彩冷える/クロイツカササグイトシネガイ

クロイツカササグイトシネガイ

彩冷える


word: 涼平 music: 涼平

『クロイツカササグイトシネガイ』収録

  • クロイツカササグイトシネガイ/彩冷える/クロイツカササグイトシネガイが良い
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  • クロイツカササグイトシネガイ/彩冷える/クロイツカササグイトシネガイが悪い
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  • そう気がつけば、グラデイションが、君の口を塞いでゆくのです。
    深夜2時白い部屋と歩くかの如き木々の群れ。荒ぶる。ゆらめく。

    ふと見てみれば、少女地獄(まだ読みかけ)が、君の暗雲を記すのです。
    こんな味甘い唾とねとりとのたるひねもす群れ。眩めく。百合咲く。

    「いやそれほどには。」誤魔化す僕が、君の不安を倍加するのです。
    転嫁する古い本に負けじと奇なるか会話の群れ。失う。謎めく。

    軽々としているであろう君のちいさな体、
    僕のネガイが通じますように。と、
    君と本当に出会えますように。と。
    布団と嗚咽にはさまれた。静寂とサヨナラは、か細い体をより強調するのです。

    「切ない」と白くて舞い散る桜色の
    冷たい息は「ひやん」と触れる。
    「誓いを」と最後、口づけ試みる気持ち
    気づかれぬは、何も見たくない。
    気づかれねば、しがみついて喚いた。

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