2021-10-27

Risky Melody、アルバム全曲解説

Risky Melody、最新アルバム「ESPERANZA」全曲解説・前編!!
新しい世界を見つけ出した、アルバム前半部の曲たち。

バンド結成から7年半以上が経過。第二期Risky Melodyとなり、現在のメンバーになってから数えて3年半強。現体制として初となるアルバム「ESPERANZA」が完成。11月3日に発売する。希望というタイトルに相応しい、ここには未来へ向かう自分たちの意志を記した曲たちを多く詰め込んでいる。
Risky Melodyは11月3日に渋谷CLUB QUATTROで行う主催公演より、このアルバムを北海道から沖縄まで届けに行こうと全国各地を駆けまわる。ファイナルは、2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTRO公演。この日は、アルバム「ESPERANZA」が入場チケット変わりになる。つまり、アルバム「ESPERANZA」を会場に持参すれば無料になる(会場でもアルバムを販売)。
Risky Melodyが今、どんな強い意志を胸に活動しているのか、今回、アルバム「ESPERANZA」へ収録した「REBOOT」「It’s OK」「CRAZY LOVE」「Jealous Heart」「未来への地図日」についてメンバーに解説していただいた。

「REBOOT」
Risky Melodyの新しい世界を始める大きなきっかけになったのが「REBOOT」なんです。


――そういう気持ちを持ってアルバム制作へ向かい始めたわけだ。ここからは、収録した楽曲たちの魅力を探りたいなと思います。冒頭を飾ったのが、思いきりラウドでエレクトロしている「REBOOT」になります。

ALICE Risky Melodyは毎年テーマを決めて活動をしています。2021年のテーマが「再起動」。それを7周年公演の日にファンたちを前に宣言しようと作ったのが「REBOOT」になります。とても高揚感を持った、ライブでも気持ちを盛り上げてゆく楽曲になりました。歌詞を書くうえで、わたしの中にあったのが「夜明け」というイメージ。コロナ禍以降、会えなくなってしまった人がいるなど、だいぶ世の中の景色が変わりました。この期間の中で壊れてしまったものもあった中、だからこそ「君となら新しい世界を作っていける」「一緒にこの世界を再起動していこう」という前を向いた想い。そして、ここまで乗り越えながら進んできた自分に「誇りを持って生きよう」と伝えたくて、「REBOOT」の歌詞を書いています。

――その前向きな想い、だいぶ世の中を皮肉った形で示してもいますよね。


ALICE やはり歌詞を書くうえで、綺麗事では済ませられなかったですからね。世の中のいろんな人たちが不安や不満などさまざまな思いを溜め込んできたし、今も溜め込んでいる。そのフラストレーションを、誰かを攻撃することへ向けてゆく人たちもいた。でも、攻撃や反撃をぶつけあっても、そこには悲しみが増えていくだけなんですよね。私たちRisky Melodyだって、進んでゆく中、温かい声だけではなく、非難を受ける痛い言葉だって受けてきました。そんな日々の中、「生きるとは、前へ進むとはどういことか」を、メンバー内でも何度も顔を合わせ話しあってきた。そこでつかんだ一つの想いやメッセージを、激しくもノリの良い楽曲に乗せ示したのが「REBOOT」なんです。

HaRU この曲が仕上がってきた頃、もちろんまだ良い世の中ではなかったのだけど、なんとなく前向きな気持ちで初披露の日に向かっていったの覚えてます。

ayae 「REBOOT」というタイトルの通り、再起動するんだ。って強く思える曲になったと思います。1年間、ほぼRisky Melodyとして活動できず、2021年4月のワンマンでやっと1年間を再スタートというか、この活動を続けられるきっかけになったと思います。

Asumi 決してまわりの意見や発言に惑わされないし、これからも惑わされることなく、新しい世界を作っていきたい。その強い意志を、私たちは「REBOOT」に詰め込みました。

AYA 「REBOOT」を初披露したのが、今年4月のワンマン公演。Risky Melodyを再起動したとはいえまだまだ活動間もない、闇の中から抜けだし、ようやく光をつかもうと走り始めた時期でした。「REBOOT」は、曲調やサウンドメイキングの面でもRisky Melodyの中に新しい光を射してくれた歌。再起動を示した当時の公演で「REBOOT」を披露したことで、私たちも新しい世界へようやく本格的に踏みだせた気持ちもありました。

ALICE 「REBOOT」が生まれたことで、「これからのRisky Melodyはこの方向で行こう!!」となれたからね。「REBOOT」の歌詞をメンバーへ渡したときも、4人とも気持ちを奮い立たせ、その気持ちでお披露目したライブにも向かっていった。その気持ちを感じたお客さんたちも、同じように奮い立っていた。まさに、Risky Melodyの新しい世界を始める大きなきっかけになったのが「REBOOT」なんです。初披露以降、ライブで演奏するたびにお客さんたちからも「この曲に心を支えられてる」「この歌に助けられた」という言葉もたくさん聴いています。それくらい、今のRisky Melodyにとって「REBOOT」はとても大切な楽曲になっています。


