2016-06-07
「GIRLS ROCK SPLASH!! 2016-Early Summer-」開催!!
イベンターのオデッセーが定期的に開催中、次代を担うガールズバンドを集めたイベント「GIRLS ROCK SPLASH!!」。6月4日(土)には、Shibuya eggmanを舞台に「GIRLS ROCK SPLASH!! 2016-Early Summer-」と題して実施。出演したのはChu's day./CASPA/Risky Melody/koeluと、厳選された精鋭4バンド。しかも、各45分ステージで実施。司会は、お馴染み"ハグてっぺい"氏が担当。何時ものように軽妙なトークを繰り広げていた。以下へ、この日の模様をお伝えしよう。
koelu
ファンたちの熱狂的な声援に迎えられ、koeluのライブはスタート。冒頭を飾った『パレード』の時点から、場内には、彼女たちを温かく包みこむ空気が産まれていた。大人の青春応援歌と言えば良いだろうか、夢あふれる気持ちを高らかに、一緒に想いを共有するようにkoeluのメンバーらは歌いかけてゆく。次々とリレーしながら紡がれる歌のなんて晴れやかなことか。心地好いマーチングビートに触れている間、気持ちがドキドキと弾み続けていた。
「時代」を「国境」を「自分」を越えてゆくことをテーマにkoeluは活動中。「何時からだろう、夢を見なくなったのは?社会のせい?自分に自信がないから??あきらめなければ夢は叶うの??」。「あきらめるな」。そのシンプルな言葉を、素直な想いを、彼女たちは真っ直ぐに届けてきた。koeluの歌に触れていると、その言葉はリアリティを持った『魔法の言葉』として胸に響いていた。
片思いの心境を赤裸々に、でも、ちょっぴりコミカルな表現を用いてkoeluは『恋色』を歌いかけてきた。彼女たちの歌を通すと、痛く悩む心にも眩しい光が射してゆく気分になれる。彼女たちの歌に大勢の人たちが共鳴するのも、koeluの歌を通すことで深刻な悩みさえポジティブに転化していけるから?!。
ライブは、寸劇を交えながら進行。コミカルな芝居から一転、『おこりんぼ』は好きな人に対して素直になれない気持ちを投影したバラード。koeluの歌は、どれも素直になれず心悩んでしまう想いや元気を投げかける歌が中心。別の捉え方をするなら、誰もが日常の中で抱いている気持ちを素直に歌にしている。切ない日々の気持ちの揺れだからこそ、つい自分に投影して受け止めてしまう。
歌に込めた想いを、先に劇で伏線を張ってゆく。ネガティブ思考の物語を演じた後に、気持ちを明るく笑顔へ導こうと『笑顔の未来』をプレゼント。ベタと言えばそうだろう。でも、飾り気のない無垢な気持ちを歌うからこそ、むしろ、言葉の一つ一つに心を動かされ、無邪気な歌へ触れているうちに自然と笑顔を浮かべ手拍子をしていた。
最後に届けた青春昂揚ダンスロックナンバー『ホイッスル』でも、気持ちを嬉しく高ぶらせる歌に触れ、誰もがタオルを振りまわし笑顔ではしゃぎ続けていた。koeluのライブは、触れた人に「乗り越えられる勇気」をくれる。その悩みが何だろうと、閉まっていた笑顔を引っ張りだしてくれる。うん、元気の源のようなバンドだね、koeluって。
Risky Melody
「行くぞー、かかってこい!!」、勇壮なALICEの声を合図にRisky Melodyのライブはスタート。凛々しく気高い演奏をフロアーへ突き付けながら、彼女たちは『Risky Melody』を通し場内に熱い風を巻き起こしてゆく。なんて高貴な雰囲気なんだ、まるで女騎士たちがライブという闘いを挑んでゆくような感覚だ。
