ひと息で沈んでいく夜
高速で縮んでいく距離
言い訳に充分な時間だ
動して加速していく鼓動

逆さまになって 空を見下ろして
月を蹴った君に寄り添って
これ以上ない線まで越えていって

駈け出す君を追いかけて残響
答え合わせするように揺れる感情
色あせていた世界をドラマチックにした瞬間の
もっとずっと先の方
知らなかった。

1秒遅れの通信みたいに
違和感だらけの正解だ

踏み込むだけ触れる針の上、バランスとったら
それ以上ない線までもっていって

確かめるように握った手の温度
壊さないように力を込めて
つまらなかった日常をシネマチックにした数秒の
きっとずっと奥の方
見たことのない。

また逆になって 惑星を見下ろして
君を抱いてそのままダイブして
これ以上ない線まで越えていって

駈け出す君を追いかけて残響
答え合わせするように揺れる感情
色あせていた世界をドラマチックにした瞬間の
もっとずっと先の方
知らなかった。


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