恍惚の光が漂う月夜で俺は
唾液を垂らし のたうちまわっている自分をただ眺めていた

破裂間近の眼球で何を睨んでいるの?
腐りかけた身体ならもう土に還らせてあげて

不思議だね こんな夜でも 涙が流れようとしない

眩しい記憶に抱かれもう眠ろう
そこには君がきっと笑顔で待っているから
最期に何を伝えればいいのだろう
夜が明けたらもう全てが思い出せなくなるよ

不思議だね こんな夜でも 涙の意味がわからない

優しい記憶に抱かれもう眠ろう
そこには君がきっと笑顔で待っているから
最期に何を歌えばよかったのだろう
明日になればもう君さえ思い出せなくなるよ


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