君には包まれていた。
だって、そう。
最後まで私の言葉を聴きながら、手を伸ばした。
ごめんね。
一番大切なのは君だけで、でも気づいたのは遠い冬の日。

あの通りの角を曲がって、もしかしたらもう一度。
君に出逢って、私目を潤ませる。

そんなことを考えても、君はもう傍にいない。
願い事をする気分にもなれないのに。

何度夢であればいいかと、祈った私は未だ。
起きるたび、一人ぼっちで泣くだけでした。

私は臆病だった。
だって、そう。
最後まで素直な気持ちを言えないで、手を振り切った。
逢いたい。
一秒だけでもいい。
もう傷つけたことに傷ついていたくはない。

あの時にはなんで、あんな言葉いってしまったんだろう?
私だけを見てほしかった、悲しくて。

君を傷つけたことに、傷ついた私は馬鹿ね。
思いだし、一人ぼっちで泣くだけでした。

君には包まれていた。
だって、そう。
最後まで私の言葉を聴きながら、手を伸ばした。
ごめんね。
一番大切なのは君だけで、でも気づいたのは違い冬の日。

やんわり冷える両手を見たらね、ぬくもり思い出してしまう。

――――雪は奏でる。

何度夢であればいいかと、祈った私は未だ。
起きるたび、一人ぼっちで泣くだけでした。

私は臆病だった。
だって、そう。
最後まで素直な気持ちを言えないで、手を振り切った。
「逢いたい!」
一秒だけでもいい。
もう傷つけたことに傷ついていたくはない。

君には包まれていた、忘れない。

私はここで動けない。

君がもう見えなくなって…

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