を失いたくない女性の素直な恋心だと伝えるように…。
恋する乙女心がウキウキと爆発するよう軽快に演奏が駆け出した。バクバクとした片思いの恋心を、胸に秘めた本音の感情を、井上紗希はときめいた想いと一緒に『りとるがーる』に乗せ届けてきた。「KISSがしたいのに」と願う少女の気持ちから見えてきたのは、青春という言葉がピッタリなティーンズの妄想した恋心。いいよね、こういう胸をキュンとさせる感情って。
最後は、会場中の人たちとタオルを振まわし無邪気にはしゃいだ『ヒーロー』。触れている間中、心が弾むウキウキとした衝動を抑えきれなかった。身体を揺さぶり笑顔で騒いでいたかった。「たくさんのHAPPYが待ってるんだ」という言葉通り、この歌に触れている間中、身体に嬉しいくらいにパワーが沸き上がり続けていた。なんて気持ちをはしゃがせる歌なんだ。
熱狂を描きながらライブは終了…でも、心の躍動がこのまま収まるわけがない。
止まぬアンコールの声に導かれ、ふたたび井上紗希が舞台に姿を現した。「誰も友達がいない中一人で上京した私にとって、ファンの人たちは東京の家族みたいな存在なんです。何時も逢えるのってファンの人だったんですよ。本当はママからもらった『手紙』のことを書いた歌なんですけど。この気持ちはみんなにも当てはまるなと思って。言えない想いをこの歌に込めて贈ります」。井上紗希は、いろんな記憶を懐かしく呼び戻すように、言葉をひと言ひと言噛みしめながら『手紙』を歌いだした。「今度は私が守っていくから」。互いに本気で相手を求めているからこそ、井上紗希が『手紙』に綴った感謝の言葉が涙の腺を緩めていた。客席にいたすべての人たちが、彼女の告白をしっかり胸で受け止めていた。
「いつも頑張っているみなさんへ。自分が頑張っていることを私のまわりの人らは大切に思ってくれるけど、私のことを知らない人には関係のないこと。自分が正しいと思ってても、他の人にはそうじゃないこともある。それで傷つくこともあるけど、自分が信じたその気持ちを大切にして欲しい。みんなに少しでも一歩が届くといいなと思います」。
最後は、ふたたびバンドスタイルで『幸せの基準~頑張ってる人へ~』を演奏。夢に向かって走り続けている自分自身へ向けて。何より、この歌に触れた観客たち一人一人もその人なりの夢を抱いて明日へ進んでいるはずと彼女は受け止め、「今、信じている想いを胸に一緒に頑張ろうよ」と歌いながら、井上紗希は温かい歌声を通し会場中の人たちを抱きしめていた。温もりを持ったその思いやりが何よりも嬉しかった。
井上紗希の歌は、何時だって触れた人の心に光を灯してくれる。その電池が切れそうになったら、また彼女のライブに触れ、充電していけばいい。井上紗希もまた、ファンの人たちと触れ合うことで心に光を灯し続けている。その関係をこれからも続けていこうじゃないか。「これからもこの場所で歌い続けていきます」という彼女の言葉を信じてさ。
TEXT:長澤智典
井上紗希 twitter
https://twitter.com/pengin0718
★映像★
one heart
井上紗希 ミニインタヴュー
過去にはSO.ON projectやTokyo Cheer ② Partyの4期生メンバーとしてアイドル活動を行ってきた井上紗希。卒業後は、シンガーソングライターへ表現のスタイルをシフト。ソロ活動と平行する形のもと、secondrateのメンバー(Vo&G)としてバンド活動も行っている。彼女がどんな想いで活動をしているのか、ここに伝えよう。
アーティストだと自分の想いを自分の言葉で伝えれば、その歌を聞いて感動してくれる人たちがいる。その魅力を強く感じたことも、卒業を決意するうえでは大きかったですね。
──紗希ちゃんはもともとアイドルとして活動をしていた方。その頃からアーティスト活動をしたい意識を持っていたのでしょうか?
