君がさよならの辛さを教えてくれたあの日
どうせなら他の人を好きになる術をついでに教えてほしかった

ねぇほら、僕まだ君のことだけをこんなに好きだよ
二人一緒にいた頃はそんなことさえも
見えなくなっていたけど

これって、あの頃君のことを大好きだった証にならないかな?
「失って気付くこともあるよ」なんて人は言うけど

さよならする前から僕は
わかってたよずっと知っていたんだよ
君は僕を僕は君を
はじめからちゃんと愛してたんだ

二人手を離そうって決めたあの日僕は
君無しで一人でもしっかりと前に進めるのか
どうしても不安だった

その不安、的中。やっぱり僕は前に進めてない
それどころか、まともに呼吸すらもできないところまで
オちてしまったんだ

「今までありがとう」なんて
まだまだそんな気になれそうにないよ
君の手がもしも今ひとりで
寂しいなら
僕が君の冷え症な手を
もう一度暖めてもいいよ
その一度だけただ一度だけ
それっきりさよならになってしまっても

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