2015-07-21
                    
                MUCC、ツアーファイナル公演にて欧州ツアーの模様を収めたDVD発売を発表
 
		MUCCが7月18日(土)にミニアルバムリリース後初となるワンマンライブを新木場Studio Coastにて開催した。 
「MUCC TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE"Final【The Requiem, Endless Nightmare, Darkness YHWH,】」と題され、国内、ヨーロッパを含む今回のツアー全体のファイナルと位置付けられた今回のライブ。最後にはDVD『F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE ON WORLD-Paradise from T.R.E.N.D.Y.-』が今年の冬に発売される事も発表された。 
今回のDVDは先日行なわれたヨーロッパツアー「MUCC EUROPE TOUR 2015“F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE"」の映像を中心に、メンバーが各々セルフ撮影で記録したメンバー視点のドキュメンタリーな一面も覗かせるいつものMUCCのLIVE DVDとは一味違うテイストの映像作品となる。詳細は後日発表とのことなので、楽しみにしていてほしい。また無料動画 GYAO!にてミニアルバムのリードトラック「睡蓮」のMVのフルサイズバージョンが1週間限定独占視聴スタートとなっている。今までYouTubeで解禁されているshort verのみの公開で、ベールに包まれていた、「睡蓮」のMVの全貌が明らかになった。昨今海外でも評価が再燃しているミクスチャーロックと、MUCCのアイデンティティとも言える叙情的な日本語詞が融合した楽曲を、CM、ドキュメンタリーなどから、RADWIMPS、米津玄師、凛として時雨などのMVも手掛ける掛川康典を監督に、メンバー以外にも大勢のエキストラ、そしてインパクトのあるキャストを迎えたアグレッシブかつカオスな壮大なスケールの作品となっているので、気になる方はこちらも是非チェックしてほしい。
■無料動画 GYAO!内「睡蓮」MUSIC VIDEO(Full ver.) 
(公開期間:7月20日(月)0:00~7月26日(日)23:59 )
http://gyao.yahoo.co.jp/player/00100/v10193/v0993900000000547806/
■【ライブレポート】
2015年初のツアーであった《MUCC TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE"》は、4月2日の高崎club FLEEZから幕を開け、青森、金沢、大阪、徳島、周南、東京(EX THEATER ROPPONGI)とまわり、《MUCC TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE"in JAPAN》と名付けられた5月10日の東京(TSUTAYA O-EAST)を公開ゲネプロ公演とし、その後に繋げられた、ヨーロッパツアー 
《MUCC EUROPE TOUR 2015 “F#CK THE PAST F#CK THE FUTURE"》(全8ヵ所)へと挑んだのである。今回のツアーは、新たな音源を引っ提げてのモノではなかったのだが、ツアー前に6月24日にリリースされることになっていたミニアルバム『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』の制作に入っていたことから、本編の約3分の1が新曲で構成されたツアーとなったのだった。 
2015年に入ってからのMUCCは、音源制作を中心に行なっていたことから、久しぶりのライヴ、久しぶりのツアーとなったわけだが、彼らは、テッパンのセットリストを用意し、久しぶりの高揚を味わう安定の盛り上りを選ぶことなく、ツアーの先にあった『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』での挑戦をいち早く見せつけるべく、そこに未知なる刺激と“現在のMUCC"を置いたのである。4月28日のEX THEATER ROPPONGIで初めてこのツアーのライヴを見たときは、旧曲の中に混在する新曲たちが、まだまだ初々しく響いていた印象であり、実際にヨーロッパに向かうメンバーとスタッフ6人のみで構築した公開ゲネプロであった5月10日のTSUTAYA O-EASTは、充分ではない環境に身を置き、自らにいろんな試煉を課してのライヴでもあったことから、新曲たちはまだまだ“完成形"を見ていなかった。しかし。7月18日に新木場Studio Coastで行なわれた今ツアーのファイナルでは、彼らが『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』を通して魅せたかった景色とMUCCというバンドの原点と現在進行形のMUCCを色濃く感じさせられた、見事なサウンド感とオーディエンスの心をしっかりと掴んだ最高なノリを見せつけてくれたのだった。 
始まりは「睡蓮」。この日のライヴのサブタイトルであった【The Requiem, Endless Nightmare,Darkness YHWH,】へと誘うかのような、宗教色を強く感じる混沌とした世界は、まさにMUCCの結成当初からの基軸を思わせた。マイナーでありながら鮮やかで美しく、どこまでも透明な世界を描き出すミヤのアルペジオと、奥の深さを感じさせるSATOちの抜けのいいドラムはオーディエンスの言葉を奪い、そして吸い寄せた。和の旋律をも宿す「睡蓮」は、“朝焼け"の景色を思わすミヤの台詞から幕を開け、デジタルな同期を軸としたイントロは、激しい世界をそこに作り上げていった。逹瑯が歌詞を紡ぐように唄う本編へと流れが移り変わると世界は一変。一気にクールダウンした本編は、YUKKEのベースフレーズを中心に柔らかく、そして切なく揺蕩った。実に彼ららしい人間的な感情が赤裸々に描かれた言葉で埋め尽くされていく世界は、18年というバンド歴が作り上げた産物。素手で“心"という部位をギュッと握られたような感覚とでも言おうか。邦楽ならではロック感。まさにMUCCというバンドの個性を強く感じさせるモノだった。その音はメロディアスに、そしてダンスに、そしてディープに激しく畳み掛けられた。『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』で表現したかったという“ミクスチャー"と、MUCCの18年を感じるその音と言葉は、フロアを埋め尽くしたオーディエンスを熱狂の渦へと引きずり込んだ。 
