2015-08-17
主張する女性アーティストたちの饗宴!!自分の声(想い)を発する女性たちこそ、次の時代を動かしてゆくと実感したイベント!!
昨年8月に赤坂BLITZよりスタートした"次代を担うカールズバンドを軸に据えたイベント"「GIRLS ROCK SPLASH!!」。
通算6回目となる「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 2015」を、今回は今年2月に引き続き、Zepp Tokyoで開催。出演したのは、ガールズロックバンド革命/Caramel/凸凹凸凹-ルリロリ-/Split BoB/Hysteric Lolita/BAND-MAIDR/がんばれ!Victory/Draft King/Chu's day./ORESKABANDの計10バンド。ハグてっぺいがMCを進行。この日の模様を、前編/中編/後編に分けてお届けします。
ガールズロックバンド革命
イベントのトップを飾ったのが、全員18歳、大阪をベースに活動中のガールズロックバンド革命。
その名の通り、ガールズロックシーンに嬉しい衝撃を与えている。
4人の叫ぶようなコーラス冴え渡る『MOMENT』から、ガールズロックバンド革命のライブはスタート。緩急効かせた表情豊かなロックンロールな楽曲。彼女たちの凄まじいエナジーあふれ出る歌声や演奏に,気持ちが高ぶらずにいれない。なんて激しい感情を叩きつけてゆく子たちなんだ。その存在感へ、一発で心が飲み込まれていた。
まさにパワーロック!!、込み上げる熱い感情をブチ蒔けずにはいれない。
『ORDEAL』が、会場中の人たちの拳を天高く突き上げさせてゆく。その気持ちすごくわかるよ、彼女たちの演奏が、気持ちを熱く熱く疼かせてゆくんだもの。
演奏後には、観客たちのあまりの熱狂ぶりに、その熱気を与えているはずのヴォーカルのあさかっぺが感動のあまり泣いてしまったくらいだ。
ザクザクとしたギターサウンドが熱いウネリを描き出した。キャッチーな歌と荒々しい演奏が絡み合ったシンガロングナンバーの『sparkling smile』。つかみを持った表情も、ガールズロックバンド革命を彩る素敵な魅力だ。
立て続けにぶつけたのが、胸を熱く掻き立てる高揚と心地好いスリリングさを届けてくれた『ランナーチェイス』。その熱に触れていると、「もっともっと」とそのエナジーを求めたくなってゆく。終盤には、熱いコール&レスポンスしてゆく風景も生まれていた。
「次にZEPP TOKYOに立つときはワンマンで」と宣言?!したガールズロックバンド革命のメンバーたち。明るく弾け飛んだパンキッシュナンバー『HELP』が連れ出した興奮。自然と拳突き上がるのも納得だ。中盤に深みを持ったゆったりとしたパートをブリッジとして加えることで、楽曲の持つ躍動性にさらに輪郭深い臨場感を与えていた。
最後は、ガールズロックバンド革命の顔とも言える『声』を熱唱。感情直結型バンドらしく、全身を震わせながら、あらん限りの想いを身体中から解き放ってゆく。その熱気に煽られ、場内中から自然と「HEY!HEY!」熱い声が上がっていた。
彼女たち、これから絶対に注目を集めてゆく存在になっていくはず。ぜひ、今からその成長ぶりを見続けていただきたい。
Caramel
「届かない想い月夜に零れた 愛しさと痛みを抱きしめていた 忘れないよ」。
Caramelのライブは、込み上げる感情のまま哀切に歌いあげた『月下のナミダ』から幕を開けた。疾走する楽曲の上で、切々とした想いを届けるよう全身を揺らしながら感情を吐き出してゆくヴォーカルのルミ。なんて涙を誘う切なさを抱きながらも、触れたことに嬉しさを覚える歌なんだろう。
