2020-02-10
佐倉仁、ギターとベースの両方を担う夢の楽器サクラキャスターを手に全米最大の楽器フェアNAMM SHOWへ出陣
佐倉仁には"表現者"であり"創世者"という言葉が良く似合う。アーティスト(創造者)としての顔。そしてもう一つ、佐倉仁には"創作者"としての顔がある。それが、みずから楽器を作り上げるクリエイターという表情だ。楽器メーカー"The Baritonist."を設立。いわゆる楽器を作るクラフトマン(職人)ではなく、独自の楽器を創作しているように、そこにも「ゼロから有を生み出すアーティスト」としての姿勢が反映されている。
ギターとベースの両方を担う6弦楽器の「ハイパーバリトンギター」と、3弦楽器「サクラキャスター」。佐倉仁みずから創作した2 STYLEの楽器を駆使し、彼は創作やライブ活動を行なえば、"The Baritonist."ブランドが普及し始めた。そのスタートとなったのが、1月にLAで催された全米最大の楽器SHOWと言われている「NAMM Show」へのブースの出展だった。
現地では、訪れた楽器メーカーやアーティストたちに「ハイパーバリトンギター」と「サクラキャスター」の試演をしてもらうだけではなく、みずからも特設ステージを通して演奏。さらに、他の出展者たちやゲスト・ミュージシャンたちとサクラキャスターを手に即席のセッション演奏を幾つも行なってきた。中でも、LED ZEPPELINのロバート・プラントが実力を認めた10歳の天才ドラマーよよか、氷室京介やB'zの作品にも参加しているLA在住のギタリストYukihide"YT"Takiyamaとのサクラキャスターを用いたセッション演奏は、現地でも大きな話題を集めていた。
セッション演奏は、現地でも大きな話題を集めていた。
先日も、新曲「kimi」を配信リリースしたばかり。2月25日には、四谷Honey Burstを舞台に主催シリーズ・イベント「NEXT GENERATION vol.5」の開催も控えている。ここでは、NAMM SHOWの模様を、佐倉仁の言葉を借りてお届けしたい。
――佐倉さん、1月にLAで行なわれた全米最大の楽器SHOWと呼ばれる「NAMM Show」へ、みずから設立した楽器ブランド"The Baritonist."のプレゼンを兼ね、ブースを出展。みずからも、現地へ足を運びプロモーションしてきたと伺いました。
佐倉 今回の目的は、設立した"The Baritonist."ブランドの楽器を世界中にお披露目すること。そのために、僕自身が作り上げたオリジナル楽器「ハイパーバリトンギター」と「サクラキャスター」を手に、2つの楽器をアピールしてきました。(ブースは友人で元VOXのトップエンジニアのLEE氏の立ち上げたLEE CUSTOM AMPLIFIERと共同出展)
――ハイパーバリトンギターもサクラキャスターも、類似する楽器がない完全オリジナル楽器(正確に言うなら大元にあるのはギターとベース。それを同時に鳴らせるのが"The Baritonist."の楽器たちになる)。みなさんから、どんな反応が返ってきていたのでしょうか。
佐倉 今回はサクラキャスターをメインにプレゼンした形でしたが、実際に楽器を演奏した方々が口にしていたのが「DIFFERENT」(異なる/独特の)という言葉。みんながみんな「これは他にはない、唯一の楽器だね」と評してくれたのは嬉しい言葉でしたし、みんなが楽しそうに演奏してくれたのも印象深く目に焼きついた光景でした。同時に、僕自身もサクラキャスターの新たな可能性を知ることが出来た貴重な経験にもなりました。
――そこ、気になります。
佐倉 僕自身がサクラキャスターを創作するうえで想定していたのが、ギターとベースを同時に演奏できることに加え、初心者でも簡単に演奏できる楽器という特性を生かせることから、弾き語りはもちろん、ビートロックやパンクロックを演奏する人たちに少ない編成でも骨太な音を奏でる楽器として使って欲しいという想いでした。でもNAMM Showのブースでサクラキャスターを嬉々とした表情で弾いていたのが、主にヘヴィメタルやラウドロック系のミュージシャンたちであり、そういう音を支えるアンプメーカーの人たち。彼らの演奏する手法を見て、僕自身、サクラキャスターの新たな可能性を感じ、より幅広い層へサクラキャスターやハイパーバリトンギターをアピールしていけるチャンスをつかむことが出来た。そこの成果は、僕自身嬉しい誤算でした。
――ヘヴィメタルやラウドロックのほうが世界的な広がりという面では大きい市場ですからね。そこを支える人たちにサクラキャスターが支持されたことは、その世界でも演奏する人たちが生まれる可能性を持っているということですよね。
佐倉 そうしていきたいですね。それと、みなさんサクラキャスターが3弦楽器であることにも注目してくれました。よく聞かれたのが、「これは、日本の新しい三味線なのか」ということ。そのたびに「三味線からインスパイアを受けて作った楽器」と前置きをしたうえで、「サクラキャスターは、ギターとベースを同時に弾けるうえに、ポジショニングも簡単だから、初心者でもすぐに楽器を弾けるようになる入門楽器でもある」ことを説明し続けました。サクラキャスターもハイパーバリトンギターもプレイした人たちみんなが新たな楽器としての可能性を感じたのか、興味深く演奏をしてくれたのも嬉しかったですね。
――現地では、サクラキャスターを中心に幾つもセッション演奏をしてきたそうですね。中でも、YouTube上にもアップしているように、10歳の天才ドラマーよよかちゃん、LA在住のギタリストYukihide"YT"Takiyamaさんとのセッション演奏では、佐倉さん自身、本当に楽しそうにプレイしていましたよね。
