2014-12-08
“忘れたくない日が1日1日増えてる”、黒夢のロングツアー第二節が開幕!

去る7月から“最後のロング・ツアー”を展開してきた黒夢。同ツアーの第二節にあたる「TOUR 2014-2015 BEFORE THE NEXT SLEEP『毒と華』」が、12月4日に郡山にて開幕を迎えた。それに先立ち、清春は自身のツイッター・アカウント上で「歴史とは常に忘れ去られ、形を変えながら新しいものとして始まっていくもの」という意味合いのつぶやきを発信。「せめてこの過ぎ去る日々を謳歌しましょう」と述べている。そして同夜、郡山HIP SHOTは、ステージ上も客席も酸素が足りなくなるほどの灼熱状態となり、翌5日、彼らは盛岡にてツアー第二夜を迎えた。
街のあちこちに積雪の跡が残る盛岡。しかし会場となったClub Change WAVEには開演前から熱気が充満。定刻の午後6時半を5分ほど過ぎた頃に場内が暗転すると、そこが数百人収容規模のライヴハウスだという現実を疑いたくなるほどの歓声が。宴の幕開けに惜しげもなく据えられた定番中の定番チューン、「FAKE STAR」が炸裂した瞬間、その場は熱狂的一体感に包まれた。
ライヴ前半、清春は「外はすごく寒いのに、この温度差、狂ってるね」と発言。そして「岩手は何年ぶりだろう?」と言うと、客席から「16年!」という声が飛ぶ。大事なのはその数字が情報として正確かどうかではなく、黒夢にとって盛岡公演が、彼らがかつて誰よりも濃密なロング・ツアーで全国を廻っていた頃以来のものだということ。もちろん言うまでもなく復活後初、ということになる。さらに彼が「岩手の人、盛岡の人はどれくらいいるの?」と尋ねると、フロアにはたくさんの手が挙がる。もちろん近県や遠方からも少なくない数のファンが来場しているはずだが、この場には自分たちの住む街に黒夢がやって来ることをずっと待ち続けてきた人たちがたくさん詰め掛けているのだ。尋常ではない熱気と歓声は、まさに長年蓄積されてきた飢餓感、待望感を裏付けるものだといえる。
10月末まで続いたツアー第一節、『夢は鞭』とはひと味違ったセットリストには、観客の誰もが“この曲を聴かずには帰れない”と感じているはずのマスト・チューンの数々も、口をついて“まさか!”という言葉が洩れてしまいそうになる曲も名を連ねている。中盤には清春と人時、ふたりだけでのアコースティック演奏による「NITE&DAY」、そしてこの季節にお似合いの「Merry X’mas, I Love You」も登場。激しさのなかにも、ロマンティックさが薫る。この空気感もまた黒夢のライヴならではのものだ。
「SICK」でひとたび幕を閉じたライヴだが、当然ながら客席から立ち去ろうとする者はいない。鳴り止まない声援に応え、三度にわたり繰り広げられたアンコールでは、鬼気迫るパフォーマンスが印象的だった「autism」をはじめ、全9曲が披露された。前夜に続き強力なドラミングでバンド・サウンドを支えていたKatsuma(ds)にちなみ、彼が籍を置くcoldrainがかつて黒夢のトリビュート・アルバム『FUCK THE BORDERLINE』(2011年)でカヴァーしていた「CHANDLER」も爆裂。そのKatsumaにとってはこの日が“第二夜であると同時に最後の参加日”となり、彼自身にとって忘れ難いライヴとなったはずだが、それはサウナのごとき熱のなかで3時間を超えるライヴの一部始終を目撃したオーディエンスにとっても同じことだろう。実際、誇張でもなんでもなく、筆者自身の目からみてもこの夜のライヴは“過去最高のライヴのうちのひとつ”に数えられるものだったといえる。
ステージから姿を消す前に、清春は「盛岡、もっと近かったらいいのにね」と名残惜しさを匂わせながら「ラスト3本(=来年2月のツアー終盤に組まれた東京、大阪、名古屋での3公演)、遠いけど来てもらえたら」と客席に語りかけていた。少しばかり補足しておくと、そのラスト3公演に限り、会場限定CDが販売されることになっている。
そして去り際の人時は、「忘れたくない日が1日1日増えてる気がします。みんな、素敵だったよ!」という言葉を投げかけていた。そう、忘れられない瞬間ではなく、忘れたくない瞬間。それを重ねていくことこそが、“過ぎ去っていく日々を謳歌する”ということなのだろう。このツアーの次なる舞台は、12月12日と13日の両日に行なわれる京都での二夜公演。間違いなくそこでも、忘れたくない記憶が書き加えられていくことになる。ひとつでも多くの夜を、共に重ねていきたいものである。
■【セットリスト】
M1 FAKE STAR
M2 13 new ache
M3 WHITE LUSH MOVIE
M4 SOMEONE
M5 MIND BREAKER
M6 FREE LOVE, FREE SEX, FREE SPEECH
M7 A LULL IN THE RAIN
M8 NITE&DAY
M9 Merry X’mas,I love You
M10 アロン
M11 heavenly
M12 LOVE ME DO
~ 人時 BASS Solo ~
M13 MASTURBATING SMILE
M14 FASTER BEAT
M15 HELLO,CP ISOLATION
M16 C.Y.HEAD
M17 ROCK'N' ROLL
M18 CANDY
M19 Sick
< ENCORE 1 >
M20 ミザリー
M21 DRIVE
M22 BEAMS
< ENCORE 2 >
M23 CHANDLER
M24 autism
M25 カマキリ
M26 後遺症-aftereffect-
< ENCORE 3 >
M27 少年
M28 Like@Angel
■黒夢 オフィシャルHP
http://kuroyume.jp/
【関連リンク】
清春、年内最後のライヴで2015年にアコースティックマンスリーライヴの開催を発表&新ビジュアル公開
黒夢から急告! 『毒と華』東阪名最終三公演で会場限定シングル発売
魂そのものに刻み込まれた、黒夢 BOYS ONLY最終公演の光景
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
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Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими
пейзажами. Кроме того, нельзя
не отметить Запретный город в Пекине —
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации
и наполняют невероятной энергией
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то
особенное: от бурлящих мегаполисов до
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение
и рассказы!
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