一転、哀切さを抱きながらも、激しくコードを掻き鳴らす2本のギターの音が駆けだした。恋する切ない想いを歌った『ラブストーリー』だ。痛い気持ちが募るにつれ、その感情は、疾走する演奏とシンクロしながら楽曲へ哀切な高揚を描き出してゆく。
フリーキーなギターのフレーズがヘヴィトランシーな音と重なりだした。とても高いテンションを抱きながら、スペイシーなポップパンクナンバー『恋愛少女2』が炸裂。場内には、一気に無数の拳が突き上がり、会場内に熱気をはべらせてゆく。3人の感情が高ぶり一つになったときに生まれる興奮のグルーブがとてもとても刺激的だ。
そのまま演奏は、『恋愛少女』へ。舞台上から放たれるスリリングで電撃的なアクションが、嬉しいくららいに気持ちを武者震い立たせてゆく。Caramelが作り上げたハイエナジーな音のうねりに、身体の震えが止まらない。拳を突き上げずには入れない…。
ラウドな音が炸裂。会場中の人たちがタオルを振り回し、時には身体を大きく折り畳み,激熱ヘヴィパーティナンバー『君に熱愛chu』へ満面の笑顔で溺れてゆく。重厚なサウンドなのに、何処かポップさを覚えるのも、Caramel自身が放つ小悪魔性から来ているもの?!
『新曲』として披露したのは、3人の高いテンションぶつけあうことで生まれる、高揚生きたスリリングな疾走チューン。気持ちをガンガン高ぶらせながら、演奏と一緒に高く高く駆け上がっていきたい気分。これからライブで大騒ぎの空間を作りあげてゆくに相応しい、新しい武器が誕生した。
胸のドキドキを隠せない、最後に届けたのが、ラブリーでハートフルな恋の想い募りまくりな『Lovers Moment』だ。
胸をチクチクさせてゆく嬉しい刺激を与えてゆく。恋したときの、片思いの気持ちが高まり続けるときの感情が、ここまでリアルに投影された楽曲もなかなか無い。Caramelのライブに触れながら、ドキドキな青春の風景がずっと心の中を巡っていた…。
凸凹凸凹-ルリロリ-
ドキドキ?!ドキドキ??!?!ドキドキ?!?!?!、つい同じ言葉をくり返してしまうくらい、ライブの冒頭を飾ったスリリングな演奏冴え渡る『クロブチメガネとベビードール』が、気持ちを一気に高ぶらせた。
演奏はクールに疾走してゆくが、ポップなメロディー生きた歌であり、メンバー自身がとてもコケティッシュなキャラクターを持っているがゆえに、結局は嬉しく大騒ぎしてしまうんだけどね。この日もみんなで「WOW!WOW!」歌い叫びながら、タオル振りまわし大騒ぎし続けていた。
「さよなら青春の日々よ いつかきっと笑えるかな?!」。
10代の頃の、どこか恋愛に甘い妄想を抱いてた頃に経験した、一つの恋の始まりと終わりを通したとても甘酸っぱい気持ち。ビートポップナンバー『さよなら青春の日々よ』が、青春映画に記録しておきたい、痛いけど、淡い恋の物語を呼び起こしてゆく。この手の青春ラブソングを、青春真っ盛りの彼女たちが歌うことで、そこには、よりまばゆい輝きが重ねられていた。
改名前には踊りも魅力にしていた彼女たち。『ボディ・ロカビリー』では、久しぶりにダンスを披露。デジタル化されたロカビリーナンバーに乗せ、モンキーダンスしてゆく姿にも、目が釘付けだ。
中盤のブレイクからは、現在のバンドスタイルに変化。それまでの音の上に4人が分厚い生演奏を重ねだした。その展開に触れた瞬間、気持ちがさらに上がり出した。「ダンスとバンド」両面を巧みに活かせる面も凸凹凸凹-ルリロリ-の独自性だ。