「It's OK」
「It's OK」ではシンセの音をガツガツ叩きつけてゆくサウンドになりました。


AYA 「It's OK」は、アルバムで初披露になる新曲です。

ALICE 「REBOOT」も新しい作家の方とコラボレートした楽曲でしたが、「It's OK」も手がけていただきました。「It's OK」では、いろんな試したいリスキーなサウンドを詰め込みました。そのうえで、引いたり、また足したりを繰り返しながら完成させています。

Asumi ギターソロでも、いろんなパターンを提示しながら、その上で、他のメンバーたちのアイデアも加えて完成まで持っていきました。

ALICE あの時は、とにかく「今までリスメロでは聴いたことのない曲調やサウンドを作ろうぜ」ということで突き詰めていたからね。わたし、考え込むではなく、パッと浮かんだ言葉を活かしながら歌詞を書き進めるように、インスピレーションを大切にしてゆくスタイルなんですけど。Asumiはいろんなことを試したうえで、自分で「これだ」というのを提示してゆく構築派。だからこそ、「もっとこういうこと出来ないかな?」と投げると、こちらの想像以上のものを作りだしてくる。その魅力を、「It's OK」のギターでは発揮しているからね。きっと彼女のパフォーマンスを交えてライブで聴くと、音源とはさらに印象を変えて伝わっていくはず。その辺にも注目してください。それと、AYAの攻めのシンセスタイルも「It's OK」の強烈な魅力になっています。

AYA Asumiちゃんが加入し、彼女の色がRisky Melodyの楽曲へ色濃く反映してゆく中、キーボードもピアノ系の音よりも、エレクトリックな方向をどんどん色濃く出すようになり、「It's OK」でもシンセの音をガツガツ叩きつけてゆくサウンドになりました。

ALICE そこには、AYAちゃんの性格が「攻める」姿勢に変わった影響もあると思う。

AYA 確かに(笑)。いつの間にかピアノ系の音を弾く機会が減り、シンセ系のキーボードの鍵盤を叩く奏法が増えたのも、攻めたい意識が反映したからなんでしょうね(笑)。


「Jealous Heart」
Risky Melodyなりのダンスロックを追求し始めたのも「Jealous Heart」からでした。


――「Jealous Heart」が生まれた頃には、今の攻めたRisky Melodyのスタイルに繋がるものが出来上がっていたんですね。

ALICE 今のRisky Melodyのスタイルへ進化できたのは、「Jealous Heart」が生まれたことも大きいなと思います。この曲では、演奏陣みんながリズムを強く刻んで、逆にヴォーカルはふわふわとらえどころのない姿で歌っています。そのアンバランスなところを魅力にもしたのが「Jealous Heart」になります。この曲からでしたね、ヴォーカルエフェクトを使い始めたのは。

AYA 躍れるRisky Melodyの音楽性というか、Risky Melodyなりのダンスロックを追求し始めたのも「Jealous Heart」からでした。

HaRU 乗らせるリズムを作るのなかなか苦戦しましたね。

ayae ギターのスラップ奏法ってあまり聞かないですけど、これが、ドラムのリズムと絡み合うととても面白いです。

ALICE それまでのRisky Melodyには、もちろん女性目線の歌詞もありますけど。基本は男性詞というか、どちらでも共感できるように「僕」という表現や、言葉を強く言い切る書き方をしてきました。でも「Jealous Heart」では、少し棘を持って女性らしい柔らかさや曖昧さを表現できたらなと思いました。結果、よりガールズバンドらしい柔らかさの中へ棘を含んだ曲になったなと思います。

Asumi むしろ、棘のほうが多いですけど(笑)。

――いつまでも夢見る乙女ではいれない酸いも甘いも経験した深い女性心を示しているからこそ、「Jealous Heart」に深みを覚えるんでしょうね。

ALICE 長く活動を続けていると、嬉しいことばかりではなく、試練や困難に立ち向かえば、進んでいく中で叩かれることだって何度もありました。ときには、愛を持った優しい言葉が、1ヶ月後には言葉の凶器に変わって投げつけられたことだってありました。もちろん、その逆もあります。そういう経験の中、「愛って何?」「愛情自体を信じられない」と不信に思うこともありました。その思いを、コロコロ変わる女性の恋愛の視点で書いたのが「Jealous Heart」なんです。


「CLAZY LOVE」
「激しさと危うさ」「生音のハードさと重厚なエレクトロ」という面が今のRisky Melodyには似合うことを最初に教えてくれたのが「CLAZY LOVE」でした。


