2018-05-22
神戸在住の若き3ピースガレージロックバンド<がらくたロボット>新宿レッドクロスに初登場!
2012年神戸で結成。横並びの同世代バンドとは一線を画するアプローチで一部のマニアの間では話題になりつつある神戸在住の若き3ピースガレージロックバンド<がらくたロボット>が2018年5月17日、新宿レッドクロスにてライブを敢行!その模様を急遽レポート!
5月17日、新宿レッドクロスがおくるイベント「TOP GEAR SHOW!!」に3ピースのガレージロックバンド、がらくたロボットが出演した。神戸在住の彼らは、レッドクロスでライブを行うのは今回が初。会場がもつヴィンテージな雰囲気もこだわりの機材も、よく似合うだろうなあと想像していたが、彼ら自身もこのステージに立つことは念願だったそうだ。
がらくたロボットはこの日、3番手に登場。学ランを自ら改造したお馴染みの衣装を着たヤマモトダイジロウ(vo>)、タイトなスーツに身を包んだムラカミフウタ(ba&cho)、イノウエタカヒロ(dr&cho)がステージへ。すぐさまヤマモトはウィルコ・ジョンソンのごとくマシンガンのように抱えたギターでフロアを数発狙い撃ち。彼が焦点をあてたのはこちらの固定観念か、それとも痕跡を残す予告か。「オーライ新宿レッドクロス! 俺らが神戸から来たがらくたロボットや!」。ヤマモトの威勢のいい一声でライブはスタート。1曲目は「産叫」。4月にリリースした1stフルアルバム『ツキノアリカ』の冒頭を飾るナンバーだ。ヤマモトが実際に誕生したときの産声が収録されたこのナンバーは、がらくたロボットというバンドが産まれるために叫んでいる、言わば始まりの曲。ほぼ単語で綴られた7行のリリックとシンプルなコード。潔さと壮大さが相俟って、ライブでは音源以上の説得力をもって響いてきた。堂々の幕開けだ。
一転、骨太なリフでヘビーなグルーヴを生む「Heartful Murder」、ハードポップな構成でフロアを揺らす「Runaway」と間髪いれずにステージは進む。彼らの楽曲はどのナンバーも突き抜けた衝動があふれているが、ベースラインからもギターのリフからもドラムのビートからも、音に向かう意志を強く感じる。だから、単なる疾走感で終わらないというか、3人のバンド・アンサンブル自体がこのバンドを雄弁に語っているというか。融合したりぶつかったり、一時もそこに留まっていない臨場感。それが色濃く浮き出たのが4曲目に披露された「My way」。イノウエの跳ねるイントロからどんどんテンポが早まっていき、次第に思わず目を見張るほどの超高速「My way」に。途中でリズムを整えることも可能だったと思うが、ヤマモトもムラカミもそうはせず、イノウエが叩き出す高速ビートに乗っかった。むしろ「お? そうきたか」と楽しむくらいの勢いで。このパターンで曲が台無しにならないのは、メンバーそれぞれの柔軟な技量と信頼があってこそ。高速テンポに乗ってヤマモトが<Sing my way>とうたう。これががらくたロボットのやり方だ。実に痛快だった。
その後は、フレッシュなメロディでドラマチックな世界を浮かべた「Oh yeah」、爆音の中に葛藤を放った「Strawberry Dreamers」と続く。ベースから延びたカールコードを生き物のように伸縮させながら、しなやかな体でラインを刻むムラカミ。ソリッドかつ情緒豊かなビートでトライアングルを結ぶイノウエ。ギターをかき鳴らし、激しくもロマンチックな両極を行き来するヤマモト。この3人のエモーションが重なり合った瞬間に生まれるエネルギーが凄まじい。がらくたロボットのライブの醍醐味はここにある。「ロックはいつだって自由なもんだぜ。ツキノアリカを探しに行こう」というヤマモトの言葉に導かれ、ラストは新作のテーマにもなっている「ツキノアリカ」を。ステージ上でひときわダイナミックに展開していくこの曲が、風を吹かせるようにフロアの景色を変えていくのを感じた。気づけば、演奏された7曲はすべて、ニューアルバムからの楽曲のみで組まれたセットリストとなっていた。
ザ・フーを聴いて音楽に目覚めたヤマモトが結成したこのバンドのルーツは、パンクロック/ブリティッシュビートにある。そして、現在21歳の彼は、抜群のソングライティングの才もあって見事に温故知新を遂げた楽曲を作り出している。それができているのは、この3人で生まれる音を大切にしているからなのだと、今日のライブを見て改めて思った。自分たちの物語を紡ぐことでロックンロールが鳴っている。がらくたロボット、初の新宿レッドクロスでのライブは、そんなロマンを見せつけた一夜だった。
(Text :DONUT秋元美乃)
