Built on sand ～一握の砂～

目覚めてつい癖で押した左ボタン
履歴にカレの名前　在るはずがなくて

「もっとふさわしい人がいるだろう?」
一番聞きたくない台詞
好きな人が他にいるってことでしょ?

答えは一つしかない　無言で応えた
あやふやで構わない　繋がっていたくて

風邪こじらせた去年の12月　眠い目を擦り看てくれた
優しいのね　勝手に心に誓った

何故に出会い二人は棒の周りの砂を掬い合う
いつか倒れるなんて分かってた　波が次第に浚ってくれる?

専用のフォルダーも　変わったメールアドレスも
プレゼントの腕時計も　時を止めたままで

メールが減った今年の1月…
幸せなら気付かないフリをして　怖くなれば砂の山へと足を運ぶ

何故に出会い二人は棒の周りの砂を掬い合う
いつか倒れるなんて分かってた　波が次第に浚ってくれる?

今も変えられない番号　鳴らない電話　待ち続ける

何故に出会い　砂を掬う?
(It's your turn, scoop up the sand.)
(You've lost, so it's time to say you good-bye)

I've kept my thoughts to you within.