There’s something wrong with her.
She said, out of the blue
“I’m leaving you”

午前1時を告げる鐘の音が 長い廊下に鳴り響いた
音の終わりを見守るように二人俯き 逢うのを止めよう…君が呟いた

許されぬ愛 君の本当の大切な人は 僕じゃない 解っていた

出逢った頃は直向にただ溺れすぎて それでもいいと幸せ感じていた

ごめんねと君の細い声が掠れてく
謝らないで 責めないで もういいよ…

崩れ落ちる君を抱き寄せた

これからこの綺麗な長い髪も円らな瞳も指も唇も

いつか話していた彼の元へ行くのだろう

せめて最後にオクらせて悲しいけれど

ごめんねと君の細い声が薄れてく
謝らないで 責めないで もういいよ…

ドアの向こうの新たな幸せ…

箱に詰めた君をエントランスにそっと置いた…

(ただいま すぐディナーを用意するわ でもその前に…(略))

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