瘡蓋を剥ぎ取る 丁寧に 破れない様に
指でなぞる
「私」を確かめるかの如く
捩り詰め込んだ美徳の刃が脈を切り刻む
剥がれて行く 崩れて行く
曖昧な歪が残った
其方から此方を抜け彼方が見透かせるかの様
爪と肉の間に喰い込んだ滓
それはかつて焦がれ焦がれた綺麗な戯れ言
掻き毟り取り溢れた蜜の味
それは今も…
流れて行く 壊れて行く
慥かな異物が残った
吐き気さえ飲み干して 喉を這い出ずる手を噛む
「私ハ傀儡、猿轡ノ人形」
津液に溺れ錆びた声が私を喰い破る
乞えば溢れて また一つ増える「穴」
映せば在れど無く 黒い枷に塗れた物言わぬ傀儡一つ
触れてみれば…ざらり…ざらり…

 ROCK LYRICをフォローする!

フォローすることでROCK LYRICの最新情報を受け取ることが出来ます。

歌詞リンクURL  ⇒

※この歌詞をHPやブログで紹介する場合、このURLを設置してください。

   私ハ傀儡、猿轡ノ人形へのコメント

まだコメントはありません
  歌詞閲覧履歴
   

  関連動画