佐倉 よよかちゃんとは、ちょうどNAMM Showへ飛び立つ前に、彼女が現地でセッションしたいとtwitter上へ書いてあった書き込みを見て「ぜひ、一緒にどうですか?」とコンタクトを取ったところ、「ぜひやりましょう!」という声をいただけたことがきっかけでした。それで、現地で会ってという関係なんだけど。彼女のお父さんが、元々ヴォーカリストだった方で、そのお父さんも含めてセッションも行なえば、YT(Yukihide"YT"Takiyama)さんとも交友を深めてきました。嬉しい驚きだったのが、よよかちゃんもYTさんも、「じゃあ、何々の曲をセッションしようか」と決めたとたん演奏を器用にこなしてゆく、その対応力のセンスと技術力。僕はある程度準備して臨んだんだけど、そういう感じでサクッとできる世界的に認められた人たちとのレベル高いセッションに加われたことはとても良い刺激でしたし、世界的に有名なお二人と共演することで、よりサクラキャスターの魅力を世界中へアピールする機会になったのも嬉しい経験になりました。
サクラキャスターに関しては今、幾つものプロジェクトが進行している。それについても佐倉仁が語ってくれた。
――サクラキャスターに関しては、新しい動きが生まれているとお聞きしました。
佐倉 某有名カラオケチェーン店の役員の方が気に入ってくださり、まずは旗艦店を通してですが、そのお店へサクラキャスターを置き、その曲に合わせたタブ譜も画面へ提示、みんなに歌いながらサクラキャスターを弾いてもらおうという企画をやる形で動いています。他にも、学校へサクラキャスターを寄贈。そこで弦楽器を学ぶ最初のとっかかりとして、誰でも気軽に、簡単に覚えられるサクラキャスターを弾きながら音楽の楽しさを知ってもらおうということで、具体的に動いています。
――生徒たちがサクラキャスターを弾いて楽器を学べるって、すごいことですよね。
佐倉 学校が教える音楽を通した楽器演奏って、弦楽器はハードルが高いイメージがあるせいか、せいぜい縦笛やピアニカなどじゃないですか。だけど、誰もが簡単にコードを覚えるどころか、まったくの初心者でもフレットをずらして鳴らせば音楽になるサクラキャスターを用いれば、弦楽器の入り口はさらにハードルの低いものになる。そのうえで、弦楽器の面白さに目覚めた生徒たちがギターやベースに転向していけばいいし、改めてサクラキャスターへ戻ってきてくれたら尚更嬉しい。そうやって、音楽文化や楽器文化の一つとしてサクラキャスターを根付かせてゆく動きが、今、具体的に進行しています。
――以前から「スクールを設立する」と言ってましたが、そのスケールが大きくなりだしているんですね。
佐倉 すでに今、学校と提携をしながら、卒業をすると高卒の資格を取れる音楽学校を仕掛けています。いわゆる音楽の専門学校とは異なり、普通に授業もあったうえで、音楽を学べる環境も学校に用意。そこを通して、音楽の才能を持った人たちを育成し、輩出していくつもりです。
才能を持った子たちや、その可能性を秘めた子たち、音楽へ意欲を向ける子たちの才能や感覚を伸ばしてあげる環境を学校という形を通して作り、育てていきたい。そうやって次世代を担うアーティストたちの育成も行いながら、表舞台ではなく裏方として音楽へ携わりたい人たちに向けても、学校を卒業して以降も音楽業界へ携わっていけるパイプ作りも行なっているように、これまでの日本の音楽業界の有り方を変えていく道筋を今、作っているところです。
みずから創作したサクラキャスターとハイパーバリトンギターを手に、音楽シーンへ新しい風を吹き込もうとしている佐倉仁。彼の動きに、これからも熱い視線を注いでもらいたい。
TEXT:長澤智典
佐倉仁 twitter
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佐倉仁 Web
http://baritonist.tokyo
佐倉仁 Showroom「佐倉仁のカオスワールド」
https://www.showroom-live.com/ZinSakura
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★映像★
NAMM Show 2020 Report
「佐倉仁のカオスワールドスペシャル」in NAMM Show
ハイパーバリトンギター Introduction
★インフォメーション★
2/25(火)桜人祭presents
「NEXT GENERATION vol.5」
四谷HoneyBurst
Open17:00/Start17:30
前売2,500/当日3,000(+1D)
出演:SHU&Sashi・On a Cloud・YUTARO・ASTRA・wakabo・佐倉仁
ゲスト:谷本貴義
MC:見物俊幸
Showroom配信「佐倉仁のカオスワールド」毎週木曜日19:00~
NAMM Showにて記念すべき第一回目の配信を行ったあの番組が、
今後も毎週ゲストをお迎えしてShowroomにて定期配信を行います!
https://www.showroom-live.com/ZinSakura
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佐倉仁「kimi」各音楽配信サービスにて楽曲配信中!
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キズ / 『仇』
来夢さんの歌詞ほんとにグッと来る。この先ずっとかっこいい歌
詞歌ってて欲しい。
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね