一人の人魚が深い海に住んでいた時の話です
珊瑚のたくさん積み重なる場所で優雅におよいでた
外の世界を知らず自分が一番美しいと思ってた
彼女はナニモシラズにただ鱗を磨いていました

物知りのサカナさんが彼女に忠告をしてきました
あなたは一度外の世界を見てきた方がいいんだと
あなたに足りないモノがあって
広がる人生を作っていけるから
今後の人生経験に役立つものがあるんだと

上目指し 泳いでく
期待をして 登ってく
初めての風景に
出会い頭の挨拶をしなくちゃ

ハローの次に使う言葉を考える年頃なんです
井の中の蛙 なにもかわらず ただ待っていた

まぶしい太陽を目にした彼女はひとつ思ってました
あの燃えてる球体は一体なんなんだろって考えた
日差しから 突き刺さる
熱い思いを掴んで黒こげにさせる
その心のモヤモヤは誰が作ったものなのかも知らずに

広い世界をわからないでいたあの頃の時間を
少しも考えずに気づかないでいた時間は過ぎてく

ハローの次に使う言葉を考える年頃なんです
井の中の蛙 なにもかわらず ただ待っていた

ハローの次に使う言葉を考える年頃なんです
井の中の蛙 なにもわからず ただ待っていた ただ待っていた

井の中の蛙 なにもかわらず
井の中の蛙 なにもわからず


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