ここ最近のライヴではテッパン曲となっていた「ENDER ENDER」のノリも、ヘヴィさを増した新曲たちの影響もあってか、間奏前にはHiHiHiHiの力強いかけ声がオーディエンスから沸き上がるなど、確実に曲の温度が高くなっていたのを感じさせられた。目まぐるしいジャンルレスな展開を魅せる「D・F・D(Dreamer from Darkness)」では、時おり差し込まれるミヤの唄声と逹瑯のロウの利いた深みのある声が交互に曲を彩っていく。混沌とした世界観とヘヴィロックという原点を根底に残しつつも、その時々の自分たちの中での“流行"を貪欲に自らの個性と融合させ、その領域を広げ続けてきた彼ら故、境界線という言葉もジャンルという枠も関係ない。まさに、彼らがここに提示した“今、リバイバルしかけてる90年代の音楽のいいところと、現代の音楽とを融合させたモノ"は、新たなる個性の確立のきっかけを作ったのだ。それをはっきりと証明していたのが、「HATEЯ」 (正式表記はЯの上に×印)。これ以上にない攻撃的なサウンド感とラウドにアレンジされたレゲエのリズムとラップ・メタルを用いた独特な譜割りに、MUCCらしいメロディラインを活かした新境地は、まさしく、“新たなるMUCCの個性の確立"を感じさせられるモノであった。90年代のハード・コアと、現代のロックとの“ミクスチャー"を色濃く感じさせる『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』は、そんなMUCCというバンドの基軸を、さらに際立たせる結果となったのだ。この日、「HATER」は、刹那を宿したドラマチックな激しさを色濃く感じさせた、柔らかな歌モノ「B.L.U.E〜Tell me KAFKA〜」と、アコギの音色とベースのメロウなフレーズが哀愁を漂わす「レインボー」に挟まれた形で届けられたのだが、オーディエンスは、その振り幅の激しさに振るい落とされることなく、見事なノリで彼らの音に応えていたバンドとオーディエンス。そこに、素晴しく、理想型の関係性を見た気がした。 
『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』の音たちは、ヨーロッパツアーを経験したことで、本来宿していた重厚感に加え、更に逞しくなっていた。曲はライヴで育つという意味を、この日、彼らに改めて教えられた気がした。わずか1ヵ月もの間に、ここまで印象を変えるとは。彼らの吸収力と貪欲さは、これまで以上なのかもしれない。18年という歴史を築き上げてきているバンドに、ここまでの伸びしろを感じることはそうそうない。そう感じた瞬間でもあった。この日のMCで、逹瑯が、【18年やってきて、休みたいって思ったことが無いから、まだまだ行けると思うよ! 来年はもっとやりたいね!】と話していたが、その言葉からも、今、彼らが純粋に音楽を楽しめていることが伝わってきた。彼ら自身、『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』を作り上げたことにより、自分たちが音楽というモノに衝撃を受けた原点を見つめ返すことが出来たからこそ、改めて音楽から受ける衝動を知ったのかもしれない。彼らは、アンコールで、ミニアルバムのオマケ曲として収録されていた、地元・茨城を舞台に描かれた、自分たちのルーツを歌詞としたミクスチャーナンバー「1997」を届け、「蘭鋳」でいつものようにオーディエンスを座らせた直後に高くジャンプさせるというおキマリの煽りをしてオーディエンスを喜ばせ、ライヴの最後にお客さんもみんなで一緒に歌える曲をイメージして作られたという「TONIGHT」を届けた。ハイトーンの雄叫びから幕を開けるこの曲は、“ハートをズキュンとぶち抜かれる"メタルチューン。この曲では、同じ事務所に所属するシドの明希がベースで参加し華を添えた。アンコールで叫ばれた、インディーズラストシングルであった「フリージア」の歌詞を思わす【終わりは新たな始まりだろ?】という逹瑯の言葉は、この先の彼らの意欲を物語るモノであると受け取った。今回のツアーを作り上げた、音楽から受ける衝動が詰め込まれた『T.R.E.N.D.Y. –Paradise from 1997-』をまだ手にしていない人は、この記事との出逢いをきっかけに、是非、彼らの音に触れてみてほしい。そして。MUCCを愛して止まないオーディエンスと共に、彼らの20周年に大きな期待を寄せてほしい。彼らは、その期待を決して裏切ることのないバンドだと言い切れるから。 
Writer:武市尚子 
Photo:西槇太一
【関連リンク】
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DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
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「惨劇の夜」のオリジナル版はそもそもCDシングルやアルバム未収録で、ベスト盤にも収録されておらず、映像作品『「楓」~if trans...~』にのみ収録されているためサブスク配信はありません。代わりに歌詞が変更された「霧と繭」は、ミニアルバムMISSAに収録されているためサブスクなのでも聞くことが出来ます。
                	
