2024-10-28
「今日の私、ほら ムテキモード」、READY TO KISSが11周年公演に描いた、未来へ続く虹の架け橋。
最新シングル『Rainbow Arch』を手に、READY TO KISSが10月22日(火)に赤羽ReNY alphaで「Rainbow Arch」発売記念&11周年ワンマン~虹の彼方へ~」公演を行った。グループ自体は11年という長い歩みを重ねているが、現在のメンバーはキャリアは一番長くて3年。7人中5人が加入から1年未満、歴の長いグループだが、淡い恋心を歌うREADY TO KISSに、今のメンバーたちはとても似合っている。
メンバーコールの入るSEに乗せ、呼ばれたメンバーがステージ上へ次々登場。舞台の上でポーズを決めた7人の姿が、とても凛々しくて格好いい。このメンバーで今年2月に初遠征。READY TO KISSにとって、今では第二の活動の場となっているタイでの想い出を綴った『タイに行きタイ』からライブは幕開けた。今はもう会えない大切な人へ思いを馳せるこの歌を、7人は華麗にパフォーマンス。メンバーとフロア中の人たちが熱い声をかけあう様も、READY TO KISSのライブではお馴染みだ。この曲に込めた想いを、彼女たちは、大切な人へ届かない手紙を届けるように歌っていた。身体は熱を求めながらも、その声が優しい涙を呼び起こす。
歪むギターの音が荒々しく鳴るのを合図に、最新シングルにも収録した『突撃シャングリラ』が飛びだした。メンバーらの上げる「突撃!!」の声に、「Oh!!」と野太い声を返す観客たち。熱を上げて疾走する楽曲を通し、何時しかこの場ヘ高揚を覚える理想郷が生まれていた。 メンバーらが手を振り上げて声を上げるたび、フロア中から熱い声が飛び交う。高ぶる思いを胸に、熱狂という空間を力強く進撃し続けよう。終盤には、7人と観客たちが共にシンガロングする場面も。一体感を持ったこの景色こそが、READY TO KISSらしい。
この日は11周年公演。11年という歴史の歩みを瞬時で行き来するよう次に歌ったのが、活動初期からファンたちに愛されている『秒シミュレーション』。ライブではお馴染みながら、現体制では初披露というのも新鮮だ。彼女たちは可憐なこの曲に乗って、笑顔を浮かべて軽やかに舞い踊りながら。でも、気合を込めた歌声で「1秒でも君の側で愛を送れます様に」と愛情たっぷりに思いを伝えていた。続く『ChuChu』も、活動時からずっとライブで歌い続けてきたREADY TO KISSの始まり歌。キラキラとしたイントロが流れ、メンバーらが「いっせーので」「い・く・よ!!」とかける声を合図に、場内中から熱い熱い口上が上がりだす。ステージの上で、愛らしい表情で「キミが キミが好きです」と告白するように歌うメンバーたち。その姿に向け、フロア中の人たちが思いを全力で受け止め、熱い声をぶつける。「Chu chu 好きだよ」の声に、「俺もー!!」と声を返すやりとりもめちゃめちゃ胸アツだ。
止まることなく『成増になります』へ。この日のREADY TO KISSは、曲によっては1ハーフにまとめあげ、メドレーのように曲を繋ぎ、フロアに生まれた熱へ、さらに熱を加えていた。「「なりたい」になります」と歌う彼女たちの声へ向け、大勢の人たちが高く拳やペンライトを突き上げる。そこへ飛びだしたのが、甘い香りが胸をくすぐる『ブルーベリー・ヨーグルト・スムージー』。この曲では、木村ゆみか・成瀬かりん・七海なの・白浜さやの4人が甘い笑顔を浮かべ、胸をキュンキュンときめかせて愛らしく歌唱。甘酸っぱい歌声が、胸をドキドキ騒がせる。もりしょうこ・水島さくら・小松かやのの3人は、身体中から明るいパワーを解き放つように『恋愛狂奏曲』を元気いっぱいに歌っていた。ときめいた恋心を、期待を胸に眩しい笑顔で歌う様に触れ、一緒に心が華やいだ。
メンバーらの可憐ながらも、熱を抱いて躍動するダンスパフォーマンスを挟み、飛びだしたのが『ブラブラブラ(Dance Arrange Version)』。ギターロック然とした楽曲を、こんなにも刺激的なダンスロックナンバーに仕上げてくるとは。意外な嬉しい展開に、観客たちが世界中の誰よりも大興奮。メンバーたちはときに甘い歌声を覗かせ、刺激的かつ攻撃的な楽曲の上で強気に攻めていた。いつも以上に凛々しい姿を見せながら。でも、サビでは、一緒に手を繋ぎたくなる愛らしさも投影。ときにクールに、ときに躍動したパフォーマンスを見せながら妖しく挑発する様が刺激的だ。
後半は、最新シングルの表題歌『Rainbow Arch』から。客席を背に歌いだした7人が、振り向きながら「Rainbow Arch」と歌う場面にグッときた。もちろん、不安や焦燥はある。でもそれ以上に、ここから輝く虹のアーチをかけ、一緒に未来へ向かって道を描こうと歌うこの曲は、未来へ夢を託す今のメンバーたちに似合う心のユニフォームのよう。観客たちと「Rainbow Arch」と声をかけあう場面も、胸を嬉しくときめかす。この場が雨上がりの青空のように、晴れた眩しい世界に染まっていた。だからフロア中の人たちも、7人と一緒に声を張り上げていた。
熱情した声をぶつけあう様は、続く『愛A.S.A.P』にも生まれた景色。READY TO KISSは、胸の内に渦巻くネガティブな心模様も言葉にしながら、その思いを、大切なあなたと一緒に塗りかえていこうと歌いかける。この曲でも、7人がステージの上で元気いっぱいに弾ける姿に向け、大勢の人たちが、喉が千切れんばかりに声を張り上げ、全力で腕やペンライトを振りながら騒いでいた。
「星空のこの気持ち、空に映れ 世界中に向けてこの想いを映し出せ」の歌声を合図に、この場にいるみんなで「Star light」と叫んだ。その声を合図に飛びだしたのが、この場に熱情一体化した景色を描きだす『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』。フロアからは、メンバーらに向けて「お前が一番」コールが飛び交う。サビを歌う7人に向けて上がる「Oi!」の熱い声。背景にキラキラとした眩い星空を投影。その前で7人が、天の川を渡ってきた織り姫となり、フロアにいる人たちに一人一人甘い言葉を届けていた。7人と観客たちが互いに煌めく大きな川を飛び越え、一緒に愛と熱情に満ちた景色を作りあげる。フロア中で激しく揺れるペンライトの輝きが、たくさんの流れ星のようにも見えていた。
まさか最後にこの曲が飛び出すとは。フレッシュなメンバーばかりが並んだ今のREADY TO KISSだからこそ、とろけそうなほどの甘いときめきを届ける『エメラルド・クリームソーダ』がとても似合う。彼女たちはチャーミングな姿で、愛しい人へ胸に抱いた甘い想いを告白するように歌っていた。少し奥ゆかしいけど、でも、「かわいい、わたしを見て」とアピールするように可憐に歌い踊る7人に、視線がずっと釘付けだ。いや、眩しすぎて、つい目を細めながらも、甘い刺激を届ける7人に、「好き」の気持ちをぶつけずにいれなかった。11年というグループが歩んだ歴史が、今のREADY TO KISSを形作っている。でも、それ以上に、今のメンバーたちだからこそ、淡い乙女心を告白するように歌う曲の数々が、とても似合う制服として映しだされていた。
アンコールは、節目や卒業など、READY TO KISSにとって大切なライブのときほど大事に届けてきた『永遠に』から。ここから。12年目へ踏み出すうえで、改めて「これからも永遠にあなたといたい」思いを、7人はこの曲に込め、伝えてきた。愛しい人へ向け、思いを響かせるように歌う7人へ向け、フロアのあちこちから熱い声が飛び交う。「永遠にあなたのそばで 笑っていたかった 何もかも受け入れればよかった?」と、胸を締めつけながら歌う彼女たちの心の声を受け止め、熱い思いを返さずにいれなかったのが、あのときの素直な気持ちだ。これからも永遠にあなたの側で笑っていたい。そんな約束の歌としても、今宵は胸に届いていた。
11年という歩みの中、READY TO KISSは本当にいろんな壁にぶつかり続けてきた。そのたびに、彼女たちは不屈の闘志を持って乗り越えてきた。それが出来たのも、何時だってREADY TO KISSのメンバーたちが、胸に無敵というエンブレムを付けているからだ。これからもその紋章を示しながら12年目も、その後の長い歩みも、彼女たちはずっと上を向いて歩み続けでいく。それをここにいる人たちは知っているからこそ、しっかりと前を向いて『ムテキモード』を歌う7人に、絶叫にも似た熱い声をぶつけていた。彼女たちか無敵な心で居続ける限り、その姿を追いかけていたい。その精神が消えない限り、READY TO KISSは乱世の終わらないアイドルの世界の最前線でずっとこう叫んでいるはずだ。「今日の私、ほら ムテキモード」と。
READY TO KISSは、2025年1月に28-30日、TWINBOX AKIHABARAで全曲披露3DAYSワンマン公演を行う。今の彼女たちが、どんな風にREADY TO KISSの曲たちを、未来へ繋げる色に染め上げて披露していくのかが、とても楽しみだ。
PHOTO: 本間裕介
TEXT:長澤智典
インフォメーション
2025年1月28日(火)29日(水)30日(木)
TWINBOX AKIHABARA 3 DAYS全曲披露ワンマン公演
New Single 「Rainbow Arch」 NOW ON SALE
【MV】READY TO KISS『Rainbow Arch』
セットリスト
『タイに行きタイ』
『突撃シャングリラ』
『秒シミュレーション』
『ChuChu』
『成増になります』
『ブルーベリー・ヨーグルト・スムージー』
『恋愛狂奏曲』
『ブラブラブラ(Dance Arrange Version)』
『Rainbow Arch』
『愛A.S.A.P』
『STAR LIGHT~星色のこの気持ち、空に映れ~』
『エメラルド・クリームソーダ』
-ENCORE-
『永遠に』
『ムテキモード』
SNS
https://www.ready-to-kiss.jp/
https://x.com/READYTOKISSoffi
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キズ / 『仇』
来夢さんの歌詞ほんとにグッと来る。この先ずっとかっこいい歌
詞歌ってて欲しい。
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Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね