2012-08-20
【cinema staff】“君を救い出したい”という 思いが込められた新作
今年6月、1st E.P.『into the green』でメジャーシーンに進出したcinema staffから、4thミニアルバム『SALVAGE YOU』が到着。“君を救い出したい”というタイトルが冠された本作について、メンバー全員に訊いた。
【内から外へ…バンドの意識の変化が 反映された名曲「奇跡」】
──メジャーデビュー盤となった1st E.P.『into the green』から3カ月も経たないタイミングで新作『SALVAGE YOU』をリリース。今回は7曲収録のミニアルバムですが、制作の時期は前作と重なっているのですか?
三島 そうですね。去年の夏から年末にかけてひたすら曲を作ってたんですけど、『into the green』にも『SALVAGE YOU』にもその時期の曲を収録していて。今回はまず、表題曲の「奇跡」ができたことが大きいんですよ。“この曲を中心に(今回のミニアルバムを)考えようかな”と思って。
飯田 曲を作ってる時から、そうなるだろうなと思ってたんですよね。シングルのA面っぽいというか。
──cinema staffのポップな部分がしっかり反映された曲ですよね。メロディーも気持ちいいし。
飯田 はい。Cメロが加わったことで、さらに力強い意志が込められた気がしたんです。
──《よそ見してけつまづいても、今さらだ。振り向くことなかれ!》というフレーズですよね。
三島 そこは後から加えたんですよ。もともとのテーマとしてはかなり暗い感じだったんですけど、“このままじゃダメだな”って思ったし、“ここから、どうやって救いを見出すか?”ということを考えて…。それがCメロの部分なんですよね。
飯田 ここのフレーズが三島から届いた時に、“すごくいいな”って思って。
──三島さん自身の意識の変化、精神状態みたいなものも反映されてるのでしょうか?
三島 すごく出てますね。曲を書いた時系列でいうと、実は(前作のタイトル曲)「into the green」よりも「奇跡」のほうが先なんです。気持ち的には一番ネガティブだったし、“それでも乗り越えていこう”という思いになるまでの途中段階じゃないかなと。まだ開き直れてはいなんだけど、少しずつ“前を向いて”というところが出てきてる時の曲ですよね。今はぜんぜん違うモードなので、こういう曲は書けないですけど。
──気持ちが下がってたのは、何が理由だったのですか?
三島 うーん…まぁ、社会全体の状況もそうだし、自分の中でバランスがとれてないところもあって。こういう曲を作ったっていうのも、必要なプロセスだったと思うんですよね。自分にとっても、バンドにとっても。「奇跡」ができなかったら、落ち込んでた時期が無駄な時間になっちゃいますからね(笑)。“表現”っていうとちょっと大げさですけど、発散方法があるのは良かったなって。
──個性的なフレーズが重ねられたアレンジも刺激的でした。
辻 ギターのフレーズは三島が持ってきたんですけど、何回もプリプロを重ねる中でどんどん変わってきたんですよね。
飯田 イントロも変わったしね。
辻 フレーズをモリモリに入れました(笑)。
久野 「into the green」はもっとシンプルなアレンジだったんですけど、この曲は歌が入ってからもかなり変化していて。演奏もだいぶ複雑ですね。
三島 モリモリだよね(笑)。
──中心にあるのは歌なんだけど、注意深く聴くといろんなことが起きてるという。それもcinema staffの特徴だと思います。
三島 そう、“歌を損なわないレベル”なんですよね。プリプロの途中では“これ、いきすぎだね”っていうこともあったし。
──これ以上やるとダメっていうラインがある、と。
三島 演奏してて楽しくなくなるんですよ、単純に。
久野 ライヴでやった時の感覚も大事なんですよね。
飯田 何パターンも試して、話し合いながらアレンジを固めていって。だから、結構時間がかかってます。
久野 偶然出てきたフレーズもあるよね。
三島 1回目のAメロ終わりのヴォーカルがロングトーンでガーッといってるところなんですけど、ギターのフレーズが面白いんですよ。
辻 ミスったフレーズなんですけどね、実は(笑)。
飯田 それをエンジニアが編集して。
三島 ちょっとポリリズム的な感じになってるんですよね。
飯田 そう、規則性がなくて。でも、カッコ良いから採用したっていう。辻はそれを耳コピしてました(笑)。
辻 (笑)。その時にしか出てこなかったフレーズですね。
飯田 まさに“奇跡”でしたね(笑)。
三島 歌詞の中では《奇跡はいらない。》って言ってるんだけどね(笑)。でも、そういうことは結構あるんですよ。レコーディング当日に思い付いたことを試すことで、その曲がもっと面白くなることもあるし。計算して作ってる部分とヒラメキを重視する部分の両方があるというか。
【自分たち以外の人を 引き上げる立場になりたい】
──なるほど。さっきのCメロの歌詞に話を戻したいのですが、《よそ見してけつまづいても、今さらだ。振り向くことなかれ!》というフレーズは、アルバムタイトルの“SALVAGE YOU”にもつながってますよね。“君を救い出す”っていう。
三島 この曲を作ったことで、自分自身が救われたような感覚があったんですよ。次はこの曲を聴いてもらうことで、みんなを救いたいと思って。僕ら以外の人を引き上げる立場になりたいという意思表示でもありますね。
──今までは、そこまで強い気持ちはなかった?
