傾いた 鈍色の陽
手を染める 紙上の憂鬱

欠けた輪郭の中 行き場さえ無くして背を向けた

両手は不自由に弧を描き 戸惑い隠せず彷徨うから
滲んだ色を拾い集めて  せめて繋ぎ止めて欲しい

幼気な 口元から
こぼれ落ちた 至上の憂鬱

掠れ消え入りそうな 言葉は冷めて背を伝う

両手は不自由に弧を描き 戸惑い隠せず彷徨うから
滲んだ色を拾い集めて  せめて繋ぎ止めて欲しい

飾られた 傾いた陽が 沈まぬように

いつでもただ傍に寄り添って 描いた弱さを包み込んで

滲んだ色の全てを 映し出していて

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