目覚める前の国で
僕らはいつも
頬を寄せ合いながら
唄った

見知らぬ未来たちが
待っていようと
いつか迷わずに
戻って来られるように

小鳥にも授けよう
忘れえぬ
歌のつばさを

優しくて哀しい
気持ちはいつどこで
育っていくのだろう
蒼い芽の中

君だけ抱きしめる
腕は蔓となって
そっと絡みついて
離れたくない
lalala

果てなくつづく園の
片隅にある
この小さな世界で
眠った

摘まれたつぼみ埋める
弔いの土
ふたり掘りながら
ぬくもり残してゆこう

ただ夢を見ることが
これほどに
難しいなら

愛しくて寂しい
心はバラバラに
ひび割れ重なって
星のかがやき

君へと差しのべる
この手は風になり
どんなに遠くても
かならず届く
lalala


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