投げたわ砂の星
撒いてはかなわない
かすかな雨の音
私はかげらない

ほんとの砂漠は淡い色じゃなく
深い色で足音をとめる

貴方ばかりが
トカゲのように
さまよいだして
目をうばわれる

そんなのいつも部屋の電気を
見つめるだけで伝わってほしい

サハラ砂漠
夜がきても 遠くかなた 砂の影で
サハラ砂漠
思いはなぜ 砂のように

海まで行けば
与えられても
水で溶けてく
帰らぬ旅だったけど

そうすればふたり世界を終えては
ひとつもう一度はじめてみた気がして

サハラ砂漠
道はいつも 沈むようで 浮かんでいて
サハラ砂漠
もう見えない きこえるのは 雨の音

夢がやんで 地平線がのびる


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