観客たちを煽り、場内へ無数の拳を突き上げさせたヴォーカル&ギターの木下ひなこ。マイナー調な歌謡ロックナンバー『恋のスパイダー』が会場へ生み出した、「HEY!HEY!」騒ぎ続けてゆく風景。キュートな笑顔も素敵だが、クールな表情で凛々しく攻めてゆく姿勢に、彼女たちの中にある熱いロックな意志とエナジーを感じさせられた。
最後は、「Every boby go!!」と観客たちと一緒に声の掛け合いを描き続けた『Every body go!!』だ。熱い日射しを全身に浴びながら、太陽へ向かって笑顔で爆走してゆく感覚?!。開放的な、しかもキュートさを魅せたロックンロールナンバー『Every body go!!』を奏で、凸凹凸凹-ルリロリ-は最後までパーティ感たっぷりのライブを描いていった。
Split BoB
しっとりとしたエレピの演奏からの幕開け。
その音色と、光に包まれたメンバーらの姿を誰もが注視していた。次第に高鳴りだした演奏。ヴォーカルこはるの合図と共に、楽曲は高揚した感情を抱いたまま雄大な盛り上がりの景色を描き出した。
『マボロシウサギ』が始まったとたん、沸き上がる気持ちの昂りを抑えきれなかった。けっして激しいわけではない、むしろゆったりと上がってゆく。だけどその演奏が、一緒に感情も高みに連れていってくれた。ヤバいよ、この震え立つ感覚が…。
「ここから全力でいくからね」。その言葉に相応しい、重厚な音の波が襲いかかってきた。
『ジャッジメントチーパー』が与えた、荒ぶる衝撃。迫力ある音に飲み込まれるのか、拳振り上げ5人に挑むのか、それくらい高いテンションをぶつけあうバトルが、会場には生まれていた。
場内中にあふれ出した手拍子に導かれ、軽快なステップ踏みたくなる『Future Runist』が流れてゆく。心地好く弾む演奏とはいえ、歌声には確かな力がみなぎっている。誰もが、笑顔を浮かべながら身体を揺らしていた姿も印象的。優しい表情とはいえ、歌声に深みと迫力があるからこそ、臨場感を持ってせまってくるのも嬉しいじゃない。
激しく唸りを上げるヘヴィなディスコビート。雄々しい歌を通し観客たちを煽ってゆくこはる。『マヤカシ少女』が連れ出したのは、重いダンスグルーヴに身を預け、気持ちの導くがままにステップ踏み暴れてゆく大騒ぎの空間。重厚なのに、歌に親しみを覚えてゆくのも、Split BoBの楽曲やステージングが描き出す魅力の一つ。終盤には、誰もが大声張り上げ跳ね続けてゆく姿も印象的だった。
「何時か、私たちの力でここのステージに戻ってきたいと思いました」。
その力強い宣言に続いて流れた『スターになれない』。スリリングでラウドな音と激しく疾走する演奏や凛々しい歌声が、触れた人たちの熱狂生み出す感情のペダルをガンガン踏み込んでゆく。何時しか会場中の人たちが、熱を持ったヘヴィなグルーヴに嬉しく溺れ、たぎる声を舞台上にぶつけ続けていた。
Hysteric Lolita
重い唸りを上げて駆けだした演奏。
メンバーらの煽りへ挑むように熱い声を張り上げてゆく観客たち。冒頭を飾った『DISTRESS』の時点から、Hysteric Lolitaは思いきり挑戦モードで観客たちへ挑みかかっていた。
楽曲もさることながら、メンバーのステージングが、なんて挑発的なんだろう。だから、誰もが熱いバトルをHysteric Lolitaに仕掛けてゆくのに違いない。
とてもきらびやかなフレースも印象的。甘い…いや、妖しい香りも振りまきながら『絶望のスパイラル』をHysteric Lolitaは歌いかけてきた。楽曲は挑発的なのに、歌は妖艶でメロディアス。その組み合わせが、熱狂と陶酔という言葉が似合う雰囲気を場内に描き出していた。
