欧羅巴(ここら)では名の知れた牡猫(ねこ)の奇術師
自慢の口角毛(こうかくもう)を揺らし武勇を誇る
儼乎(げんこ)なる象に化けども
威猛な獅子に化けども
渺渺(びょうびょう)たる鼠にはよもや化けれまい
一芝居打ち人喰いオーガを喰らう
魔法の長靴が生んだ富は人を新たなオーガに変えた
編上げを解いて裸足で旅に出よう もうこの靴は襤褸(ぼろ)さ
闇を覗く客人は今宵も集う
今では腕を買われ演目を掛ける
はいどう 醜男(しこお)を這わせて
はいどう 頸輪を締め上げ
はいどう 鞭を唸らせて罵倒する
おまえに買われた命は
声を枯らして叫ぶ
開いた瞳孔は最期に何を見た
生まれた月の獣に乗って廻れ
疲れ果てた四肢を回転木馬(カルーセル)に預け夢見る丘へ運ぶ
資格もなく鞍にしがみ付いた人間(もの)は振り落とされてしまう
仮面を外すリングマスター(座長)の口が裂ける
感情を殺して無様に笑う度 ピエロの風船(バロン)が飛んだ
失うくらいなら心など壊してしまえとナイフで刺す
彼は無口なままリボン掛けの靴を僕に履かせてくれた
世界中に散ったグリムの血を引く者を共に追う為に踊る
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