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                  Mrs. GREEN APPLE / 『青と夏』
                        	Доброго времени суток, коллеги!
Сегодня хочу затронуть тему, которая долго меня увлекает — что посмотреть в Китае.
Эта держава с многовековой историей и культурой открывает массу потрясающих 
мест, которые стоит изучить. Поделюсь своими наблюдениями и эмоциями,
которые, надеюсь, будут полезны и интересны.
Если говорить о must-see, то трудно обойти вниманием Великую китайскую стену — воплощение силы и стойкости, восхищающий своими масштабами и потрясающими 
пейзажами. Кроме того, нельзя 
не отметить Запретный город в Пекине — 
истинный архитектурный шедевр, где каждый элемент наполнен древней историей.
Эти [b]достопримечательности[/b] олицетворяют дух нации 
и наполняют невероятной энергией 
путешественника.
В заключение хочу отметить, что Китай — это страна, где любой обнаружит что-то 
особенное: от бурлящих мегаполисов до 
мирных старинных деревень.
А как вы считаете? Какие места в 
Китае создали на вас самое сильное воздействие?
Будет интересно услышать ваше мнение 
и рассказы! 
их Хорватии в Словакию
                	
                  King Gnu / 『THE GREATEST UNKNOWN』
                        	рейтинг хостингов 2016 в россии
                	
                  Laputa / 『Virgin cry』
                        	Ахуенно я ставлю тысячу звёзд...
                	
                   