なんて哀切な幕開けだ。感情の昂りと共に、一気に荒れ狂う表情を描いてゆく面など、『響』を通し、1曲の中へ激しくも哀愁味を持ったドラマを作りあげたHysteric Lolita。なんと言っても、触れたとたん胸を掻きむしった歌に惹かれ続けていた。
ザクザクとしたギターの音に続き、壮大な音色が観客たちを一気に飲み込んでいった。『Alive』が描き出した、華激で重厚で華やかさを持ったシンフォニックロックな世界観。疾走した演奏の上で繰り広げられる妖艶で過激なドラマ性こそ、Hysteric Lolitaの真骨頂?!。
続く『堕天使バイブル』も、高揚した嘆きのメロディーが荒ぶる音の上で踊り狂い、熱狂を導いてゆく。どの楽曲にも、「妖艶と高揚描きだす華やかな様式美」を感じてしまう。美しい薔薇に痛い刺があるように、その甘い毒に魅了されてゆくのかも知れない。
最後は、ドラム以外のメンバー全員がステージ最前列まで押し寄せ、挑発するよう激しく華やかに『HYSTERIC』を叩きつけていった。攻めに徹したこの日のステージング。誰もがHysteric Lolitaの作りあげた美しくも華激な世界観に、熱狂とまどろみを覚え続けていた。
BAND-MAIDR
「お給仕始めます」。
BAND-MAIDRのライブの冒頭を飾ったのが、YouTubeの映像を通し、今や世界中のメタルファンたちから熱い支持を得ている『スリル』だ。
凛々しく?!、むしろ、どっしりと響く重厚な音を背に、貫祿あふれた歌をはべらせ、観客たちを調教してゆくと言ったほうがお似合いか。腹の奥底まで響く低音活きた演奏を魅力に、早くもBAND-MAIDRは場内に黒く重い宴を作り出していた。
ヘヴィさを持続させながらも、演奏は一気に荒ぶり,駆けだした。太陽の日射しぎらつく荒野をアクセル全開で疾走していくような感覚?!。
ツインヴォーカル・スタイルで歌う『BeOK』が、熱く昂る気持ちのアクセルペダルをどんどん踏み込ませてゆく。すでに場内にはダイブする観客も出れば、メンバーの動きに呼応する形で身体を折り畳んでゆく人たちも。客席は、ヤバいくらいに熱を持ちだした。
「お帰りなさいませ、ご主人様お嬢様。ようこそお給仕へ」。
ヘヴィドライブナンバー『Shake That』が、挑発的な刺激を持って客席へ襲いかかった。場内中から上がる無数の拳。ヴォーカルの彩姫の貫祿を持って煽ってゆく姿も、何時もながらの神々しさだ。
爽やかで開放的な風を運んでくれたのが、『FORWARD』。触れた人の気持ちを光と一緒に未来へ連れていく?!。そんな希望に満ちた楽曲だ。もちろん、感情を煽る重厚なグルーヴも抱いているように、客席ではモッシュしながら暴れる人たちの姿もあった。
クールでスリリングな演奏が飛び出した。挑発的に、激しく疾走してゆく『Don't let me down』の演奏に飛び乗り、客席には幾つもサークルモッシュの輪が生まれていた。そう、頭をからっぽに、ただただBAND-MAIDRが叩きつけるワイルドなロックサウンドに身を預け、暴れ続ければそれでいい。
最後は、今のBAND-MAIDRの軸となる音楽性を具現化。挑戦的な姿勢描き出した、歌物ラウドロックな『REAL EXISTENCE』だ。客席では、サークルモッシュを作り暴れてゆく観客たちも。
むしろ、それくらい熱狂の渦に溺れなければ昂るエナジーを放出しきれないということだ。独自のスタイルへどんどん磨きをかけ続けているBAND-MAIDR。ぜひこの衝撃を、世界各国へ届けていただきたい。
がんばれ!Victory