ALICE 「Jealous Heart」もそう、「CLAZY LOVE」も楽器隊が主役になっている楽曲です。原曲は、ドラムのayaeが、Risky Melody加入前にやっていたバンド時代の楽曲。そのバンドの活動が止まってしまったことや、「CLAZY LOVE」の曲調が今のRisky Melodyに似合うなと思い、歌詞やサウンドのアレンジを変え、Risky Melody Versionに仕上げました。

ayae Risky Melodyでリアレンジして更にエレクトリックでロックなサウンドが増してこの曲のカッコ良さが、仕上がったなと思います。

Asumi さっき、「My Story」「未来への地図」「Jealous Heart」の3曲を発表し、その後にワンマンツアーだ…というときにコロナ禍によって活動が止まってしまったと言いましたけど。表立ったバンド活動がまったく出来なくなった時期、水面下で活動してゆく中で「CLAZY LOVE」をRisky Melody用にアレンジしてやってみようよ」と作り出したときに、「あっ、こういうハードでエレクトロな楽曲もRisky Melodyには似合うんだ」と思い、自粛の繰り返しで「絶望」に近い感覚の中にいたのですが、先に進んでゆく光を掴めた意識に変えてくれたのが、この「CLAZY LOVE」でした。

HaRU 今のハードさの元になってる気がするよね。

ALICE ハードな要素とエレクトロを掛け合わせた曲という面では、比較的最近生まれた「It's OK」が、まさに今の Risky Melodyのデジロックなスタイルを強い武器としてアピールしてゆく曲になりました。いわゆる「激しさと危うさ」「生音とエレクトロ」という面が今のRisky Melodyに似合うことを最初に気づかせてくれたのが「CLAZY LOVE」でしたからね。
「CLAZY LOVE」は、メッセージ性を押し出す楽曲ではなく、サウンド面でグイグイ押してゆくスタイル。そういうRisky Melodyの新しい面を打ち出したのが「CLAZY LOVE」なんです。

――「CLAZY LOVE」もそうですが、全体的に鍵盤楽器の比重が大きい曲たちが今は多いですよね。

ALICE 気がついたら、そうなってますね。今は、AYAちゃんにいろんな負担がかかっているから、可能ならキーホードを2人にしたいくらい。そのうちライブでも、AYAちゃんのところはキーボードに囲まれた要塞になっていくと思う(笑)。

AYA 実際に今、要塞化を考えています。「CLAZY LOVE」は、本格的にエレクトロやシンセの音を重要視し始めた最初の楽曲になります。わたしの中でも当時は手探りの面もあったように、いろんな音色や弾き方に挑戦しながら、その当時のベストを見つけ出したように、本当に挑戦意欲を掻き立てた楽曲でした。


「未来への地図」
Risky Melodyの場合、「戦う」歌詞が多い中、「未来への地図」は「戦わない」歌です(笑)。


――ここから、表情は一気に変わります。

ALICE 「CLAZY LOVE」に続いて「未来への地図」が流れると、「同じバンド??」と疑ってしまうくらいガラッと表情が変わりますからね。でも、ここから曲調が多様化してゆくところも、アルバム「ESPERANZA」の魅力です。
今回の曲順は、アルバムのセットリストを作るような気持ちで組み立てました。それこそ、クレイジーな気持ちになって心を解き放てたからこそ、未来を感じれるような…。「REBOOT(再起動)しよう」と言いながら激しい楽曲でどんどん聞き手を翻弄し、そのうえで「未来への地図」を通して未来を作ろうと呼びかけてゆくような…。
この楽曲は、AYAちゃんがRisky Melodyと並行してやっているHONEYBEEの世界にも繋がる表情。AYAちゃん自身も明るく真っ直ぐな子だし、HONEYBEEの楽曲に描き出している耳心地好いメロディーって、AYAちゃん自身の姿にも強く重なるように、そういう曲もRisky Melodyの中にあってもいいだろうと思って作りました。しかもこの楽曲を発表したのが、AYAちゃんがアイディアを出す担当のワンマンの日。そういうのも加味したうえで、「未来への地図」が生まれています。

HaRU 最初デモ音源を聴いた時、正直間違えて送られて来たのかなって思ってしまうくらいポップでびっくりしましたね(笑)

AYA 第二期Risky Melodyになって以降、シングル「Diamonds」のC/Wに2曲ポップな曲調を入れてましたが、それ以降は、歌詞も、曲調の面でも、ポップな表情から離れていってました。そんな中で生まれたのが、とてもJ-POPのノリに近い「未来への地図」でした。Risky Melodyの場合、「戦う」歌詞が多い中、「未来への地図」は「戦わない」歌です(笑)。

ALICE この曲を作っていた頃はまだコロナ禍前で、「きっと素敵な未来が待っている」と私たちも希望を持って歌っていたんですけど。この曲を出してまもなく世の中がコロナ禍になってしまい、未来がなくなってしまいましたからね。だから、また戦い始めたんだと思う。(笑)

Asumi まさに、そういう流れになってしまいました。

ayae この曲の歌詞が、今聴くと昨年を表しているようで、聴くタイミングによって感じ方が変わる面白さを感じて貰えたらと思います。

ALICE ちょっと皮肉な捉え方にはなるけど。世界中が大変な状況へ陥ったからこそ、「未来はある」とこの歌を通して想いを伝えゆく楽曲に変われたなと言いますか。今もまだ未来がはっきりとは見えてない世の中だからこそ、「未来が見たい」と思える曲になったなと思います。




