整然と連なった柵の中
ただ虚しく行き交うだけ 時は過ぎていく
モザイクのように入り交じって
君がどこにいるのかさえ すでに見えなくなって

開いたままの扉まえにして君は立ち尽くしたまま
踏み出すこと出来ずに また群れに戻っていく

せめて瞳閉じて自由に羽ばたく夢見る
歩く先に何も無いと知りながら

順序通りに始末される
歯向かうより身を委ねて 時を終わらせる
ぎわめく胸の感情 忘れ去り
声もあげず安らぎだけをただ 待ち焦がれている

開いたままの扉まえにして君は遠くを見つめて
ため息零しつつ また群れに戻っていく

せめて瞳閉じて果てしなく駈ける未来で
見た事の無い景色を想いながら

開いたままの扉 君はもうすでに耐えきれずにいる
だからこそこうして 迎えに来ているのさ

縛られることのない どこまでも駈ける未来で
怖がらずに叫びをあげて
誰にも守られない だからこそ守るべきものを
見つけたなら あとはもう闘うだけ

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