2014-02-20
ねごと、原点回帰で魅せる“人間・ねごと”
今、ねごとが新しく生まれ変わっている...。前作シングル「シンクロマニカ」の取材時に語られた言葉は真実だった。2ndミニアルバム『“Z”OOM』は初期衝動を取り戻すべく、メンバー全員が作詞を手掛けた意欲作。生々しく息づく鼓動が、浮遊感いっぱいの“ねごとワールド”を風通し良く描き出している。
【透明感のある風通しのいい作品 昔のねごとが戻ってきたかな】
──2010年の初音源『Hello! "Z"』以来となるミニアルバムですが、こちらもタイトルに“Z”がフィーチャーされていますね。
蒼山 そこには明確な意図があって、同じ“Z”を入れることで『Hello! "Z"』に向かうという、要するに原点回帰を表しているんです。今一度ねごとに“ZOOMする=FOCUSを当てる”という思いのもと、ひとり1曲歌詞を書くというコンセプトを設けて、もっと自分たちの芯の部分が見出せる作品にしたい...そんな願いが、このタイトルには込められているんです。
藤咲 それこそ『Hello! "Z"』の頃は初期衝動にあふれていて、音を鳴らすことが楽しくてしょうがないし、ほんとに怖いもの知らずだったんですよね。それがデビューから3年以上経って、アルバムも2枚出すうちに...どこか詰まってしまったというか。“ねごとって何だろう? どうして音楽始めたんだろう?”っていう基本のところで立ち止まってしまったのを感じていたから、もう1回初心に戻りたかったんです。
──それって久々のリリースとなった「シンクロマニカ」(2013年11月発売)から続くモードじゃありません?
沙田 そうですね。「シンクロマニカ」は私たちの中でも“ここから再スタート”という気持ちが芽生えた曲で、そこから“じゃあ、ミニアルバム出そう”という流れになったんですよ。
蒼山 気持ちの上でも、ラフに聴いたまま、歌いたいまま、弾きたいままを詰め込めたんですね。歌詞にしても今までは同じ単語や内容がダブらないように意識していたけれど、そういう縛りも取っ払って。おかげでほんとに自由に、思うがままに書けたんじゃないかな。
澤村 結果、透明感のある風通しのいい作品になって、ねごとの初期衝動を再び感じてもらえるような気がします。
──同感です。ちなみにひとり1曲ということで、誰がどの曲の歌詞を書くかは、どうやって決めたのですか?
沙田 ドラマと映画で起用される「真夜中のアンセム」と「勲章」以外の 曲で、それぞれのカラーを考えつつの挙手制です(笑)。ただ、「Dreamin'」は2年くらい前からある曲で、以前幸子に“瑞紀が書いた詞を見たい”と言われていたから、自動的に私が書くことになりました。
澤村 全体的に瑞紀の歌詞はいつも素直で、その時の心境がリアルに見えるんですよ。だから、もがいてるような歌詞を見て...ちょっと辛いことがあったのかしら?って。
沙田 超絶ポジティブなのに悲観的というか。“あぁ、明日死んでもいい”って思っちゃうタイプなんですよね。真逆な気持ちが常に渦巻いてるんで、それが出ちゃうのかも(笑)。
藤咲 ベースの手数も今までで一番多くて大変でした。 1回頭が真っ白になると、もう弾けなくなっちゃう!
──続く、蒼山さん作詞の「M.Y.D.」、これは何の略 ?
蒼山 救難信号を意味する“メーデー”の略です。リズムの感じも今までにやったことのないグルーブだったから、とにかく面白いことをやりたかったんですよ。ここに台詞入れたいとか、ここで“メーデー”って歌いたいとか、そういうぼんやりしたイメージをかたちにしつつ。サビが開けていくような印象だったので、救難信号を出していくような毎日でも、前を向いて歩いていけたらな…っていう思いを楽しく歌いました。
──コーラスに掛け声、みなさんの喋り声まで入っていて、ワイワイと本当に賑やかな曲ですよね。
澤村 レコーディングでも久々にボンゴを叩いたりして楽しかったです(笑)。 サビの《手のひらの恐竜と生命線を歩け》っていう詞もカッコ良い!
蒼山 自分でもソコが一番好きです。時間を遡ると、人間も恐竜だった時代があったんじゃないか...っていう空想が広がっていって。作り込むんじゃなく、瑞紀のトラックを聴いた時に出てきた言葉がほとんどなんで、その時の気分がダイレクトに表れてるんじゃないかな。
沙田 おかげで、すごくラフな気がする。《そういう感じ》とか《イライラ》とか、今までの幸子だったら使わないだろう言葉が入ってて、気持ち的にも開けてきてるのかな?って嬉しくなりました。
藤咲 それでいて全体的に企んでる感じが幸子っぽくて、面白い歌詞だなぁと。
──その藤咲さん作詞の「風惹かれ」は、なんとも抜けのいい爽快なミドルチューンで。
藤咲 オケを聴いた時から、一番情景が見えたんですよ。“あ、風が吹いてるな”って、そこから夢とか追いかけたいものはあるけれど、自分の中のプライドだったり、強がりが邪魔をする...みたいな物語を書きたいなって。
澤村 サビの《振り向くこともできなくなるよ ! 》とか、こ のビックリマークに佑の芯の強さと、女の子っぽさを感じま すね。
沙田 マンガに出てくる心の声みたいなものが散りばめられていて、《消えないで ! 》とか《気づいて ! 》とかって願うような感じが、とっても純粋で佑らしい。
蒼山 あと、《僕は、弱虫さ。》って言い切っちゃうのが佑ちゃん だなと。私だったら言えない!