バンドの中へ大きな変革を与えた曲たちを中心に収録した前半部。後半に収録した曲たちの情報も楽しみに待っていて欲しい。 Risky Melodyは、11月3日に渋谷CLUB QUATTROで行う主催公演より、ファイナル公演になる2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTROワンマン公演へ向け、ツアーという形で全国各地へ向かって走りだす。最後に、ツアーへ向けてのメンバーも想いも記したい。

――Risky Melodyは、11月3日に渋谷CLUB QUATTROで行う主催公演より、ファイナル公演になる2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTROワンマン公演へ向け、ツアーという形で全国各地へ漕ぎだします。

ALICE 以前は当たり前のように全国各地でライブを行ってきたRisky Melodyのように、可能なら全国各地を細かくまわりたいですが、まだまだ厳しい環境もあります。その中で今、Risky Melodyに出来る最大規模をということで組み立てたのが、今回のツアーになります。Risky Melodyという希望という船が旅をしながら各地へ寄港しますから、ぜひ、それぞれの場所で乗船していただけたら嬉しいです。

AYA しかも、ツアーのファイナル公演となる2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTRO公演は、アルバム「ESPERANZA」を入り口で提示すると、そのまま無料で入れます。

ALICE アルバム「ESPERANZA」が、クアトロ公演の乗船チケットになっています。各地でアルバム「ESPERANZA」を手にした方は、そのアルバムを持ってくれば、そのままライブも無料で楽しめます。アルバムを手にしてない方も、現地でアルバムを販売するので、そこで購入していただければ、そのままライブは無料で見れますので。

HaRU 先日 宣伝活動としてツアーのポスターを持って都内のライブハウスに行ったんですけど、2019年に行ったときと反応がまた違かったんですよね。QUATTROに始まりQUATTROで終わるツアー、みんなそこを見るんですよ。「気合入ってるね」って。4月のときよりも、このツアーで大きくなって帰ってきたいですね。

Asumi 今までで私たちの中では一番大きな規模のツアー、緊張もありますがすごくワクワクしています。たくさんの方に楽しんでいただけるようなツアーにできるよう頑張ります!

ayae 全国ツアー、今回本当に北から南まで、沢山の場所に届けられる。ウデも機材もパワーアップして、今回のツアーに臨みたいと思ってます!
ライブでどんな音になるか、お楽しみに!
このコロナ禍で、中々思うようにいかないこともあるかと思いますが、動けるうちに出来る限り動いて、身体には気をつけつつではありますが、沢山の人にアルバムを届けたい。沢山の人にともかく聞いて欲しいです。


TEXT:長澤智典


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Risky Melodyの最新アルバム全曲解説・後編!!
「ESPERANZA」とは「希望」という言葉。それこそが、今の時代の中でRisky Melodyが伝えたい一番のメッセージ。

バンド結成から7年半以上が経過。第二期Risky Melodyとなり、現在のメンバーになってから数えて3年半強。現体制として初となるアルバム「ESPERANZA」が完成。11月3日に発売する。希望というタイトルに相応しい、ここには未来へ向かう自分たちの意志を記した曲たちを多く詰め込んでいる。
Risky Melodyは11月3日に渋谷CLUB QUATTROで行う主催公演より、このアルバムを北海道から沖縄まで届けに行こうと全国各地を駆けまわる。ファイナルは、2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTRO公演。この日は、アルバム「ESPERANZA」が入場チケット変わりになる。つまり、アルバム「ESPERANZA」を会場に持参すれば無料になる(会場でもアルバムを販売)。
Risky Melodyが今、どんな強い意志を胸に活動しているのか、今回、アルバム「ESPERANZA」へ収録した「Missing Man」「My Story」「2020」「YOZORA」「ESPERANZA」についてメンバーに解説していただいた。


「Missing Man」
いまだに閉塞した時代ですけど、同時に、物凄い速度で物事や価値観が変わっている時代でもある。そういう今の世の中を「心の行方不明者」を題材に、皮肉混じりに言葉にしたのが「Missing Man」です。


――続く「Missing Man」も、これまでのRisky Melodyにはなかった新しい表情を持った楽曲として胸に届きました。

ALICE 「Missing Man」は、ダンスミュージック的な要素も持った楽曲。でも、歌のメロディーはちょっと歌謡曲っぽい要素も持っています。ギターのリフメロも、ちょっと懐かしさを感じさせますしね。タイトルへ「行方不明者」と名付けたように、今の時代の中、自分の居場所を失っている人たちが多いようにも感じれば、心に抱えているフラストレーション、そんな心の様さえも歌詞には詰め込みました。嫌なことを忘れるために家でお酒を飲んだり、新たな趣味を探して部屋の中で没頭したり、そうやって過ごしながらも、いまだ現実は戻ってこない。そんな憂鬱な感情をここには書きました。
あまり憂鬱な歌詞を書くことはないんですけど、今も、まだまだ鬱々とした感情を抱えている人たちが世の中にはたくさんいます。わたし自身もそういう体験をしてきたし、今のまま過ごしていたら、自分だけ時代に取り残されてしまうんじゃないかと感じたこともありました。それは、今も感じること。確かにいまだに閉塞した時代ですけど、同時に、物凄い速度で物事や価値観が変わっている時代でもある。そういう今の世の中を「心の行方不明者」を題材に、皮肉混じりに言葉にしてみました。

