TIME LAPSE

もうすぐ 夕暮れの オレンジに染まる頃
後ろに長く伸びた影 ポツリ。
あの時 あの場所で あの人の 表情が
まぶたの裏に焼き付く 消えない

そんな帰り道 手のひらに残る体温
こんな寂しいことぐらい わかってたけど

君がみる景色と 僕がみる景色の
重なる時間 たった数秒が
嬉しくて楽しくて
「また会えますように」と
声にならない声で 言ってみたんだ

歩道橋の 真ん中で オレンジに染まる街
夕陽はゆっくりと沈むのに
君との 時間だけは 一瞬で流れてゆく
ごく当たり前だけれど 寂しい

虚しさ生むため
出会った訳じゃないから
こんな単純なこと 僕も わかってるけど

君がみる景色と 僕がみる景色の
重なる時間 たった数秒が
嬉しくて楽しくて
「また会えますように」と
声にならない声で 言ってみたんだ

口の悪さとか 強がりも すべて
夢中にさせたい不器用で
僕が そう言って ワガママすぎても
見捨てられることなく
また会えますように

君がみる景色と 僕がみる景色が
重なる時間 今この瞬間が
嬉しくて楽しくて照れ臭くて
らしくないけど
「またくるといいな。」なんて
言ってみたんだ