時々、擦り切れる世界 今更、君去りし未来
夢より曖昧なものに 縋って生きていた
継ぎ足し、足りない言葉に
差し引き、有り余る想い
虚しい帳尻合わせに 何かを見落とした
奥深く芽生えてしまった執着さえも仇となり
不安の中でも目を開けたあの頃みたいになれない
眠りから覚めて 夢じゃなかったと
想い知らされる朝が 嫌いなんだ
消化するだけの膨大な時を目の前に独り、震えてた
時々、君なしの世界 今更、持て余す未来
月より届かないものを 近いと信じてた
降りかかる否定の中、君の肯定だけが盾となり
不安の中でも息をしたあの頃みたいになれない
籠の中の空 ただ泳いでいた
そんな不自由さこそが 救いだった
生温い風が 肌に触れたまま
ずっと流れ流れ いれたなら
眠りから覚めて 夢じゃなかったと
想い知らされる朝が 嫌いなんだ
消化するだけの膨大な時を目の前に独り、震えてた
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