HaRU REBOOTもそうでしたけど、最近作った曲は結構皮肉が込められてますよね(笑)そういう意味でそれをどう表現するか私も迷走しまくってました。

Asumi 「REBOOT」や「Jealous Heart」を打ち出したときにも、新しいスタイルを提示していたから「おぉっ!!」と気持ちが騒いだんですけど。「Missing Man」では、さらに違う新たな方向性を打ち出してきたから、また「おぉっ!!」という気持ちになりました。

ALICE 「Missing Man」は転調もすごく多ければ、あえてスタイリッシュさとは逆のベクトルへ向いた要素も掛け合わせるなど、短い曲の中へいろんな要素をギュッと詰め込んだ、とてもボリューミーな楽曲だからね。途中に、マリオがゲームの中で大きく飛び跳ねるようなキャーンいうコインを使って出したみたいな音が入ってるんですけど。その音が、曲の中で大きなアクセントにもなっています。他にも、細かい音の遊びをいろいろ入れてるように、ぜひ、そこを探ってください。

Asumi 自分たちでも、ちょっと迷走しながら作ってましたね。

ALICE タイトルからして迷走しているからね(笑)。

AYA 曲調も、歌詞も今までにはなかったスタイル。こういう挑戦的な楽曲を作れたのも、良い意味で可能性を広げてくれたなと感じています。

ayae ちょっと気怠い感じで、遊び心を持たせつつ、今までにはないドラムのアプローチをしていっている曲です。


「My Story」
「My Story」は聴いた人が「懐かしい」という感覚を覚えてほしいなと思って作ったように、耳触り良く温かい楽曲を目指して作りました。


――「My Story」の中で繰り広げたラップも、なかなか新鮮でした。

ALICE この曲は、ayaeちゃんが得意とする打楽器、しかも民族楽器の持つ音の温かさを、楽曲自体にも温かさを持って反映した作品。アルバム曲の中では、声を張った強めの歌声が多いですけど。地声は意外と柔らかいように、地声に近い雰囲気で歌っています。この曲は、聴いた人が「懐かしい」という感覚を持って欲しいなと思って作ったように、耳触り良く温かい楽曲を目指して作りました。

ayae ドラムを叩かず、パーカッションでリスメロのライブをする日が来るとは、、、当初思ってましたね。

コンガで表現出来る雰囲気を大事に、ウィンドチャイムなどでアクセントをつけていきました。
これを機に、これからも色んなサウンドを取り込んでいけたらなと思います。


Asumi Risky Melodyの楽曲の中、初めてアコースティックギターを用いて演奏した曲になりました。ラップも活かした温かいギター演奏も心がけています。

HaRU わたしは結構激しく攻撃的な曲を好んでいましたが、そんな人でも心地よく感じる曲になったかなと思います。

ALICE それまであまり強調してこなかった柔らかい歌声を、しっかりと使いだしたのが「My Story」からになります。とくにこの曲は、いろんな歌声や歌い方を活かした曲になりました。よーく聴いてもらえたら、後ろのほうでうっすらと声質を変えて歌っていたり。いろんな表現のニュアンスを付けているように、そこも味わっていただけたらなと思います。

AYA 他の曲でもそうだけど、歌声で曲の中へいろんな表情を付けていますよね。

ALICE たとえば、リズムとシンクロした形で響くちょっとした吐息なども含め、収録した曲たちの中、いろんな表現のアプローチにしています。

AYA 今回のアルバム制作を通して感じたのが、コーラスの種類の多さです。1曲の中、その楽曲に合う歌声をいろいろ詰め込んできたのには、同じメンバーでいながら驚かされたといいますか。それこそ、ゾンビのような(笑)歌声でコーラスを入れるなど、細かく聴くと本当にいろんなことをやっています。そこは、ライブでは絶対に味わえない魅力だからこそ、ぜひ音源を通して味わってもらいたいなと思います。

ALICE 楽曲によっては、1曲の中へ10人の私がいたりしますからね。そこへ、メンバー4人が、それぞれ自分を増やしながら(笑)演奏しているから、曲によっては参加人数がすごいことになってます(笑)。