──キュンときますよね。守ってあげたくなる。
澤村 いや、彼女にしたいですね
──(笑)。澤村さんの「迷宮ラブレター」もかなり面白いで すよ。ド頭から《30世紀》って!
澤村 私、歌詞を書く時は、まずメロディーに対してピッタリくる母音をハメていって、そこから内容を考えるタイプなんです。結果、この曲は表向きニュートンからのラブレターってことになってるんですけど、実際は自分のことを書いてますね。昔からひとりでいる時間が好きだった、その孤独な感じを出せたらいいなぁと。
沙田 制作の最後のほうで《火星まで続くエスカレーター》っていうフレーズが出てきた時には、“エスカレーター出てきた ! ”って、すごく楽しくなりましたね。ほんと、小夜子は発想が自由で無限だなぁって。
藤咲 そういう想像を掻き立てるような歌詞から、最後はストレートに思いをぶつけるブロックに辿り着くギャップに、私もキュンときました(笑)。
蒼山 サビに出てくる《くちづけ》なんていう言葉も自分だったら使わない歌詞なんですけど、小夜子が書いてるからこそ歌えるっていうのはあるんですよ。今回、そうやって自分じゃ書かない歌詞を歌えたのは新鮮だったし、歌い方に関しても曲に合わせてそれぞれ考えて。「迷宮ラブレター」の場合はジューシーに、スウィーティーに歌えたらいいなぁと。
澤村 女の子特有のヒネくれてる感じは、一種のねごとらしさだと思うんです。それは4人が作ったこの4曲に、特に表れてるんじゃないかな。
【無機質でもクールでもなく 温かな人間らしさを大事にしたい】
──そんな四者四様の個性が出た 曲に対し、 曲目の「真夜中のアンセム」はNHK-BSプレミアムよるドラマ『おふこうさん』の主題歌ですね。
蒼山 台本は読ませていただいたんですけど、もともと書 きたかったものがわりと物語にリンクしていたので、あんま り寄せて書いた感はないですね。《吹き付ける嵐とだって乾杯》っていうサビの通り、どういう状況にあっても楽しめたらいいなぁっていうのが結局は書きたかったことで、その辺よく考えたら「M.Y.D.」とも似てる(笑)。
沙田 アルバムの中で唯一、生のバンドサウンドと打ち込みの組み合わせが似合う曲だったから、ドラムのキックにだけ打ち込みを重ねたんですよ。そうすることで、歌詞の温かさをジリジリ高めていくような効果を出したいなぁと。
──地に足の着いたタイトなビートと浮遊感の強いギター&鍵盤がせめぎ合って、ねごとらしい幻想的なムードを醸し出していますよね。そして、ラストの「勲章」は『 劇場版しまじろうのわお !「しまじろうと くじらおうた」』のテーマソングで、シンプルなバラードかと思いきや、シンフォニックに広がっていくのが予想外でした。
蒼山 曲の中では唯一歌詞とメロディーから作っていった曲で、自分にとって勲章のような存在の人がひとりでもいれば違うんじゃないだろうか?っていうテーマありきで制作を進めたんです。映画だと間奏のシューゲイズっぽいところで海が広がって、意外としまじろうの世界にハマッてましたね。
藤咲 “元気なしまじろう”じゃなく、“泣けるしまじろう”って感じ(笑)。最初は幸子の歌に沿わせて、結構ベースも動いてたんですけど、最終的にはどんどん減らしていって。
沙田 いかに温かさを出すか?がポイントだったので、上モノもアコギやパーカッションに、シューゲイズっぽく空間をゆったりさせるものを入れて。とにかくシンプルに作りました。
──そういうお話から察するに、ねごとの真髄ってやはり空間の使い方の上手さにあるんじゃないでしょうか?
蒼山 うん。トラックや音自体の浮遊感はもちろん、メロディーと言葉が合わさった時のイメージが広がる感じだった り、感覚的な部分は重要。今後に対するミーティングをした時に出たワードもズバリ“有機物”で、いわば“生きもの”感ですよね。コンクリートの建物というよりは、草が生えてたり、風が吹いてたりする感じを、今は大事にしたいんです。
藤咲 今までのねごとって、どこか無機質だったりクールなイメージが強かったと思うんです。実際『5』(2013年2月発売2ndアルバム)の頃はバンド以外の音もふんだんに取り入れていたし、でも、なんかもっと4人で鳴らしたいよね、人間っぽさや温かい部分も出したいよね...っていうのが、この『“Z”OOM』を作ったきっかけなんです。
沙田 なので、レコーディングでもできるだけ一緒に録るようにしたし、技術的なところよりも“どれだけ気持ちを込めて弾けるか?”というところを重視しましたね。今、ライヴパフォーマンスもすごく良くなってきてるんで、それを音源にもパッケージできたらいいなぁって。
──いずれにせよ、今作のテーマは“人間っぽさ”のようですね(笑)。5月と7月に行なわれる『お口ポカーン!! “Z”OOM in X,Y,Z day』3公演では、さらなる生感が味わえそう。
藤咲 最初に言った通り、ステージでもちょっと原点に返った感じを見せたいですね。
蒼山 5月のX&Y公演を7月のZ公演につなげて、着実に発展させて。その間に来てくれる人たちも増やしたいです。
澤村 あとね、瑞紀の髪が燃えた!
──…は?
沙田 初回限定盤の特典DVDに入ってるオフショットに、そういう映像が入ってるんです。写真のイメージを裏切るような、かなり自由な姿が見れるんじゃないかな(笑)。
取材:清水素子
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