言葉交わさずに身体寄せ合って 互いに鼓動を確かめあったね
壊してしまった大切なものを ひととき眠りに預けながら

過ぎ去った季節に置いてきた 何よりもかけがえのないもの
戻れはしないから

吹き荒れる嵐の中へ まだ暗いうち出ていこう
晴天が広がる朝を貴方が迷わず歩けるように

得体の知れない未来まえにして 繋いだ手と手は離れてしまったね
優しく微笑む頬を伝っていく 雫に答えを見つけていた

容赦なく叩きつける雨が 感情まで奪い流していく
面影揺れながら

終わらない痛みの先へ また一人傷を刻もう
誰も理解できない誓いを 貴方がわかってくれていたから

幻の鐘が聞こえる 選ばなかった世界の空
祝福の光まばゆく 交じって消えてしまう

頬から落ちた雫 水面で弾け 甘い夢から覚める

荊棘立ちはだかる先へ また一人道を拓こう
いつかたどり着けることを 貴方が信じてくれていたから

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