「2020」
「2020」のタイトル通り、2020年という世の中の状況を音楽に残したい気持ちを持って作った楽曲でした。


ALICE タイトル通り、2020年という世の中の状況を音楽に残したい気持ちを持って作った楽曲でした。じつをいうと、最初は違うテーマで楽曲を仕上げる予定でした。それがコロナ禍へ入ったことにより、書きたかったテーマとズレてしまったことから、作業を中断。コロナ禍の中、自分たち自身がいろんな模索した活動を続けていく中、どうしても「今の時代(2020年)」を音楽に記録したいと思ったときに、再びこの曲とも向き合って、タイトルも、テーマも、歌詞の内容もすべて変えて作り上げたのが「2020」になります。
Risky Melodyというバンドが何時まで続くのか、それは正直わからない。でも、10年後どころか、20年後や30年後の活動の中、「2020年のRisky Melodyはこんな時代の中で生きてたんだ」というのを振り返れたり、その時代にRisky Melodyの音楽を聴いてくれている人たちに、「そんな時代があって、今があるんだ」というのを知ってもらえたらなと思って、この曲を作りました。何より、「今を形にしたかった」気持ちが心を一番突き動かしました。
この「2020」を通してRisky Melodyとして発信したかったのが、「君と一緒にいることで自分は生きていることを感じれてる」想い。その「君」がファンのみんなであり、一緒にこの時代を生きている人たちみんなであったり。コロナ禍以降、人と人との関係性が薄くなりだした。そんな世の中に対して、「一番大事にすべきなのは"君と一緒に生きてく(歩む)こと"だろう」と言いたくて「2020」を作りました。
この曲が生まれたのは2020年というコロナ禍の中でしたけど。ここへ記した想いは、いつの時代でも必要とされること。タイトルへ「2020」と名付けましたが、どの時代に触れ、その年の年号を付けても、変わらぬ想いを感じてくれる歌になったらいいな思います。

HaRU ワンマンツアー残すは福岡と東京だけというところで延期を余儀なくされてしまって、延期になった福岡ワンマンで発表されたものなのですが、あの1年のことはきっとずっと忘れないと思うし、今でもライブでこの曲は気持ちが高ぶってしまいがちです(笑)繊細で熱いこの曲はとても伝え方が難しいですが大変な思いをした人みんなに聴いてほしく、なによりも音源になるべき曲だと思います。

ayae 2020年の最後の日、MVをこの曲だけ出しました。2020年に起こった事を何度でも思い出せるように。
この曲は、自分を初心に戻すきっかけになった曲の1つでもあります。
目まぐるしく過ぎていく先の見えにくい日々の中で、たまにこの曲を聴いてみてもらえたらと思います。

Asumi 私はこの曲では「2020」ともう一つ、「2011」もテーマにあります。
私は宮城県出身で、私のまわりには原発事故で地元に住めなくなって引っ越してきた友達も、家族がいまだ行方不明の友達もいました。人と人との繋がりについて思うことは、今も多くあります。それと同じ意識で、私は「2020」も受け止めています。

ALICE 今もそうですけど、2020年はとくに、今まで当たり前だと思っていたことが、けっして当たり前じゃなかったんだというのを、みんなが等しく体感してきた年でした。だからこそね。
「2020」もコーラスなどは多く入れてますけど演奏自体は余計な飾りを取り、歌声と歌詞とメロディーで、本当に伝えたい想いをしっかり伝えることに終始して作りました。とてもシンプルな楽曲だからこそ、歌詞の中へ詰め込んだ感情が、より明瞭に伝わると思います。伝えたい想いを、Asumiのギターも同じように旋律を通して語ってきた。「2020」は、その想いを歌とギターが語り合う楽曲にもなりました。

Asumi ギターソロでも、私なりの言葉をフレーズに乗せながら弾いています。どんな言葉かは、、、秘密です。


「YOZORA」
「YOZORA」は、心の歩みを未来へ繋げてゆく歌になれた。


――アルバムの終盤を彩る「YOZORA」で、楽曲はふたたびポップな表情を見せていきます。

ALICE コロナ禍による緊急事態宣言などの関係もあり、今年の8月末日に行うはずだった野外フェスティバルが中止になりました。じつは、その日のライブで夜空を見上げ、歌おうと思って作ったのが「YOZORA」でした。そこは、本当に夜景の綺麗な場。だからこそ「YOZORA」という楽曲も生まれたわけですけど…。
「YOZORA」のサビ歌で、わたしは「READY LET'S GO LET' GO 飛びだそう~輝ける夜空へ」と歌っています。その言葉にも、じつは深い意味を込めて書きました。 本当なら、この先も一緒に歩みながら共に同じ道を作りたかったのに、その人を失ってしまった人たちって、思っている以上に多くいるんじゃないかと私は思っています。受け止め方は違えど、私も似たような経験はしてきましたし、今もしています。 そういう壊れてしまった未来を抱えながら、それでも夢や未来を失くすことなくLET'GOし続けようと明るく歌いながら、少しでも見ている人たちへ希望を降り注ぎたかった。そういう気持ちの背景を背負って作ったからこそ、キャッチーな楽曲として作りました。アルバムでも、あえて「2020」の後に「YOZORA」を並べたのには、そんな背景もありました。だからこそ「YOZORA」が、立ち止まったり、後ろ向きになっている人たちの気持ちに、少しでも寄り添えたらなと思っています。