お馴染み『WILD THING』の登場演奏に続き、がんばれ!Victoryのライブは『ろっく』からスタート。
爽やかそうで、じつはかなり挑発的な歌や演奏をぶつけていったメンバーたち。キュートさの中に隠していたロック魂を炸裂させたら、こんなにもワイルドな姿が現れ出た。それが,嬉しい驚きじゃない。
明るく開放的な、何時もの笑顔の似合うがんばれ!Victoryの姿で届けたのが、会場中の人たちがタオル振りまわし大騒ぎした『DEAR』だ。
サビに描いた、未来へ向かう強い意志。その気持ちを感じるたびに、魂を武者震い立たせる歌とメロディーへ触れるたび、暴れたい衝動を抑えきれなくなる。なんて嬉しい高揚を与えてくれる楽曲なんだ。
メジャーデビュー曲『全力!スタート』でも、彼女たちは激しく駆ける演奏に飛び乗り、昂る気持ちを解き放つよう、カラッとした想い詰め込んだ歌を届けてくれた。
触れた人の心に、まばゆい希望の光と前へ進む勇気を与えてくれるのが素敵じゃない。そのポジティブな姿勢こそ、がんばれ!Victoryの魅力なのは間違いない。
9月2日にシングルリリースも決定中。『ラリラリラ』も、一緒に笑顔で踊り、はしゃぎたくなる、ライブで一体化を作りあげるに最適の楽曲だ。ある種、正統派なガールズロックスタイルかも知れない。
でも、そういうど真ん中剛速球こそ、触れてて素直に楽しめるのも事実。演奏中、,興奮したヴォーカルのあやきがコケる場面も(笑)。
最後は、「君が好き」な想いを詰め込んだ、恋心高まる青春ラブソングの『KGSD』。
メンバーと観客たちとの熱い掛け合いもお馴染みの風景。むしろ、一緒にまばゆい青春の一ページをライブ空間を通し心や身体に、熱狂として刻んでいけたのが嬉しいじゃない。何時までも、その輝きに触れさせてください。
Draft King
カウントが鳴らされると同時に響き渡った、パワー満載な歌と演奏。
1曲目を飾った『エレクトリック』 に描いたのは、ポップフレイバーあふれたとても爽やかなガーリースタイル。上質なポップセンスを持った楽曲を、彼女たちはタイトな演奏に乗せ届けてくれた。
Draft Kingの楽曲は、どれも良質な歌物スタイル。2ビートなリズムの上で軽快に歌と演奏を走らせた『誓いの歌』なんて、めっちゃ気持ちを上げてくれる歌物チューンじゃない。触れているだけではしゃがずにいれない、その場で飛び跳ねなきゃ気が済まない。
素直にその想いに連れていってくれるから、ついつい気持ちが、彼女たちの歌の数々にハートマークを示していたのかも知れない。
数多くの手拍子に乗って駆けだしたのが、『真夜中メリーゴーランド』。「まわれまわれ」の歌声に合わせ、会場中の人たちがタオル振りまわす様も素敵な光景。一緒に口つさみたくなる歌や、拳振り上げ声張り上げてゆく感情煽る演奏も、とても刺激的だ。
パンキッシュさとタイトなビート感を強め、Draft King流シンガロングスタイルに仕上げたのが、カバーナンバーの『贈る言葉』。触れた瞬間から身体中をアドレナリンが駆けめぐり、一緒に大騒ぎ。1曲1曲巧みに表情を変えながら、場内にどんどん熱を帯びた一体感持った風景を描き続けてゆくDraft King。なんか、すげぇ楽しくない?!
「本当の自分って一体なんだろう?!」「自分を信じよう」をテーマに制作。
最新シングル『This is me.』は、雄大なウネリを持った躍動ナンバー。「やるせないよ…情けないよ…」。サビメロの切ない歌詞とメロディーに胸がグッと昂り続けてゆく。その気持ちになったのも、そのひと言ひと言が、自分の心を代弁していたから?!
