止まない季節はジメっとして
不安に爪をかじる癖が抜けず

無口な君からの電話鳴って
受話器を持つ手が震えていました


君との待ち合わせは原宿ではなく
確かに行き急いだお別れの朝で
湿った曇りガラス窓から覗いた
微かに苦い紅茶みたいな甘い記憶


降り続く雨に思い出を寄せて
差した雨傘は二人じゃない
歩き慣れた道思い出を残し
響く足音は二人じゃない
残酷なものさ


聞きたい聞きたくない過去の事なんて
お互い傷つくなら嘘つき通して
路地裏水溜まりに写る弱い僕
あの日まで渡れる長靴なんて無いから


帰れない朝に怯えて今もまだ
君の脱け殻に君を重ねる
降り続く雨に思い出を寄せて
差した雨傘は二人じゃない
歩き慣れた道思い出を残し
響く足音は二人じゃない
残酷なものさ

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