AYA 「YOZORA」も「未来への地図」と同じようなところがあると言いますか。もともとは野外のステージで、お客さんたちと一緒にこれからの希望を胸に「LET'S GO LET' GO 飛びだそう」と、綺麗な夜空を見ながらやりとりを交わすことを想像しながら作りました。それが出来なくなったことで、逆に、ABメロに書いた、現状を嘆く悲しい歌詞が、そのままリアルな想いにもなってしまいました。楽曲自体は明るいけど、今の世情を歌詞へ反映しているように、切ない言葉もいろいろと記しています。私たちはとてもポジティブな想いを持って「YOZORA」を作りましたが、今の時代の中、またその後、皆さんがどう解釈していただけるのか…そこは、一人一人の気持ちへ委ねたいと思います。

HaRU 今までのリスメロは強く背中を押したり奮い立たせるものが多いですが、YOZORAは悲しさや寂しさにそっと寄り添って優しく背中を押すようなそんな強さがありますね。

Asumi 私、5月末に転んで足を骨折してしまって地元で治療をしていたのですが、野外ライブで復帰しようかと話していたんです。
ようやくまたライブができる!しかも野外でとすごく楽しみで、それを目標に実家でこの曲を一人練習していたのですが、結局野外では演奏することができなかったのがやはり少し心残りです。

ayae あの景色でやれたらどんなに、、って思います。これもまた、思入れの深い1曲になりました。

――本当なら、アルバムを「YOZORA」で終えたら、とても希望の満ちあふれた作品になったんじゃないかなとも思いながら聴いていました。

ALICE 正直な話、そこは自分たちでも悩みました。メンバー内からも、「「YOZORA」で明るく終わらせようか」というアイデアは出ていました。でも、そこで終わらせないのがRisky Melodyなんでしょうね。続く「ESPERANZA」は、ライブでいうアンコールナンバー。そう捉えたら、まさに「YOZORA」は、それまでの心の歩みを未来へ希望を持ってしっかり繋げてゆく楽曲になれたなと思っています。


「ESPERANZA」
すべての答えを示し、未来へ繋げてゆくのが「ESPERANZA」になりました。


――強いメッセージ性と重厚な音楽性を示した「REBOOT」でアルバムが幕開けたからこそ、最後に、同じよう強いメッセージ性と重厚な音楽性を示した「ESPERANZA」を置いたことで、アルバム自体がキュッと引き締まった印象を覚えました。

ALICE まさに、このアルバムのエピローグを告げるのが「ESPERANZA」ですからね。この作品を通してRisky Melodyは何を言いたかったのか、すべての答えを示し、未来へ繋げてゆくのが「ESPERANZA」になりました。「ESPERANZA」とは「希望」という言葉。それこそが、今の時代の中でRisky Melodyが伝えたい一番のメッセージ。だからこそ、この曲を最後に持ってきたわけなんです。
今回のジャケットに描いたのが、"夜明けの荒波の中を船が進みける"様。「ESPERANZA」の歌詞の中でも、今のこの時代を荒波と例えています。ノアの方舟ではないですが、今の時代という荒波の中を、夜明けという希望へ向かって仲間たちを乗せた船が進んでゆく想いを、ここには描きました。未来という言葉には「未来への地図」へ記した未来や、「YOZORA」に書いた夜空が明けてゆく想いも重ね合わせています。
アルバム「ESPERANZA」を聴いてくれた人たちは、ESPERANZA号へ乗り込んだ仲間の一人。みんなをRisky Melodyが希望輝く未来へ連れ出すからという想いも、「ESPERANZA」という楽曲とこのジャケットに投影しています。

HaRU ファンの方なんかは「え?なんでESPERANZA?」と最初思ったかもしれません。アルバム全て聴いたら納得してもらえるんじゃないかな、と思います。

ayae この曲も元は実は、リスメロになる前のバンドでやっていた曲で、それをアレンジを加えて練り直し、形に出来て、感慨深いです。
いろいろとアルバムのイメージを考えていた時に、どんな曲よりこの曲がぴったりだった。だったらやろう!ってなって。
この曲も大変な気持ちで作り上げたイメージだったのでそれが、今、こうしてできてうれしく思います。
大事な曲なので、今までの色んな思いも込めてまたこうして、届けられるっていうのが嬉しいです。

Asumi 今はコロナ禍という理由もあるのか、有ること無いこという人たちが世の中にはいます。そういう言葉に飲み込まれ沈んでしまうことなく、強さを持って生きていきたい。そういう想いも「ESPERANZA」には込めています。

ALICE メンバーみんな、けっして強い女性たちではない。むしろ、弱い面をたくさん持っている。だからこそ、自分たちの作る楽曲を通して私たち自身を奮い立たせてゆく面もすごくあります。現状に悩み、苦しみ、葛藤を持った人たちの心に私たちが寄り添うのは、もちろん。私たちが、その人たちの気持ちを救いたい。心が溺れそうな人たちをRisky Melodyという船へと乗せ、一緒に未来へ向かって進み続けたい。この船の行き着く先は、自分たちでもまだわからない。でも、みんなと新しい土地で新しい景色を見ようと思ってRisky Melodyという船を再起動(REBOOT)させて漕ぎだしたのが、今なんです。
アルバムを「REBOOT」から幕開け、最後に「ESPERANZA」で閉じたのも、希望を持って再起動していこうと…。つまり、何度もループしながら聴いてほしいことから、この構成にしています。