(photo by 新保勇樹)
<2018/5/17@新宿レッドクロス セットリスト>
M1:産叫
M2:Heartful Murder
M3:Runaway
M4:My Way
M5:Oh Yeah
M6:Strawberry Dreamers
M7:ツキノアリカ
□がらくたロボット PROFILE
神戸在住の3ピース ガレージロックバンド。
2012年10月、当時高校1年生だったVo. & G.のヤマモトダイジロウを中心に地元:神戸にて結成。2014年、現メンバーであるムラカミフウタ(B)・イノウエタカヒロ(Dr)が加入し現体制になる。2016年5月、1st MINI ALBUM「GOOD BYE-THE SUN」で全国デビュー!初期衝動をそのままに破壊力抜群の独自のロックンロールスタイルを時代に叩きつけた2nd MINI ALBUM「BREAK OUT」でその独特な存在感が話題に。2017年10月よりカセット3部作としてシングルカセットをライブ会場限定販売開始とともに活動本格化宣言!2018年4月25日に1st Full Album「ツキノアリカ」発売。
[Member]
Vocal & Guitar ヤマモトダイジロウ (1996.07.03生 21歳)
Bass & Chorus ムラカミフウタ (1997.03.28生 21歳)
Drums & Chorus イノウエタカヒロ (1991.05.14生 27歳)
□[DISCOGRAPHY]
◆1st Full Album 「ツキノアリカ」
2018 年 4 月 25 日発売 BZCS-1159 定価¥2,315+tax
Bellwood Records/ROCKBELL
<収録曲>
1 産叫
2 Heartful Murder
3 Runaway
4 My Way
5 Oh Yeah
6 君を待ってる
7 STOP
8 Lazy Crazy Sunday
9 Strawberry Dreamers
10 Andy’s Trying (Andy’s Crying)
11 トンネル
12 ツキノアリカ
YouTube
□1st Full Album「ツキノアリカ」主な配信サイトURL
<ダウンロードサービス>
iTunes store https://itunes.apple.com/jp/album/id1352222725?l=ja&ls=1&app=itunes
レコチョク http://recochoku.jp/album/A2001179140/?affiliate=4350010262
mora http://mora.jp/package/43000014/BZCS-1159/
<サブスクリプションサービス>
Apple Music https://itunes.apple.com/jp/album/id1352222725?l=ja&ls=1&app=music
Spotify http://open.spotify.com/album/5P79MzIgGcBRiYTs0VB9BV
LINE MUSIC https://music.line.me/album/mb00000000015eeef5
Google Play Music https://play.google.com/music/m/Busbrgqb6zi3yo4lmy7yaveegiy
AWA https://mf.awa.fm/2HvzHMP
<ライブ会場限定販売 シングルカセット3部作>
◆第1弾: SIDE A:1.「STOP」
SIDE B:1.「One Hundred Guns」2.「トンネル」
※全3曲収録 ¥1000 /カセットテープ100本限定発売
◆第2弾:SIDE A:1.「Strawberry Dreamers」
SIDE B:1.「Oh!Yeah」2.「君を待ってる」
※全3曲収録 ¥1,000 /カセットテープ100本限定発売
◆第3弾:SIDE A:1.「Heartfull Murder」
SIDE B:1.「Andy‘s Trying」2.「サナギ」
※全3曲収録 ¥1,000 /カセットテープ100本限定発売
◆『GOOD-BYE THE SUN』 (初回プレス完全限定盤アナログ12inch LP)
2016年6月10日 発売 BZJS-1002 / 定価:¥1852+(税)
Bellwood Records
<収録曲>
M-1:ディストーション
M-2:Stand by Me
M-3:リケルトン・ブック
M-4:街
M-5:Morning glory
M-6:塗りつぶせ
M-7:GOOD-BYE THE SUN