三島 去年の段階では、そこまで具体的には思ってなかったです。いい意味でも悪い意味でも自分たちが中心というか、楽しくやるっていうことが大事だったので。そういうところは今もありますけど、自分らの曲を聴いて“勇気付けられました”とか“助けられてます”って言ってくれる人のことをより強く意識するようになって。あとはやっぱり、震災が大きいんですよね。あの時はある意味、音楽の力をなめてたのかもしれない。
──どういうことですか?
三島 “こんな時に音楽なんか…”って思ってたんですよね。でも、自分自身の経験の中で“音楽、やっぱりすげえ”って思えたというか。それを他の人たちにも感じてほしいんですよね。もちろん、僕らが本気でカッコ良いと思うことをやるのが大事なんだけど。
──飯田さんはどうですか? ヴォーカリストとしてオーディエンスに直接メッセージを伝える役目もあると思うのですが、やっぱり意識の変化はありますか?
飯田 ありますね。自分たちの曲を聴いてくれる人に対する意識もそうなんですけど、メジャーのフィールドに変わって、バンドに関わってくれるスタッフが増えてることも大きいんですよ。もちろん4人でやってるんだけど、4人だけじゃないというか、チームとして活動してる感覚があって。
三島 いい変わり方だと思うんですよね。曲を作ってる時はまったく媚びてないし、納得いくまでやらせてもらってるので。というか、まったく何も言われないんですよ。
──楽曲について?
久野 不安になるくらい言ってくれない(笑)。メジャーに移籍すると“こうしてくれ”みたいなことを言われるかと思ってたんだけど。
──「her method」みたいな、めちゃくちゃ激しくてブッ飛んだ曲もあるし。
飯田 「her method」はライヴで絶対に映えると思うんですよ。演奏するのはキツイけど(笑)。
久野 疲れますね(笑)。めちゃくちゃ楽しいんですけど。
──辻さんがステージで暴れてる場面が目に浮かびます。
辻 そうですね…。でも、あんまり暴れられないけど。
三島 意外と弾くところが多いからね(笑)。でも、この曲は面白いと思います。こういうヴォーカルエフェクトも今まではあんまりやってなかったし、すごく派手になったなって。
──“彼女の方法”という意味のタイトルを反映させた歌詞も個性的ですね。
三島 悪女のイメージですね。別に実体験とかではないんですけど…これはあんまり覚えてないんですよね、歌詞を書いた時のことを。それほど意味がないというか、イメージだけでバーッと書いていったので。
飯田 これも三島らしいんですよね。今までの三島の作風をさらにパワーアップしたというか。
三島 そう、こういう感じの歌詞はすぐ書けるんですよ。風景をバッと切り取るというか…もともとはこういう感じの歌詞しか書けなかったんですよね。自分の意思を出すっていうのが、どうも恥ずかしくて。
飯田 うん。「奇跡」のCメロもそうだし、「salvage me」の《うつむいた煙草を吸う人。紛れもない僕のこと。》という歌詞もそうなんですけど、“主人公は自分”というか、“僕”が出てくることで楽曲がさらに力強くなっていて。そこは今までと違う部分ですよね。
──なるほど。2曲目の「WARP」にも《もっとスピードを上げるんだ》っていう前向きな気分が出ていて。
三島 うん、これはひたすら前向きなイメージだけですね。
久野 この歌詞を見た時、“珍しく、すごく前向きな歌だな”って思ったことを覚えてますね(笑)。
三島 しかも《このままふたりの国へ行こう。》って言ってるのが珍しいんですよね。こういう表現は、ほんとになかったんですよ。“付いてこいよ”みたいな男らしい歌詞って、まったく書けなかったので…。
──なるほど。ちなみにこの曲、シンセが入ってます?
三島 あ、それはギターの音ですね。オクターバー(元音の上下1オクターブの音を出せるエフェクター)を使って、元音をカットしてるんですよ。
辻 ここまで思い切ってやったのは初めてですね。面白いエフェクターを使って遊ぶのも好きだし。
三島 いいなと思ったら、即使いますからね、我々は。
──あくまでもギターで鳴らすのも、cinema staffらしいと思います。
三島 今のところ、サンプリングとかシンセにはそれほど興味がないんですよ。
飯田 そういう音楽を聴くのは好きなんですけど、自分たちのバンドに取り入れようとは思ってなくて。
久野 ライヴで再現することを前提にしてますからね。
三島 シンセとかを買うお金があるんだったら、新しいギターが欲しいっていう(笑)。
──いろんなタイプの曲が揃ってるし、去年から今年にかけての意識の変化もしっかり反映されていて。意義深い作品ですよね、ほんとに。
三島 うん、そうですね。『into the green』と『SALVAGE YOU』は、過渡期の作品だと思うんですよ。今の制作はまた違ったモードでやってるし、次の作品を聴いてもらったら、“E.P.とミニアルバムの2作を経て、こういう作品に辿り着いたんだな”っていうプロセスも分かってもらえるんじゃないかなって。
──そうやってバンドのストーリーがつながっていく、と。
三島 特に僕らは、その時の気分やモードが分かりやすく出るタイプだと思うし。今回もまた一歩、先に進めた感じがあるんですよね。ひとつひとつ納得しながら進んでるし、今はすごく楽しいです。
──10月からスタートするワンマンツアーも楽しみです。
辻 ワンマンツアーは1年振りですからね。また全国各地にいけるのがすごく楽しみで。
三島 今回のミニアルバムは、まだライヴでやってない曲も結構あるんですよ。リリースが先っていうのは経験したことがないし、ツアーの中でも曲が変化していくんじゃないかなって。ほんとに楽しみですね、僕らも。
取材:森 朋之
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