Risky Melodyは、11月3日に渋谷CLUB QUATTROで行う主催公演より、ファイナル公演になる2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTROワンマン公演へ向け、ツアーという形で全国各地へ漕ぎだす。最後に、ツアーへ向けてのメンバーも想いも記したい。

ALICE 今、Risky Melodyに出来る最大規模をと組み立てたのが今回のツアー。Risky Melodyという希望という船が旅をしながら各地へ寄港しますから、それぞれの場所で乗船していただけたら嬉しいです。そして、ツアーのファイナル公演となる2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTRO公演は、アルバム「ESPERANZA」が乗船チケットになっています。各地でアルバム「ESPERANZA」を手にした方は、そのアルバムを持ってくれば、そのままライブも無料で楽しめます。アルバムを手にしてない方も、現地でのアルバムの販売もあるので、そこで購入していただければライブは無料で見れますから。
今回の全国ツアーのタイトルへ、「The night is long that never finds the day"明けない夜はない"」と記しました。このツアーを通して、夜明けまでの時間をどんな風に一緒に過ごしていけるのか。それを私たち自身も知りたいなと思って挑みます。今の時代の中、みなさんと共に過ごせる時間を大切に、共に夢を見ることをあきらめることなく未来へ航海し続けたいです。
ツアーのファイナル公演となる2022年1月11日の渋谷CLUB QUATTRO公演を、アルバム「ESPERANZA」さえ持っていれば無料で見れるようにしたのも、いつもみんなに助けてもらっているからこそ、ツアーの最後は、みんなに楽しんでもらえる場を私たちが作ろうと思ってでした。アルバム「ESPERANZA」を乗船チケット変わりにしたのも、同じ想いをみんなに共有してもらったうえでライブを楽しもうという気持ちを持ってのこと。どこの会場でも期待以上の姿をお見せしますから、ぜひ各地のライブにも足を運んでください。


TEXT:長澤智典

Risky Melody『REBOOT』(Music Video)



★インフォメーション★

誰もが多くの失意を味わった2020年。
あらゆるものを飲み込んで行く波のような出来事。
未来はだれにも分からない。希望の光はきっと皆の心の中に。

The night is long that never finds the day.
明けない夜はない。

必ず来るであろう未来に向けて、Risky Melodyからのメッセージ。

『共に荒波に抗おう。
もう一度立ち上がる力をこの歌で。』

Risky Melody3年半ぶりのフルアルバム「ESPERANZA」、遂に完成!

Risky Melody New album
「ESPERANZA」
2021.11.03 on sale
発売元:MAGNIFIQUE RECORD
販売元:コロムビア・マーケティング株式会社
価格:3,000(税抜)                                    
▼収録曲▼
1.REBOOT
2.It’s OK
3.Jealous Heart
4.CRAZY LOVE
5.未来への地図
6.Missing Man
7.My Story
8.2020
9.YOZORA
10.Esperanza


【TOUR SCHEDULE】

11/3(水祝)東京・SHIBUYA CLUB QUATTRO
11/6(土)栃木・HEAVEN’S ROCK 宇都宮 2/3(VJ-4)
11/7(日)千葉・柏ThumbUp
11/13(土)沖縄・コザRemy’s
11/14(日)沖縄・那覇Output
11/19(金)東京・MINI ONE-MAN LIVE
11/20(土)下北沢サーキットライブ
11/23(火祝)大阪サーキットライブ
11/23(火祝)大阪・Bigtwin Diner PANHEAD GROOVE
11/27(土)神奈川・Thunder Snake ATSUGI
11/28(日)宮城・仙台MACANA
12/1(水)東京・MINI ONE-MAN LIVE
12/4(土)北海道・札幌PIGSTY
12/5(日)北海道・札幌LIVE HOUSE Solid
12/11(土)愛知・今池GROW
12/12(日)大阪・Bigtwin Diner PANHEAD GROOVE
12/13(月)大阪・MINI ONE-MAN LIVE
12/15(水)東京・赤羽ReNY alpha
12/18(土)福岡・LIVE HOUSE OP’s
12/19(日)福岡・graf
12/19(日)福岡・MINI ONE-MAN LIVE
12/21(火)広島・CAVE-BE
12/22(水)愛媛・松山SALONKITTY
12/26(日)東京・MINI ONE-MAN LIVE
12/29(水)東京・青山RizM

TOUR FINAL ONE-MAN LIVE
2022/1/11(火)東京 SHIBUYA CLUB QUATTRO


Risky Melody Web
https://risky-melody.com/
Risky Melody twitter
https://twitter.com/_Risky_Melody_
Risky Melody 公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/RiskyMelody

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