2014-05-20
阿部真央、こういう人になりたいんですよ、私も

デビュー5周年イヤーの幕開けを飾るニューシングル「Believe in yourself」は、疾走感があって爽快なアッパチューン! アニメ『ベイビーステップ』のオープニングテーマとして書き下ろされたものだが、阿部真央の想いが落とし込まれた一曲となっている。
──本シングルはデビュー5周年イヤーの第一弾となるわけですが、タイアップは別として、やはり勢いのあるものを出したかったとかありました?
ありましたね。デビューアルバム(『ふりぃ』)のリード曲だった「ふりぃ」が阿部真央のイメージとして浸透しているというか…アップテンポな曲って、この5年の間に出したアルバムの中でたくさん書いてるんですけど、歌いやすくてアッパーで、みんなでウワー!ってなれる曲って、「ふりぃ」ほどのものがないなと思ってて。そんな最中、NHK Eテレの『ベイビーステップ』のオープニングテーマのタイアップのお話をいただいて、原作をまず読ませていただいたら、これがすごく面白い漫画で! 漫画で感動することはあっても、モチベーションが上がったり、自分も頑張ってみようって思うことってあんまりないんですね。漫画って現実逃避に使うものだったので、私は。だから、“こんな作品があるんだ!”とすごい感動して。テニスの話なんですけど、主人公のテニスに対する姿勢みたいなものが、私が漠然と描きたいと思っていた好きな人間像だったというか、夢に向かっての歩みかたがすごい好きで。とてもリアルに挫折していくんですよ(笑)。漫画だったらここで勝っとかなきゃいけないでしょって試合で負けたりするんです(笑)。で、挫折をして、ちょっと成功して、負け試合でも何かを学んで、それを糧にして力にしていくっていう。そうやって主人公は自分ができることをコツコツやって、テニスの力を付けながら人間的にも成長していくっていうストーリーなんですね。私はそういう人になりたいし、そういう人が好きなんですよ。自分が思い描いている自分とちゃんと日々向き合いながら生きていかないと、自分を高めていくことはできないっていう、その切り口とか、その答えとか、いろんなヒントが漫画の中に散りばめられていて、本当に縁だったと思いますね。で、この曲を書き下ろしたんですけど、漫画からもらったパワーだったり、考えたことを歌詞にしたっていう感じですね。
──原作の漫画を読んだ時は、“そうそう、私が歌いたかったのはコレ!”みたいな?
そう! “コレコレ! 言ってくれてる!”みたいな(笑)。だから、もうメロディーとかはすぐできたし、おおまかな骨組みもできて、“ここ、字余りになるなー”ってところを調節したくらいですね。全体を通して曲の完パケまですごいスムーズでした。アレンジも“この人に頼めば間違いない!”っていう方に…まぁ、akkinさんなんですけど。何度もお仕事をさせていただいていて、このメンバーでやりたいっていうのも最初からイメージができていたので、制作作業は早かったですね。
──さすがakkinさん!というアレンジですからね。こういうドライブ感のあるギターと疾走感のあるバンドグルーブというのも、真央さんの頭の中にあったわけですか?
そうですね。でも、漠然と投げてましたよ。明るくて、コードがあまり変わらなくて、タイアップになるのでポップで…みたいな。あまりマニアックなことはしないでくださいって。それを投げて返ってきたのが、もうこの状態だったので、分かってる!って感じでしたね(笑)。
──歌詞は“Believe in yourself”というタイトル通り、“君”に向かって言ってますけど、結局は自分に言ってますよね。
漠然とこういうことを書きたいと思ったきっかけが、去年がすごい良い1年で、ニュートラルな状態で過ごせていたんですけど、いろんな人を見ていく中で、“こういう人になりたいな”とか、“こういう道を歩んできた人が好きだな”とか、逆に“こういう人はあまり好きじゃないな”とか思ってて(笑)。だから、自分が目指す自分というか、もっと人間的に豊かになるにはどうすればいいんだろうって、自分の理想像とそこに向かうための方法を、いろんな人を見ながら考えていた時だったんですよ。で、この漫画の主人公の姿勢を見て、やっぱりこういう人になりたい!って。だから、結局は自分に言っていますね、今回も(笑)。こういう人になりたいんですよ、私も。
──それは5周年だから、この機会に自分を見つめ直す感じで?