紗希 私は4年間アイドル活動を続けながら、19歳のときにアイドルを卒業をしてソロとしてアーティスト活動を始めたんですけど。私、音楽を専門に学ぶ高校へ入学したように、アイドル活動を始める前からアーティスト活動をしたいとずっと想っていました。
私、それまで音楽の勉強をまったくやったことがなかったのに音楽の専門学校へ入ったんですよ。アイドル活動を始めたのも、何も知らないからこそ「今、出来ることをやろう」「アイドルの経験を重ねながらステージに立つことに慣れ、そのうえでアーティスト活動を始めよう」と思ってのこと。だから、アイドル活動を始める前からソロとしてアーティスト活動をしてゆく目標は持っていたこと。「二十歳になる前までに」「10代の頃からアーティストとして活動をしたい」とズッと思っていました。
──アイドルを卒業するタイミングやきっかけも教えてください。
紗希 次のシングルのリリースが終わったら卒業しようと思うことは何度もあったんですけど、なかなかタイミングが上手くつかめずにいました。本当は18歳の時に卒業しようと思っていたんですけど、その時期にシングルのメインヴォーカルとして選ばれれば、リリース期間中の卒業は絶対に出来ないじゃないですか。そういうのも含め、なかなかタイミングが難しくて…。
あの頃は、日々「何が今の自分にとって大切なのか??」「アイドルとして認められてるからアイドル活動を続けたほうがいいのか?!」と悩んでいました。きっかけは、19歳の誕生日に初めてソロで歌ったときのこと。そのときに「やっぱし歌うのが楽しいな」と感じ、「私、二十歳になる前に絶対に卒業をしてアーティスト活動をやろう」と決めました。
──いくらグループ内でメイン扱いになろうと、それ以上にアーティストとしての活動を進めたかったんだ。
紗希 そう思っていましたし、その選択は正解でした。今は好きなことをやれています。何より、アーティストとして活動をしていくことで自分の想いを自分の言葉で伝えられれば、その歌を聞いて感動してくれる人たちがいる。その魅力を知れたことも、卒業を決意するうえで大きかったですね。
アイドルだと人数が多いぶん、傷つくことも嬉しいこともみんなで吸収出来たり分け与えられるんですけど。一人だと全部100で来るじゃないですか。だから大変なことも一人になって倍あったけど、同じく楽しさも倍に増えました。
──今年は、初のワンマンライブも経験しています。
紗希 今年の5月28日に私のソロ活動一周年を記念したワンマンライブをやったんですけど。そのときに感じたのが、「集客ってこんなに大変なんだ」ということでした。
アイドルをやっているときは「メンバーの誰々押しがいる」など、メンバーが大勢いたことでお客さんもいっぱいいたし、それが普通だと思っていたけど。一人になって「会場をソールドアウトさせるために200人を集める」と目標を決めて発表をしたんですけど。チケットはぜんぜん売れませんでした。公演1カ月前の時点で、チケットを購入してくれた人たちが50人くらいだったんですよ。「あと150人も無理でしょ」「いやぁ、これは厳しい」と感じながらも、どうにか成功させようと、それからの1ヶ月の中、いろんなところで路上ライブをしました。東京のみならず、水戸や名古屋にまで足を運んでライブをやったこともありました。
路上ライブをしていく中「良かったよ、ライブに行くね」と言ってくれる人たちがだんだん増えれば、評判を聞きつけて路上ライブを見に来てくれる人もいれば、そのライブを見て「いいね」と言ってくれる人も次第に増えていきました。結果、当日の幕が開いたら200人以上お客さんが来てくれたのでめちゃくちゃ嬉しかったんです。ホントに嬉しすぎて、あのときは涙を流すのも忘れてました(笑)。
自分のしたい表現ができるって気持ちいいなと思います。何より、それが人に伝わったときが一番気持ちいいなぁと思います。
──紗希ちゃんが身近に目標にしていることがあったら教えてください。
紗希 私の今の目標が、22歳までにメジャーデビューしたいということ。今21歳なので、期限は残り1年なんですよ。それと、来年の5月28日にふたたびワンマンをやりたいんです。その日のワンマンでは前のワンマン公演の倍の人数は入れたいなと思ってて、まずはそこに向けて頑張りたいなと思っています。
──11月にはミニアルバムの発売も予定しているんでしょ。
紗希 既存の曲ではなく全部新曲で埋めつくした作品として制作しています。中には恋愛曲から、今の私の夢に対する気持ちを歌にしたり、大人の人たちの世界にもみくちゃにされながらも夢を追ってる曲や友達を思った歌などいろいろ入ります。
──形として残していけるのは嬉しいこと!?
紗希 一つの作品になると嬉しいですよね。ライブだけで終わるんじゃなくて、CD盤として家で聞けるのはすごく嬉しいなと思います。
──ファンの方々も、今やアーティスト井上紗希を支持する人たちが中心なんでしょ。
紗希 ほぼシンガー井上紗希を好きになってくれている人たちです。私の歌を好きでみんな来てくれているので、すごいありがたいなと思います。アイドル時代はファンの人たちも私を女性として見ていた面が大きかったので、「男性から見て"応援したくなる少女"とはどういう姿なんだろう??」とよく考えていたんですけど。今は「今日はどういう気持ちをライブに持っていこう」など音楽表現のことばかりを考えられているから、そこの違いはおっきいですね。
自分のしたい表現ができるって気持ちいいなと思います。何より、それが人に伝わったときが一番気持ちいいこと。音楽はずっと続けていきたいです。
──主催ライブも定期的にやっていく形ですか??
紗希 めっちゃ続けたいです。来年からは定期公演が出来るといいなと思っています。
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新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
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しれないと思いました
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者