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吐く…

明日への背徳の声
そう　四角に描いた空
高く堕ちた夢は覚めることなく
心朽ちた歌に契る明日が笑う
「無意味と…」

無慈悲な現実

地を這う蟲達と歌う
羽を広げて空を飛べたら
空は高く広く…
色鮮やかな花を羽に見立て
「君」と共に空へ行けたなら

終わらない空に羽を広げ
蝶になる夢を見る
ひらひら　ひらひら　ひらり
儚く舞い散る花弁

落ちる…落ちる…堕ちた先は暗い不安の森の中
無数の見えぬ人の足に心が踏み躙られる

破壊　頭蓋　自害　屍骸　腐敗
もう十分だろう?

共存出来ぬ蟲の群れ不信乱心孤独
グチャグチャと音立てながら
共喰いを始め嘲笑う

破戒　自戒　阻害　犠牲　偽善は幸災楽禍
苦杯　非才　擬態　悲愴　理想は…

あまりに残酷で綺麗な絵

これが現実だ

地を這う蟲達が笑う
「羽も無いのに馬鹿だね」
綺麗な空は…

無価値な存在の俺は
「君」の手の中夢を見る…

終わらない空に羽を広げ
舞い散る春は麗らか
ほら…
ひらひら　ひらひら　ひらり
羽は?げて　無意味に咲き乱れ

終わらない空が剥がれ落ちた
蝶になる夢は消え
ほら…
ゆらゆら　ゆらゆら　揺らぐ「君」は揚羽?
明日に描く声は「　」