「未来のために、今を強く生きましょう」。最後の『アブラカタブラ』では、誰もがタオルをまわし、舞台上から放たれるポジディブな想いに共鳴しながら、晴れやかなロックンロールのビートに伸び乗り、笑顔ではしゃぎ続けていた。
Chu's day.
カラッと晴れた光と、新緑の香りにも似た爽やかな風を場内へ運んだのがChu's day.。
ドキドキとした青春の輝きを晴れな物語へ詰め込んだ『Cycling』が、触れた人たちの心をウキウキと弾ませだした。なんて胸をキュンキュン疼かせてゆくラヴァーズポップチューンなんだろう。歌詞の通り、ハートビートがどんどん加速してゆく気分だ!!
ギタートラブルで一時中断も。続く『愛の光』は、ハートフルなポップナンバー。とてもソウルフルな歌が、軽快な演奏の上で心地好く跳ね続けてゆく。サビでは、観客たちも一緒に「愛の光」と歌いあげていた。この歌に触れていると、不思議と心があったかくなる。その暖色な想いに包まれていると、すごく幸せな気分になっていく。
『IT'S YOU』の演奏が作りだした、ウキウキ弾む踊りの空間。ステージを目一杯使い動きまわるメンバーたち。ハートウォーミングな歌と演奏が連れていったのは、笑顔に包まれたホームパーティのような空間だった。
一転、スリリングなビートを叩きつけ、駆けだした演奏。観客たちの感情に熱いエナジーを注ぐよう、Chu's day.流攻めナンバーの『GAME』が流れだしだ。
凛々しい表情て攻めてゆくヴォーカル,エリの姿は、なんて魅きつける力を持っているんだろう。観客たちも、嬉しく挑発してゆく演奏に飛び乗り大騒ぎ状態だった。
「ねぇねぇ」の歌声も印象的。身体をウキウキ弾ませるポップグルーヴチューン『ねぇ』の演奏に合わせ、会場中の人たちが頭上高く掲げた両手を左右に振り、メンバーと一緒に「ねぇねぇ」と歌い始めた。
身体の内側から昂ってゆく想いと想いで、互いに握手を交わしてゆく気分?!。心の内側から沸き上がるエモーショナルな歌声と演奏に包まれてゆくからこそ、自然と気持ちも緩みだし、笑顔になっていくのかもね。
最後は、ライブで熱狂描くに欠かせない『Rocking Shoes』だ。気持ちをはしゃがせる躍動的な演奏と、パワフルなのにとても温かさを持ったエリの歌声に触れながら、終始ウキウキとした気分を感じ続けていた。
Chu's day.の何に強く惹かれるって、触れた人を一気に懐の中へ包み込んでゆく、エリの母性にあふれた、パワフルなのにハートウォームな歌声。そして、彼女の想いを支えてゆく演奏だ。大きな成長描いてゆく可能性を秘めたChu's day.だけに、ぜひぜひ追いかけ続けていただきたい。
ORESKABAND
トリを飾ったのが、パーティスカロックバンドのORESKABAND。
いきなりド頭から、全身を大きく踊らせはしゃがせてゆく熱狂パーティパンクチューン『Carnival』を突きつけ、場内に跳ねゆくステップ空間を作り出した。いきなりテンションマックス状態へ導いてゆく様は、さすだが。
ORESKABANDのパーティは始まったばかり、さらにクレイジーな気分へ連れ出したのが、南国ムードも満載な『PAPAYA』だ。何時しか会場中の人たちが、彼女たちの繰り出す演奏に煽られ、その場で嬉しそうに飛び跳ね続けていた。途中、ホーンズの2人が客席へ降り、目の前で観客たちを煽ってゆく場面も。さすがだよね、瞬時に状況を判断し、熱を作り上げてゆくその手腕が。
一転、歌物チューンの『自転車』では、気持ちの内側からワクワクとした想いを導き出していった。以外と優しげな演奏だが、その歌や演奏に触れていると、自然と身体も揺れ動いてしまうんだよね。
軽快なスカビートに煽られ、ゆったり、心地好く身体を弾ませてゆく観客たち。
「もっと踊っていこうよ」の声を合図に流れたのが、開放的な日差しを会場中に降り注いだ常夏パーティソングの『Carry On!』。誰もが2ステップ踏みながら、ORESKABANDの演奏に身も心も預け、夢中で踊り続けていた。中盤では、メンバーと観客らによるコール&レスポンスも登場。いいよね、そのナチュラルに酔っていける感覚が。
