2020-02-18
作曲家・音楽プロデューサー:浅野ケン、KEN asano FUJIKAWAに改名

以前取材した作曲家・音楽プロデューサーのKEN asano FUJIKAWA(旧筆名:浅野ケン)氏より改名のお知らせが届いたのでお話を伺ってきた。
−−大変ご無沙汰しております。この度はお知らせありがとうございました。
KEN asano FUJIKAWA(以下KEN):こちらこそ取材のお申し出を頂きありがとうございます。
−−早速ですが改名に至った経緯をお聞かせください。
KEN:いろいろと理由がありまして、45歳になったことと、浅野ケン20周年イヤーということ、あと今年は東京オリンピックの年ですからね(笑)。
−−東京オリンピックとはどのようなご関係が?
KEN:すみません。勢いで言っただけでまったく関係ありません。1次も2次も上限いっぱい抽選に申し込んで全部はずれるぐらい縁がありません(笑)。
−−やはり一番の理由は20周年45歳という節目の年に心機一転をということですか?
KEN:そうですね。元々は本名の藤川健で音楽をやりたかったんですよ。ユニットのギタリストとしてデビューする時に浅野ケンになったんですが、実はその前に数年間音楽業界で仕事をしていまして。ユニットを結成したばかりの頃はまだそっちの仕事も残っていて、若干時期が被っていたので芸名をつけておこうかって流れで。
−−「音楽業界で仕事」というのは裏方として?
KEN:20代前半にレコード会社で宣伝をやって、その次にプロダクションで現場マネージャーをやって、またレコード会社でA&Rをやってという時期がありました。
−−浅野ケンという芸名はどのように決まったのですか?
KEN:浅野は父方の姓で、藤川が母方の姓なんです。幼稚園までは浅野健という名前だったんですが、小学校入学のタイミングで母方の祖父母と父が養子縁組をして、家族揃って藤川姓になりまして。芸名を決める時に全く関係ない名前は嫌だったので、昔の自分の名前なので浅野健を希望しまして、カタカナで“ケン”にした方がミュージシャンっぽいみたいな理由でそうなりました。
−−ユニット解散のタイミングに本名に戻そうとは思われなかったのですか?
KEN:思わなかったこともなかったんですが、浅野にも馴染みはありましたし、特に自分がステージに立っていた頃は気持ちを切り替えられるという意味で芸名がある良さも感じていたので、その時はそこまで強く本名に戻したいとは思わなかったですね。
−−では何故このタイミングに本名になぞらえた改名を?
KEN:UMJ(自身が代表を務める(株)ユニオンミュージックジャパン)の人間としては本名で仕事をしてきまして、これも10年以上になりましたから、藤川として知り合った仕事関係の方も増えましてね。その都度説明するのも面倒になったので(笑)。それに、かれこれ5年ぐらいはステージにも立っていませんし(笑)。
−−ミドルネームにasano(浅野)を残した理由は?
KEN:ガッツリ日本人でクリスチャンでもないのにミドルネームというのも変ですが、出光昭和シェルみたいなもんですね(笑)。とまあ冗談はさておき、実は3〜4年前からこのタイミングで本名に戻す計画があったんですが、昨年父が亡くなりまして…。僕の中で父の旧姓でもある浅野を捨てることにためらいが生まれまして。
−−お父様の存在を残したいというお気持ちですね。
KEN:そんなところですね。父が亡くなった時にはやっぱり(本名に戻すことは)やめようかなと正直悩みましたね。悩んだ結果、最終的にこの形に辿り着きました。
−−そんな新筆名KEN asano FUJIKAWAとして作品発表のご予定がお決まりでしたら教えてください。
KEN:まだ外に出せる情報が無いので、とりあえず浅野ケン(旧筆名)としての最後の作品ゲーム音楽でしたという報告ぐらいですかね。
−−KENさんがゲーム音楽を!?あまりそういうイメージがなかったので驚きました。
KEN:ゲーム音楽とは言っても普通に歌モノですよ。長年関わってきた池田彩(プリキュアシリーズ等で知られるアニソンシンガー)が様々なアーティストとコラボする「池田◯◯」というプロジェクトをやってるんですが、その第2弾として和楽器バンドの山葵くんとコラボしたんですよね。池田山葵の「運命(さだめ)」という曲なんですが、その作曲をしました。で、これがCDなどの音源としてリリースされる曲ではなくて、GITADORAというアーケードゲーム用の曲なんですよ。2月5日から遊べるようになったので、ぜひ楽曲にも注目?いや注耳?しながらプレイしてもらえたらと。
−−では最後に今後のビジョンなどがありましたらお聞かせください。
KEN:まだ個人的な気持ちの段階ですが、今年は5年ぶりにワークスアルバムをリリースしたいと思っています。これまでの20年間に作曲した曲を詰め込むだけじゃなくて、このアルバムで初披露となる新曲も収録したいし、このアルバムで初めて世に出るアーティストも発掘できたら良いなと、まだぼんやりとですがそんなことを考えています。
−−ご自身の作品集に新人アーティストによる新曲も収録されるということですか?
KEN:出来たらそうしたいですね。何曲か新曲も収録して、その中の1曲ぐらいは全くの新人に歌ってもらえたらなと。あとは僕の作品を愛してくれている方々に共同プロデューサーになってもらって一緒にこのアルバムを作れたりしないかなと考えたりも。とにかく、ただ過去を振り返るようなアルバムではなく、未来に繋がるようなアルバムを作りたいですね。
−−新人アーティストや共同プロデューサーはどのように募集されるのですか?
KEN:まだどれも本当にジャストアイデアなので、どれだけ具現化できるかわかりませんが、考えがまとまったらTwitterで発信しようと思っています。興味を持ってくださった方はフォローして頂ければと。
−−それは目が離せませんね!
KEN:それ以外にも今年はあと一つ二つやりたいことがあるので、また近々話を聞いてください!
今回が二度目となったKEN asano FUJIKAWA氏へのインタビュー。
20周年を迎えたベテラン音楽家でありながら、まるでギターを手にしたばかりのバンドマンのように目を輝かせながら計画を話すその姿は夢と希望に溢れていた。
興味を持たれた方は新人アーティストや共同プロデューサーに名乗りを上げてみてはいかがだろうか?
TEXT:瀬野佳奈
【本文関連リンク】
■KEN asano FUJIKAWA (@ks_lumber_room) - Twitter
https://twitter.com/ks_lumber_room
■株式会社ユニオンミュージックジャパン 公式サイト
http://www.union-mj.jp
■池田 彩(Aya Ikeda) オフィシャルウェブサイト
http://www.ikeda-aya.com
■『GITADORA NEX+AGE』公式サイト
http://eagate.573.jp/game/gfdm/gitadora_nextage
【KEN asano FUJIKAWA・プロフィール】
本名、藤川 健(ふじかわ けん)。旧筆名、浅野ケン。
作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、株式会社ユニオンミュージックジャパン代表取締役。
1975年2月3日生まれ。神奈川県小田原市出身。
幼少の頃よりクラシックギターを始め、高校時代にはソリストとして国内コンクールにて度々入賞。以後、ロックに転向し精力的なバンド活動を行う。1997年よりレコード会社や音楽事務所を転々としながら制作の経験を積む。2000年、音楽ユニットのメンバーとしてインディーズデビュー。2003年メジャーデビュー。ユニット活動休止後、他アーティストへの楽曲提供やプロデュースに注力し、自身の楽曲と共に数々のアーティストやアイドルを世に送り出す。40歳を迎えた2015年2月3日には、自身初のワークスアルバム『15/40』をリリース。現在までの公表実績は100曲を超える。
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