見つめ直そうってあえて思ったわけじゃなくて、そういうタイミングだったんでしょうね。去年くらいから自分の悪いところとか、自分の至らないところにちゃんと目を向けようっていうモードだったんですよ。そういうのは前のアルバム(『貴方を好きな私』)で書いたりしていたんで、その延長線上みたいな感じはしますよね。今までは“こういう人になりたい”と思っていたけども、果たして自分にとってそれが幸せなのかって考えたり。すごい、自分のことばっか考えてたんですよ。そういうことを考えた時期だったんです。
──でも、そうやって自分自身のことを歌うのが一番リアルだし、受け取ったほうも響いてくるんですよね。だから、《楽な道は選ぶな》と言われると、“あぁ、選んでるよな?。逃げてるな?”って思ったり(笑)。
選んじゃうんですよね?(笑)。そうなんですよ! 一番駄目だなって思うのは、ズルをするクセがつくことで。自分が決めた道の上で頑張らないといけない瞬間ってあるじゃないですか。そういう時にズルをしちゃうと、良い結果って生まれない。目指すレベルが高ければ高いほど、楽なことをしていたらそこには辿り着けないと思うんですよ。
──どっちかを選ばなきゃいけない時ってしんどいほうを選んだほうが、後々のプラスになるんですよね。
絶対そうですよね! “先行投資か!”と思いますけど(笑)。若いうちに苦労をしておけってよく言うじゃないですか。まぁ、経験値というのもあると思いますけど、1個成長するためにはそれなりの痛みを伴うし、そういうものをどれだけ越えたかで後々自分に対する自信の持ち方も変わってくるというのもありますよね。
──そういうことを綴っている歌詞の中で印象的だったのが、《自分を諦めず生きた日々を 悔いなく終わる命でありたい》というフレーズなのですが。
死んじゃう!って?(笑)
──いやいや(笑)、終わりを見ているようだけど、そうやって自分に発破をかけているんだなって。
そういう気持ちでいたほうがいいんじゃないかなと私は思っていて…さすがに、“明日死ぬかもしれない”とまでは思ってないけど、できるだけそういうことを頭の片隅に置いて、毎日時間をすごせたらベストなんだろうなっていうふうには考えてますね。
──では、この曲のレコーディングはどんな感じでした?
オケはもうお任せだったんで、“完璧! はい、終わり!”みたいな(笑)。歌入れも、いつもは意外と頭で考えて歌ってるんですけど、今回はわりと得意な歌い方ではあって。声を張って、ちょっと男前チックな中性的な感じって得意なんで。あと、タイアップの話があったので…やっぱり小中学生とかが観ているわけじゃないですか。そういう人たちに対してあまりにもクセがある声だと入っていかないし、このシングルから阿部真央に入ってくる人も多いと思うので、ポピュラーな感じの声色がいいんだろうなと。そういうところを気を付けつつ、フラットに近い感じで歌いましたね。
──結構考えてたわけですね。すごく自然な感じだし、サウンドに乗って気持ち良く歌ってるのかなと思ってました。
もちろん気持ち良かったですけど、意外と前よりももっともっと考えるようになったかもしれないですね。今までってテレビがどうとか考えなかったですからね。でも、より良いかたちでっていうのを考えると、結果そういうふうに歌うことで曲に合うヴォーカルになったと思うので、それで正解だったなーと思うんですけど。
──“こんなにさわやかな曲って今までにあったっけ?”と思うくらいになりましたしね(笑)。
そうですね(笑)。本当にね、押し付けでもなく。自分で言うのもあれですけど、5年前の衝動みたいな感じでもなく、もちろん憂いもなく、本当に明るいし、さわやかですよね。
──そんな表題曲に対してカップリングが…
「疲れたな」で。真逆ですよね(笑)。
──ね(笑)。表題曲がバンドサウンドだったので、カップリングはアコギの弾き語りで?
そういう流れできていたので、それがいいなと思って。で、この曲は作った時から多分バンドではないだろうなと思っていたから、自然の流れでそうなりましたね。
── この曲ができた背景というのは?
