輪廻

茜色に色揚ぐ空　今宵もまた闇誘う
ゆらりゆらり骸心　夜風に吹かれ
ねぇ何を祈る　今何を唄う?

安堵の地を求め手をのばす
現世は移世と知りながら

抱きしめる度いばらの棘が
愛し君の身をまた切り裂く
幾年繰り返す　嗚呼
この感情もやがて朽ち果て
凍える土へ枯れ落ちるだけ
終わらない輪廻に揺られて

月よ祈りよ闇よ静寂よ永久の命を今
落つる雫よ届かぬ言葉よあまつ彼方へ去ね

月よ祈りよ闇よ静寂よ永久の命を今
落つる雫よ届かぬ言葉よあまつ彼方へ去ね

抱きしめる度いばらの棘が
愛し君の身をまた切り裂く
幾年繰り返す　嗚呼
この感情もやがて朽ち果て
凍える土へ枯れ落ちるだけ
終わらない輪廻に揺られ

安息の日々を求めながら
刺激に餓えたこの身を憂う
幾年繰り返しては　嗚呼
愛する痛みを知りながらも
安らぎの記憶をまた辿る
終わらない輪廻に揺られて

茜色に色揚ぐ空
今世もまた闇に迷う