哀愁味あふれたトランペットの音色が奏でたのは、なんと『キューティーハニー』だ。ORESKABAND流妖艶ハードコアなパーティスカチューンにアレンジ。観客たちも艶っぽくも熱い煽りを受け、拳振り上げ妖しいムードの中、嬉しい興奮を覚えていた。
最後に演奏した『What s Wonderful World』まで、終始ORESKABANDは、軽快な2ステップビート踏み続ける熱狂を絶やすことなく、会場へ灼熱の宴を描き続けていった。終盤に生まれた熱いコール&レスポンスの様も含め、一瞬にして、それまでの熱とは異なる空間を作りあげたORESKABANDのメンバーたち。
その実力とセンスが、彼女たちを輝かせいる理由だと強く実感したステージだった。
「GIRLS ROCK SPLASH!!」は、8月29日に大阪・阿倍野ROCK TOWNを舞台に、初の大阪公演となる「GIRLS ROCK SPLASH!!-OSAKA-」を開催する。
出演は、SEKIRARA(大阪)/ガールズロックバンド革命(大阪)/ЯeaL(大阪)/Split BoB(愛知)/Chu's day.(東京)/Caramel(東京)/Hysteric Lolita(東京)/ BAND-MAIDR(東京)。
こちらにも足を運び、次代の息吹を感じてみてはどうだろう!?
PHOTO: 飯田可奈子、大久保恵海、野澤まな、星川歩未
TEXT:長澤智典
「GIRLS ROCK SPLASH!!」HP
http://girlsrocksplash.com/
SEKIRARA
http://sekirara-official.aremond.net/
ガールズロックバンド革命
http://girlsrockbandrevolution.com/
ЯeaL
http://www.realgirlsband.com/
Split BoB
http://wish-japan.co.jp/splitbob/
Chu's day.
http://chusday.xii.jp/
Caramel
https://twitter.com/caramel_149cm
Hysteric Lolita
http://www.hystericlolita.jp/
★EVENT詳細
公演名:「ODYSSEY & ROCKTOWN Presents GIRLS ROCK SPLASH!! 2015-OSAKA-」
日時8月29日(土)
会場:阿倍野ROCKTOWN(大阪)
開場15:30/開演16:00
※開場開演時間は変更となる場合もございます。
出演者: SEKIRARA(大阪)/ガールズロックバンド革命(大阪)/ЯeaL(大阪)/Split BoB(愛知)/Chu's day.(東京)/Caramel(東京)/Hysteric Lolita(東京)/ BAND-MAIDR(東京)
料金:スタンディング ¥2,500(税込)
※入場時、ドリンク代¥600別途必要。
※整理番号順のご入場となります
(先行販売チケット → 一般発売チケット → 各バンド予約取り置き → 当日券)
※6歳以上チケット必要、未就学児童入場不可。
<学生割引>
※割引対象は、前売り券購入者に限ります。(当日券は対象外)
※当日「専用受付」にて学生は500円キャッシュバック致します。
※学生割引をご利用の方は、学生証をご提示下さい。
主催・企画・制作:ODYSSEY/ROCKTOWN
問合せ:オデッセー03-5444-6966(平日11:00~18:00)
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キズ / 『仇』
来夢さんの歌詞ほんとにグッと来る。この先ずっとかっこいい歌
詞歌ってて欲しい。
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Neverland / 『HumaNOISE』
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JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね