もしかしてボクラ
どこか何かに狂ってるくらいでちょうどいいのかもよ
ねぇ だってまつみは笑う 狂言者だから

(あの娘は狂言者だ!)ああボクは知らなかったんだ!
(いわゆるヤバめの信者だ!)気になるあの娘は!
(残念にも宗教家だ!)まことに残念なことに!
(新興宗教信者だ!)新興宗教に入っていた!
(なんなら宗教一家だ!)それも家族ごと!
(新興宗教一家だ!)宗教一家だ!

(まつみ!)何故か気になってたクラスメイトの窓際のあの娘が
(まつみ!)「私のうちに来ない?」って 誘われるまま俺行ったんだ
(まつみ!)たぶん一人同士のボクラだったからだと思う
(まつみ!)教室じゃ見せることない(まつみ! まつみ! まつみ!)顔を見た!

(あの娘は狂言者だ!)あぁボクは知ってしまったんだ!
(いわゆるヤバめの信者だ!)まつみさんの真実を!
(おうちでお祈りしていたんだ!)救いがそこにあるんだって!
(あの娘は笑っていたんだ!)

もしかしてボクラ
どこか何かに狂ってるくらいでちょうどいいのかもよ
ねぇ だって何かに誰もがよりかかっていて
この世界からボクラを どこか救ってくれるのは
ネットで見たオシャレな服か 勉強か 恋人か 金か…
貴方にとってはどれですか?

(あの娘は狂言者だ!)盲目にもほどがある!
(いわゆるヤバめの信者だ!)他には何もいらないって!
(「壊されて」しまっていたんだ!)まともじゃない!だけど!
(あの子は笑っていたんだ!)笑っていたんだ!

(まつみ!)「イカレタ信者だ」って 陰口言われてんのは知ってるんだって
(まつみ!)「可愛そうね」と高みから(まつみ! まつみ! まつみ!)哀れむ!

(あの娘は狂言者だ!)我々を哀れみ!
(いわゆるヤバめの信者だ!)ありがたい話をねぇ!
(お話を聞かされたんだ!)いい顔でするのさ!
(あの娘は笑って言ったんだ!)

「私ね、不思議な存在と会話したりだとか、
悪しきものと戦う超能力だとかそんなのは一つもないの。
けど、あの夏よりも後に生まれた少女は、
「遅れて来る終末の王を迎える特別な巫女」としての役割を与えられる。
あ、君、ネコは好き?
あの方はね。イケない子ね。リュックにネコを入れて家を出たの。
幼くして町を捨て、柵の外を目指されたのよ。
そして山籠もりで14歳になった時、上位の平行宇宙から大天使が舞い降りて
永遠の14歳として旅する運命を背負った。
でも誰も見たことはないよ。
ネコはパンかもしれないし、神様はサボテンかもしれない。
あの人がそこにあるというからネコはそこにある。
彼が言うにはね、もうすぐ絵に描いた餅が。
私達がいつか描いた非日常が 全てを飲み込んでくれるんだってさ…」

結局、ネコが苦手なことも言えず黙って聞いていた僕に、
長い長いお祈りの後、彼女は一息ついてこう言った。

「でも、もしだよ。もし私があの夏より前に生まれていたら、
例えば夏に生まれたら「なつみ」とか、
そんなどこかで聞いたような名前で、どこにでもいる普通の子になって、
下らないつまらないクラスメイトの会話にも笑って混ざってさ。
何も知らないまま テストでいい点とれば褒められて、
放課後はハンバーガーショップで 誰が好きとか誰と手を繋いだとか
そんなどうでもいいことで盛り上がっちゃえたりするような毎日も、
それはそれでよかったかもねぇ。」

って!!!

もしかしてボクラ
どこか何かに狂ってるくらいでちょうどいいのかもよ
ねぇ だって何かに誰もがよりかかっていて
誰かが勝手に作った「何か」を本物と信じていて
そのどれもが結局のところ いつか死にゆく為の「家畜のエサ」
死にゆく為に列を成して踊る「犬死の宗教」だから

(あの娘は狂言者だ!)何言われたって関係ねぇ!
(いわゆるヤバめの信者だ!)ハッピーなんだって!
(アンテナをもらったんだ!)それがあればさぁ!
(あの電波受け取れるんだ!)全部うまくいくんだって!
(彼女は狂っていたんだ!)狂ってるけどねぇ!
(あの娘は笑っていたんだ!)笑っていたんだ!

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