激しいスラップベースの唸りを合図に、演奏は一気に高ぶりだした。『情熱Splash』が連れ出したのは灼熱の舞台劇。ほとばしる熱情のままに歌い、想いをぶつけて騒げばいい。何時しか場内は、熱狂のコロシアムと化していた。その勢いを繋ぐ形で飛び出した『Fly A Way』。気持ちを開放する…いや、互いに熱い闘いをけしかけてゆくような気分だ。今にも客席へ飛び込まんばかりの勢いで歌うALICE。その気迫へスクラムを組んで観客たちは熱狂を返していた。情熱的な想いを、哀愁味抱いた歌謡メロに乗せALICEは歌いかけてきた。気持ちの内側から滾る想いを、Risky Melodyは『light the lights』を通して観客たちのハートへ突き付けてきた。なんて艶やかで、でも熱を抱いた歌なんだろう。まさに、魂を震わせる感覚だ。
「もっと一つになろう」。美しくも、何処か刹那な香りも漂わせながら『リバティー』が場内に浸透しだした。演奏が進むごと波紋が広がるように、昂揚した気持ちも大きくなっていく。その歌に力を与えられてゆく気分?!。騒ぐだけがライブじゃない。嬉しい昂揚を覚え気持ちが上がってゆく興奮も、嬉しい心の熱狂だ。
ふたたびライブは熱を帯びだした。キラキラとした輝きを放ち、胸にドラマを抱きながら、『CLYSTAL SNOW』が熱狂と一緒に素敵なドラマチックな夢を見せてくれた。「笑って笑って、隠していたのは」。切ない心模様?!を、とても気高く勇壮な演奏の上で、哀愁味抱いた歌声のもと、ALICEは『Pierrot』を歌いかけてきた。身体は熱を覚えながらも、気持ちはずっと歌に惹かれ続けていた。だから、想いを告白するような歌を全身で受け止めたくて仕方がなかった。
「勇敢な魂こそ真の力を呼び寄せ、未来を作っていく」。最後に届けたのがRisky Melody流シンフォニックハード浪漫ナンバーの『A New Day』。物語を綴るように、ここからふたたび何か大きなムーブメントが起きる気持ちを抱かせながら、楽曲は雄大に突き進んでゆく。躍動する楽曲に熱狂しながらも、その歌に未来を憧憬せずにいられなかった。それが、彼女たちと一緒に明日を歩んでみたいと思う気持ちへと繋がるように…。
CASPA
太陽をそのままライブハウスへ連れてくる、そう言いたくなるほどCASPAの演奏は、触れた人の感情へカラッと明るい希望や勇気の光を降り注いでゆく。『魔法使いみんな』のタイトルじゃないが、CASPAの歌には、触れた人の心に幸せを降り注ぐ魔法があふれている。熱を連れて演奏は駆けだした。その歌は、気持ちを嬉しく武者震いさせる力に満ちている。それくらい無尽蔵なパワーを『The End Of The World』は呼び起こしてゆく。高ぶる感情を拳に変え熱狂してゆくのも、当たり前!!。心に沸き立つ勇気を与えてゆく最高のアンセムだ!!
CASPAには、光を放ち疾走してゆくハードなロックンロールナンバーがとても似合う。『Goodbye Sayonara』と歌いながらも、演奏に触れているときに浮かんでいたのは笑顔だった。もっともっと一緒にアガッていきたいと求める昂揚した気持ちだった。ドキドキな気分を持って身体をシェイクさせたのが、『みえない』。とてもメジャー感を持った楽曲なのも触れていて胸を嬉しく揺さぶる要素。この舞台上には、ホント光が満ちている。
一転、哀切な想いを届けるようにミドルバラードの『静寂と光』が流れだした。光とは間逆にある影な表情を、今にも壊れそうな心模様のもと切々とした面も投影してゆくところへ、バンドの持つ懐深さを実感させられた。しっかり先を見据えた前向きな歌詞も、CASPAらしさ。
荒々しいギターサウンドが炸裂!!。『Beautiful Dreamer』が連れ出したのは、熱狂の風が吹き荒れる騒がずにはいられない空間。歌詞も曲調もストレートだ、真正面から未来を見つめる想いを、CASPAは歌詞や演奏へダイレクトに投影してゆく。「変わらぬ夢があるから傷つくことも恐れず」、その飾り気なく真っ直ぐに情熱をぶつけてゆく姿こそ、CASPAの魅力だと改めて実感。
歌心を持った『Sally』へ情熱をぶつければ、「悲しい気持ちも嬉しい気持ちも全部歌いましょう」と熱した感情のまま歌い上げた『歌をうたえば』まで、CASPAは歌を通して力を与え続けていた。明日へ向かう笑顔や願いと昂揚した気持ちという力を…。
Chu's day.
Chu's day.のライブは弾むグルーヴ抱いた『COUNTDOWN!』から幕を開けた。ゆったりと上がってゆく演奏。心地好く身体も気持ちもアイドリングしてゆく気分。こんな始まりのドラマも素敵じゃない。
眩しい光を引き連れ、演奏は一気に情熱を持って走り出した。タオルを振りながら観客たちを煽ってゆくERI。『愛の光』が、熱い握手やハグを交わし繋がりたい想いを与えてゆく。愛しい光に包まれるってこんな感覚かも。場内に響き渡った「愛の光」の合唱も、胸に眩しかった。
軽快に、坂道さえも馬力満載で駆け抜けてゆく。開放的なパワーを持って『Cycling』が走り出した。なんてドキドキとワクワクを、胸にバクバクとした高ぶる青春を与えてゆく楽曲なんだ。♪ハートビートは加速する♪の歌詞通り、演奏に触れている間中、気持ちの昂揚を止められなかった。熱を抱いたまま演奏は、『HOT GIRL』へ。火照った身体へ、歌が、もっともっと騒ごうよと誘いをかけてくる。その誘いに応える??、そんなの当たり前!!。続く『GAME』は、Chu's day.流煽りナンバー。騒ぐ観客たちへ「もっともっと」とけしかけてゆく。熱狂は天井知らずだ!!
熱した空気渦巻く場内、続く『ねぇ』では、ERIの歌声に合わせ、会場中の人たちが大きく手を振り一緒に♪ねぇねぇ♪と歌っていた。なんて温かい熱を持った空間だ。「まだまだ駆け抜けていけるかー!!」。その声を合図に飛び出したのが、パワフルなERIの歌声が魂を熱く熱く掻き立ててゆく『Rocking shoes』だ。この歌に触れていると、無限の力を得た気分になれる。願った想いをすべて叶えてやるくらいの自信に心を漲らせてゆく。この歌を聴くと、何処までも全力で、どんどん加速度上げて走っていける自分になれる。高ぶった情熱に、消えない輝きを塗り込んだ『GLORYDAYS』。ヤバい、ときめいた衝動が枯れない泉のように沸き上がり続けているよ。
Chu's day.は、8月10日に2ndアルバム『GLITTER』を発売する。さらに、リリースツアーも決定。その嬉しい告知に続き、最後に2ndアルバムから先行で『Rush!!』を演奏。とてもメジャー感あふれた、触れたとたんにワクワクとした気持ちに打ち震える、そんなドキドキの衝動を与えてゆくライブ感満載な歌物楽曲だ。またもライブで触れ続けたい、つねに手元に抱きしめておきたい楽曲に成長しそうだ。最後に、嬉しいプレゼントをありがとう!!
止まない熱狂の声を受け、アンコールでふたたび『愛の光』を演奏、場内に温かい熱狂を描き、ライブの幕を閉じていった。
次回の「GIRLS ROCK SPLASH!!」は…。
季節の変わり目ごとにイベントを行ない続けている「GIRLS ROCK SPLASH!!」。次もまた夢中になれるイベントを計画中だけに、発表を心待ちにしていただきたい。
PHOTO:三村愛、熊谷美紀、高原瑞希
TEXT:長澤智典
「GIRLS ROCK SPLASH!!」Web
http://girlsrocksplash.com/
https://twitter.com/girlsrocksplash?lang=ja
Chu’s day.
http://www.chusday.net/
Risky Melody
http://risky-melody.com/
CASPA
http://www.caspa-band.com/
koelu
http://www.koelu.jp/
―セットリスト―
koelu
『パレード』
『魔法の言葉』
『恋色』
『おこりんぼ』
『笑顔の未来』
『ホイッスル』
Risky Melody
『Risky Melody』
『情熱Splash』
『Fly A Way』
『light the lights』
『リバティー』
『CLYSTAL SNOW』
『Pierrot』
『A New Day』
CASPA
『魔法使いみんな』
『The End Of The World』
『Goodbye Sayonara』
『みえない』
『静寂と光』
『Beautiful Dreamer』
『Sally』
『歌をうたえば』
Chu's day.
『COUNTDOWN!』
『愛の光』
『Cycling』
『HOT GIRL』
『GAME』
『ねぇ』
『Rocking shoes』
『GLORYDAYS』
『Rush!!』
-ENCORE-
『愛の光』
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キズ / 『仇』
来夢さんの歌詞ほんとにグッと来る。この先ずっとかっこいい歌
詞歌ってて欲しい。
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね