ねぇ、紫陽花が綺麗 雨化粧された井の頭
付かず離れずを振りほどいて貴男までたどり着けたわ
ワンルームという愛の巣でお互いの事を見せ合えた
来る記念日を心待ち 私、幸せでした

なのに貴男が寝ている隙に枕元パンドラの箱を開けた
すいもあまいも ふとした出来心 私は報いを受けたわ

さらば、純情 鮮やかです 傘の華
後の祭りね 恋アバき雨ザラし

ねぇ、貴女はいつから僕を疑っていたのかな
騙し騙しの口づけの後? まさかずっと前から?

朝 目が覚めて見透かす瞳 何も言わなくても もうわかった
溢れんばかりビー玉の雫がまた一つ また一つ こぼれた

修羅場、バラバラ 悪いのは僕の方だ
後の祭りさ こんな僕 腹立たし

最寄り駅まで向うバスの停留所から部屋の窓を眺めていました
あの人に出会ったのなら伝えておいて欲しい
恋なんて暴くものじゃなかった
恋は育むものと、ようやくわかったのにね、気付くのが遅い馬鹿な私
幼気な恋心まで別れたあの場所に置き去りのまま

さらば、純情 鮮やかです 傘の華
後の祭りね 恋アバき雨ザラし

叶うならあの日をやり直したい
戻れぬ二人 後悔先に立たず 恋アバき、雨ザラし


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