◆1st MINI ALBUM『GOOD-BYE THE SUN』
2016年5月25日発売 BZCS-1137 / 定価:¥1500+(税)
Bellwood Records
<収録曲>
M-1:ディストーション
M-2:Stand by Me
M-3:リケルトン・ブック
M-4:街
M-5:Morning glory
M-6:塗りつぶせ
M-7:GOOD-BYE THE SUN
◆2nd MINI ALBUM『BREAK OUT』
2017年3月8日発売 BZCS-1151 / 定価:¥1389+(税)
Bellwood Records
<収録曲>
M-1:Lonely It’s Alright
M-2:Bye Bye Baby
M-3:キングコング
M-4:リンダ
M-5:BREAK OUT
M-6:ハネル
□EVENT LIVE
<京都>いつまでも世界は...(京都の街を使ったライブサーキット)
日時 2018/5/27(日) / 会場:京都の街にある各ライブハウス等
※がらくたロボットの出演は13:00~京都VOXhallになります。
<名古屋> SAKAE SP-RING 2018
日時 2018/6/2(土)・6/3(日) OPEN 11:30 / START12:00
会場:名古屋・栄 一帯のライブハウス・クラブ等
※がらくたロボットの出演は6/3(日)19:00~R.A.D になります。
<大阪>がらくたロボット ”Shout To Born~ツキノアリカ 発売GIG“~Supported by JUNGLE☆LIFE & Pangea
日時 2018/6/12(火) OPEN18:00 / START 18:30
会場 心斎橋 Live House Pangea
出演 PARKLIFE / スーパーバック / Lahaha / and more...
<東京:下北沢> CLUB25125th ANV. EVENT “25市 ~25日の革命~
日時 2018/6/25(月) OPEN18:00 / START18:30
会場 下北沢CLUB251
出演 ANFILMS / The Doggy Paddle / SEENA SHEEP SKIN alca / and more...
□INFORMATION
がらくたロボットオフィシャルHP garakutarobot.com
がらくたロボット twitter https://twitter.com/GaraRobo
記事提供元:
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新着コメント
Neverland / 『HumaNOISE』
歌詞合ってる?
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
ジャケットイラストのギャグが最高です
咲人さんのイラストに影響されて女性の友達とクリスマスに
シードルを飲もうと考えました 断わられました
咲人さんの絵は手つかずの新雪のよう 語学の勉強も真面目
です
咲人さんの絵はとても良いのでこれからも描き続けてくださ
い 独創的かつ笑えるイラストです 好きです
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
インサクリファイスが好評です ナイトメアメンバーで仲間
の飲み代をまとめて払うと雑誌で語っておられた咲人さん
ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
す キリストとご自分にとても似た意識を持っているのかも
しれないと思いました
downは意味を調べました 夜明け、でした
いつか一緒に朝日を見ようという歌詞に救われました
ジャキガンマイスターは咲人さんのセンスの良さが光ってい
ますね
JAKIGAN MEISTER / 『Bhava』
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ナイトメアでキリストはユダと詠まれていました 二年前の
Withはラクリマクリスティを意識したと知りました 咲人
さんのナチス嫌い発言
咲人さんにはキリスト教に対する照れのような感じを受けま
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しれないと思いました
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ますね
DIR EN GREY / 『「楓」~if trans…~』
気持ち悪すぎ。犯罪者