デビューしてすぐに書いた曲なんですよ。だから、5年くらい前に書いた曲で、その時ってデビューしました、デビューアルバムも録ってます、次のシングルのためのレコーディングもしてます、その最中に次のストックを作らなきゃいけないから曲も作りましょうって、もう目の前のことでいっぱいいっぱいすぎて。PV撮影だったり、取材やキャンペーンもあったし、ライヴもあったし。かつ、本来集中すべきじゃないところで考えることがものすごくあったから、まったく曲が書けなかったんですよ。で、曲が書けないことでさらに気持ちが落ちてしまって…。そうやって落ちている時期がずっと続いていた時に、曲は書けないけれど、せめてこの苦しい気持ちを書こうと思って、絞り出したっていうか。だから、誰かに聴かすとかそういうのじゃなくて、とにかく絞り出したっていうのが、この曲が生まれた背景ですね。で、5年の時が経ち、「Believe in yourself」のカップリングを録りましょうってなって、ストックを連続でバーッと聴いてる時に、この曲だけ歌詞がすっと入ってきたんですよ。今の私に。なんか、この曲に呼ばれている感じがして、今回入れることになったという。
──その当時の思いに惹き付けられたのでしょうね。この曲って《疲れたな》と歌ってるし、後ろ向きな感じなんですけど、すごい前向きな曲だと思うんですよ。“疲れたな”とは言ってるけど、“もうやめよう”とは言っていないですからね。
あぁ、確かに! 汲み取ってくれている?、嬉しい(笑)。そうですよね、やめなかったんですよ。ここで終わらなくて本当に良かった(笑)。
──今のタイミングでこの曲が引っかかったというのも縁ですね。
そうですね。今はもうこういう観点で曲を書けないだろうから、どこか羨ましい気持ちがあるんですよね。あと、こういう気持ちに対してまざまざと向き合う時間って年々なくなっていて…今は落ち込んだ時の対処の仕方が分かっているし、早く回復してしまったほうが楽だというのも分かっているので、こういう気持ちに浸る時間が少ない。だからこそ、ものすごく純粋に“こういう気持ちはあるな”と思ったり、そのピュアさが羨ましく思えたり。すごく引っかかったんですよね、この曲。
──確かにそうですよね。歳とともに落ちる前に抜け出す方法が分かるというか。
分散できるというかね。それはそれでいいことなんですけど、この時の感覚は今はないんだなと思いますし…純粋じゃないですか。分からないからこそ、もがいてるところが。だから、書いた当時は全然お気に入りの曲でもなかったですし、これを世に出したいとも思ってなかった。
──むしろ、聴くと辛そうですもんね。
そう、聴きたくない(笑)。でも、5年経ってこの曲の持ってる良さ、良い面みたいなのが見えてきて、今の私にハマったというか。
──そういう意味でも、デビュー5周年イヤーの幕開けのシングルとして相応しいシングルになりましたね。
そうですね。裏表がすごいはっきり分かれていて、分かりやすいですよね、阿部真央というアーティストが(笑)。明るいだけじゃない、みたいな。
──どっちかというと表題曲のほうですが、こういうシングルを作ったことで、自分自身にとっても5周年の弾みになります?
…私はあんまりないかもしれない(笑)。5年間やってこれたっていうのはものすごいことだと思うし、みんなに感謝するべきことなんですけど、“5年目だからいくぜ!”みたいなのが私にあるかと言うと、そういう人間じゃないから(笑)。
──真央さんらしいですね(笑)。
もちろん、5周年ってスペシャルなイヤーだと思うんですよ。そういうところに乗っ取っていろんなことを企てるし、武道館も決まっているわけなんですけど、語弊があるかもしれませんが、だから?って。ここが終わりじゃないんで。ただ、最初に言ってた「ふりぃ」の次の楽曲として受け入れてもらえる曲になるかなっていうのは予感はしてますけど。
──絶対、ライヴで起爆剤になる楽曲ですよね。
ね。オープニングでウォーってなる曲かもしれないし、本当にそういう立ち位置の曲になる気はしています。なので、ライヴでやるのが楽しみです。
取材:石田博嗣
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