終わりが来ることはわかっていたから
でもそれは今日じゃない 明日でもない
二つの覚悟は身体重くしていた
その代償の果てに堕ちてゆくなら一つのままで

歪な温度で抱き合う距離は空白を埋めた
結ばれぬ糸で絡まる指は楽園に染まる

終わりが来ることはわかっていたのに
瞼を閉じて抱き合えば永遠 そう永遠
縮まる距離に少し怯えてるの
事実など求めてないのに堕ちてゆくなら一つのままで

あの頃みたいに痛みを抱いて見つめ合えたら
許されぬ夢の終わりを知れず眠るのに

帰る場所が違う二つの楽園
運命なんかで裁かれる罪などに意味はないの
朝を迎えることのない夜につじつまは綺麗にすり抜けてく

冷めきった歪な温度が最後の言葉を飲み込んでいた
結ばれぬ糸で絡まる二人 このままどこか…
消えて 触れて また腫れて 生まれ そして いつの日にか
抱きしめて 糸を解いた二人が落ちる場所は二つのまま


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